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政治家の公共工事への口利きなどを巡る疑惑が噴出しており、いいかげんうんざりの日々です。
市川市も最近2件の出来事が新聞沙汰になりました。
■清掃事業をめぐる不正事件
3月7日の朝日新聞には、
「市の清掃事業 元請けが不正伝票指示 下請け解消の被害 告発者名市が漏らす」
の見出しがありました。その内容は
- 市の道路側溝の清掃事業を請け負った、市内の大手リサイクル・産業廃棄物会社が、請け負った事業を千葉市の産廃処理業者に下請けに出す際に、実際に処理した汚泥量を水増しして伝票を切る様に指示した
- 元請けは業務委託を2300万円で受けながら、735万円で下請けに出した
- 下請け業者が2月7日に市長当てのメールでこの件を内部告発してきた。
市は両者から事情聴取しましたが、その際に市の職員が告発メールを送ってきた事業者名を元請け会社に漏らした為に、内部告発をした下請け業者が下請け関係を解消されると言う被害を蒙ったということです。
3月議会中に中間報告として、市長が発表した内容は以下のとおりです。
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◆水増しについて |
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市職員が事業発注前と施行後に量の目視などしており、水増しの事実は確認できていない。空伝票についての確認もまだ出来ていない |
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◆金額の開きについて |
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汚泥の処理費用などは産廃業者への支払いに含まれていない。下請けは元請けの業務すべてを行っているわけではない。 |
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◆職員の対応について |
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名前は一切言っていないが、同意を与えるようなしぐさをした事は適切ではなかったと、厳重注意処分を行う予定。 |
今回の報告だけでは、釈然としません。
なお一層の調査が必要で、その報告が6月議会に求めていきたいと思います。
特に、水増しや空伝票についてはその費用の詳細の公表を求めていきたいと思います。
また、こうした不正が事実なら、それについて勇気をもって告発した側をこそ守っていくのが行政ではないでしょうか。税金の無駄使いの指摘は誠意を持って対応すべきです。
■消防署職員の不祥事件
市川市消防局女性救急隊員が、昨年、出会い系サイトで知合った男性と共同で、インターネットを使って猥褻画像の販売をしていたと言うものです。ネット上でこの行為が不法行為であると言う読者からの指摘にも関わらず、継続していた為、その人から警察に連絡され発覚しました。30万円の罰金刑が言い渡されています。市では、職員懲戒審査会でその処遇を決めていくそうです。
市川市の女性消防局員の活躍を応援していたのに本当に残念な事件でした。
しかし、このような個人の不祥事にめげずに、従来通り、誇りをもって消防・救急の仕事をしてもらいたいと思います。
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