市川市男女平等基本条例が全廃の危機! その後
 
 

条例に関する質疑(15人)が行われました。
市川市議会のHPに録画で見られます。
その後の経過  http://www.city.ichikawa.chiba.jp/gikai/broadcast.htm
30日の午前1  (1:07〜)
1日の午後2 (はじめ〜) をご覧下さい
29日の午前中の1・2番目は、改廃派の身内の質疑。ここで、彼らの主張がはっきり分かります。それ以降はわれわれ反対派です。
私は、29日の午後1の最後で質疑しました。

要約は以下の通りです。

  1.29日の議事進行に対し議長の対応
    現条例が「男女の性差を一切否定する」という提案者の答弁は取り消されました。
「現条例は一切否定とはかかれていない」
ここで提案理由の根拠の一つは崩れています。
  2.11月30日午前1の質疑(1:07 2/3経過)において、 議事進行を賭けました。
   

1)提案者の答弁で「全国でこのような条例の成立の結果、教育現場での混乱が起きた」
とは、全国の市議会を侮辱するものだ。取り消しを求める。
条例と教育現場の混乱の因果関係は答弁において、なんら証明されなかった。
2)「男女の性差を一切否定する」という文言は取り消されたが、本日もなお、「性差の否定が、ジェンダーフリーという作られた概念装置であり、それが現条例に流れる思想」として、条例を提案している。そのことは間違っている。取り消しを求める。
と議長に訴えましたが、
1)については後刻調査
2)については、議長は、「『一切』については、現条例と異なるので、削除を命じたが、『男女の性差』があるということは、提案者の信念である。この議事進行はあなたの意見だ。議事進行として不適当とする。」と取り上げてもらえませんでした。

2)についての解答は以下の通りです。

  12月1日午後2のはじめ
    議長: 議長としては、高安議員の発言は、今回の条例の根幹をなすものであると判断した。したがって、議長としては双方の意見の相違であると思うので了承願う。
    石崎: 納得できない。
    議長: 提案理由が、全国の教育現場の混乱が男女の性差(の否定)に起因するということを最大の根拠にして、22人の賛成者を持って提案されたことは重いこと。
議長がこれを取り下げることは条例の存在そのものの価値がなくなるため、それを排除できない。
    石崎 提案者の考えを否定するものではないが、事実に基づかない、一方的な思い込みによる提案理由を掲げ、、議会に条例を提案し、それを受理した、議長及び市川市議会の見識が全国に問われる。
    議長: 基本的に満たされた議案の提案をされれば受けざるをえない、内容が納得いかなくても、これが公平な議事運営だ

現条例は「性差を一切否定する」の「一切」を取り消した後も、現条例が、「性差を否定する」と何度も答弁でくりかえしていますが、 現条例には「性差を否定する」などの文言はひとつもありません。また、そんなことを思っていもいませんし、ジェンダーの定義にきちんと書いています。(生物学的性差とは別の、文化的、社会的な性差をさす。)
上記のように、相手方の条例提案の根拠は全く崩れているのに、このまま進むのが公平な議事運営とされてしまいました。
こんなことがあってもいいのかと、大変悔しい思いをしています。

  • 12月1日に、現条例派の4会派から、議長に対し、提案された条例の「継続審議」を求める申し入れを行いました。
    議長は、新条例派の4会派に対し、「継続審議」の要請を行いましたが、彼らはそれを「拒否」しました。
  • 12月4日の総務委員会では、16本の「新条例に反対の請願・陳情書」を読み上げることなく、あっさりと否決。賛成1本は可決されました。
  • 12月6日午前11時ごろより、討論・採決となる予定です。
    こちらも是非傍聴してください!

相手方の思い込みで条例を全廃されてはかないません。論理矛盾が質疑によって、明らかになりました。
なお、皆様から送られた資料・情報を質疑の中で充分に、活用させていただきました。本当にありがとうございました。
また、市議会へのメール・FAX等は674件を越す勢いで届いています。

引き続き、メール・FAXの抗議をおねがいします。

★「市川市役所」で検索してください。
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/
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★FAX番号:047-336−8025



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