千葉県では、去る2月1・2日に男女共同参画フォーラムが開催されました。
昨年、全国3番目の女性知事として、フェミニスト議員連盟の会員である堂本暁子知事が誕生して10ヶ月。両日は千葉県のみならず全国から1700名もの参加者が集まり熱気にあふれていました。

フェミニスト議員連盟とは?

◆てい談の内容

てい談は、堂本知事・樋口恵子さん・古橋源六郎さんで行われました。
知事は昨年まで、参議院議員として「男女共同参画基本法」の制定に尽力してきたことから、法律の隅々まで理解し、3人で成立へ向けてのエピソード等を交えて話が進みました。
特に、法律制定時にはなかった「生涯を通じた女性の健康支援」については内閣府による基本計画にきちんと盛り込まれた事、また、DVについても、その法律が出来た事など喜んでいました。今年度は千葉県条例も制定されます。すでに、「女性専用外来」や、婦人相談所の弾力的運用・24時間電話相談の実施等が始まって、好評であることなど話題となりました。

◆分化会「参加から参画へ〜地域で、職場で、政治の場で」での内容

「その後、4つの分科会に分かれて各会場とも熱のこもった議論が行われました。
私は「参加から参画へ〜地域で、職場で、政治の場で」と言う分科会でパネラーの一人として出席しました。

JA千葉女性部の峰島歌子さんは、「生意気な嫁」と言われながらも、JAの役職員との対話集会を開いたり、「女は口を出すな」と言われながらも発言をし、この30年間で、JA千葉での女性の参画の道を着実に開きつつあるとの事。現在は県内のJA女性理事を誕生すべく定款の改正等に取り組んでいらっしゃいます。
資生堂人事部の大蔵通宏さんは、顧客の9割が女性・雇用者の7割が女性という職場である事からも、女性が意思決定に参画する事で「ジェンダーフリー推進活動」を進めてきたとのこと。かってのヒエラルキーの人事ではなく、フラットな構造で一人一人が責任を持って仕事関われるようにしないと現代のスピードに対応できない。特に女性の能力を生かせない企業は生き残れない。しかし、ガラスの天井を血だらけになって打ち破らなくてもいい様な環境に努力しているとのこと。
浦安市助役の山本尚子さんは、行政として育児・介護の支援やDV防止策を行っています。女性登用については、頭脳・体力・チャンスを生かすため若い内から育てることが必要とのこと。
私は女性議員をふやそうと言う運動から議員になったこと、現在市川市議会で超党派で「男女平等基本条例」を議員提案すべく議論している事、全国フェミニスト議員連盟で女性ゼロ議会をなくす運動を展開していることや、千葉県内の緩やかな議員と市民の会で、女性政策調べやDV対策アンケートを実施しとこと、県内のこうした動きが堂本知事誕生への布石になった等を話しました。

あらゆる分野に参加するだけでなく、きちんと発言・行動し、参画してこそ、男女共同参画社会が形成されるのではと思いました。

参考:自治体の女性政策についての比較調査
DV対策調査


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