お互いに名前を呼び合うことすらしなかった人々に、お互いの親近感をもってもらうため、名前を呼んだり、名前にまつわる話をしてもらった。また、いろはカルタも日本では珍しくないが、ブラジルではとても懐かしがられ、真剣に絵ふだを取った。なかには、ことわざの意味をとうとうと解釈してくれる人もいた。絵を描くということを何十年もしていない人も、色とりどりのクレヨンや色鉛筆で線を描いた。できたのできないのと、けっこう騒ぎながら楽しんだ。