この頃、ようやく新館の食堂だけが先に完成し、ゆったりしたスペースが確保できたので、受身の活動から、積極的な参加をしてもらう、より創造的なプログラムへと変化させていった。

  • 互いの名を呼びながらボールを投げる
  • 自分の名前の由来を話す
  • カルタとり・しりとり・なぞなぞ
  • 絵しりとり(絵を描いてつなげていく)
  • 線を描く


お互いに名前を呼び合うことすらしなかった人々に、お互いの親近感をもってもらうため、名前を呼んだり、名前にまつわる話をしてもらった。また、いろはカルタも日本では珍しくないが、ブラジルではとても懐かしがられ、真剣に絵ふだを取った。なかには、ことわざの意味をとうとうと解釈してくれる人もいた。絵を描くということを何十年もしていない人も、色とりどりのクレヨンや色鉛筆で線を描いた。できたのできないのと、けっこう騒ぎながら楽しんだ。

このように、自ら発言したり、行動したり、考えたりすることによって、徐々に自発性が出てきたように思われる。
 
 
積極的にレクレーションに参加してくれるようになる。
懐かしいいろはカルタに夢中


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