帰国して社会問題を学ぶ


二度目の爆弾宣言、今度はブラジルへ
夫の社内試験と私の大学の試験も終わり、ほっと一息つき、次年度の大学の履修プランを立てながら、今年もおもしろそうだと思っていた矢先、夫の例の
「話があるのだけれど・・・」
私は直感的にイヤな予感がして、冗談めかして
「また転勤?」
と尋ねてみた。夫はゆっくりとうなずいた。今度はブラジルのサンパウロ・・・。
サンパウロで一からポルトガル語を学び、生活にまず順応し、そしてその後、私に何ができるのだろう。
夫は子供たちからも迫られた。仲良しの友達との楽しい学校生活を変えたくない。外国にいくと、わざと目を細めてチノ(中国人)とかハポネス(日本人)と言ってからかわれた苦い経験をもつ彼女達にもやはり、深刻な事態に違いない。
しかし、時は待ってくれない。日々の忙しさに加え、手続き、買い物、引越しとことが進むにしたがって、ようやく一家中が混乱から脱出し、右から左へ頭が回転しはじめた。
家族の危機を好転機にしたい。そう思ってわたしは二人の小学生の娘たちと二匹の捨て猫を連れて、夫の待つサンパウロへ出発した。


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