2月議会に諮られた議案は全て可決しました。
   


■2005年度予算賛成多数で可決 石崎:賛成
2005年度の一般会計1080億、特別会計・公営企業会計含めて、総予算1964億3300万円が賛成多数で可決しました。
歳入は配偶者特別控除の上乗せ分や定率減税廃止により11.2億増、所得譲与税8.7億増、生活保護や児童手当等の国庫支出金が5.8億増と増額を見込んでいます。昨年は市債(借金)の発行が71.4億もあったが、本年度は52.8億と減額。扶助費においては児童手当の対象の拡大や医療費の伸び等により6.4億増。一方、人件費は4.5億の減額、公債費も6.3億の減額となっています。

千葉市長の本年度の基本姿勢として「更なる変革と挑戦」「協働の推進」「ネットワークの重視」の3つをあげています。将来を見据えたこの方向に大きく異論はないのですが、それぞれについては以下のように考えています。

  変革について  民間の経営手法をとり いれ、効率を追求し、職員の意識改革を断行。
      ともすれば、効率一辺倒で公共のあ り方も最小限にとどめてしまいかねない。
      大型公共事業については財源確保のさまざまな方式を取り入れ、財政負担を軽減して実現。
      しかし、国の主導する大型公共工事のメニューに乗っかり、福祉型にできない。
  協働について 自らの地域は自らが創る」として、市民の力で地域を活性化していく。そのための場や機会を作るのが行政の役割、と市民税1%を市民活動費助成にあてる。
      市民力を生かそうとの努力は認めるものの、結果的には一部の人ばかりに負担がかかっている現状。ITの駆使で、もっと多くの市民にまで広げるべき。
  ネットワークについて 市民と行政、都市間、国際間と広げた発想で、情報公開と情報交換による信頼関係の構築が重要とする。
      情報公開や説明責任はまだ不十分。特に道路建設や大型公共工事の分野では政策決定のプロセスや優先順位の付け方についての説明が不足。

以上の懸念事項はあるが、予算付けについては概ね良とし、本予算に賛成しました。

   
■特別職(市長・助役・教育長等)の退職手当に関する条例 石崎:賛成
  このたび、市長からの諮問に答えて、審議会の答申通り、退職手当を引き下げるための条例。因みに、市長の退職金は665万円の減額となります。
   
■使用料条例の改正 石崎:賛成
  西消防署の7階研修ホールが男女共同参画センターのホールなりました。
   
■防犯まちづくり推進条例 石崎:賛成
  身近なところでの犯罪防止のため、市・市民・自治会や事業者の役割を明らかにした理念条例。今後、基本計画を策定し、防犯に配慮した住宅・公園・学校・駐輪場等の防犯指針を作ります。
■防犯カメラの適性な設置利用条例 石崎:賛成
  現在多くの防犯カメラが設置されていますが、公的規制がないため、市民のプライバシーを守るための条例です。これによって防犯カメラの設置者は市に届け出をし基準を守らねばなりません。市川市でもすでに、保育園や文化会館、不法投棄現場等に134台のカメラが設置されています。今後市川駅や行徳・南行徳駅にも犯罪の抑止効果を狙い設置予定。
■景観計画の策定手続き条例 石崎:賛成
  景観法という法律ができ、市川市が良好な景観形成を諮るための計画を作るにあたっての手続きを定めた条例です。景観を重視するまちであることの表明となりますが、デザインや色や形態をどこまで規制できるかが重要になります。住民自ら作る景観計画区域に関しては、違反に対しての是正が可能となります。
■都市公園条例の一部改正 石崎:賛成
  公園内の放置物件(所有者不明の自動車・バイク等)対策として改正されるものでありホームレスの所有物やテントは対象外であると答弁で確認しました。
■雨水の地下浸透・有効利用条例 石崎:賛成
  ゲリラ降雨に悩まされる市川が、やっと地下水の涵養(自然に水がしみこむようにする)によって良好は水循環の保全と雨水の河川への流出を抑制するための条例に踏み込みました。雨水の浸透しやすい土壌地区では、建物の建築時に雨水排水計画の提出が義務付けられ、雨水浸透ますの設置を指導されます。既存の雨水貯留槽への補助金とともに、既存住宅への浸透ます設置が全額助成。さらに、市の事業として、集中的に宅地内に浸透ますを設置するモデル事業が、手古奈通りと中国分で行われます。

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