-無謀な計画
誰が言い出したのか、4年前の年の瀬も近い頃、「千葉県知事を自らの手で生み出そう!」などという超無謀な計画に頭を突っ込んでしまった私。年あけて2月の初め、千葉県の勝手連の会議で、私は参議院議員堂本暁子という人物に会い、彼女の話す言葉にとても惹きつけられました。およそ国会議員などという厳めしさも驕りもなく、私たちが日ごろテーマとしている内容について、私たちの言葉で語ってくれ、「同じ言語を使う人だ」という印象を持ちました。そして、私はこの人を知事にしたいと強く思い、それから一ヶ月必死で選挙運動に走り、駅頭では市民にビラ配り、街頭演説をしました。開票時には市川の開票所まで足を運び、一喜一憂。当確の知らせに体育館の隅で万歳をしたほどです。
-あれから4年、千葉が変わった
  産業廃棄物問題への取り組みや女性外来やDV対策は知事のトップダウンで動きがありましたが、千葉県が変わったのは、政策を県庁職員だけで作るのではなく、多くの市民・県民がかかわって政策を作ってきたことです。私は、「市民参加・市民参画」にこだわり続けてきましたが、その意味がこんなに重労働になるとは思ってもいませんでした。自らの手で知事を推し出したということは、そのひとに白紙委任をするのではなく、自ら政策の責任の一端を担うというなんと果てしないしんどい仕事だと実感しました。
まずは三番瀬の再生問題でした。県内の議員と共に、まずは基本的な要望書を提出、その後、再生会議が開催されるのを機会に、何度となく足を運びその進捗状況を確認してきました。男女共同参画条例作りでは意見を述べたり、研究会に参加したりして、条文を作り上げました。しかし、自民党の反対をうけ、今度は抗議運動を展開しなければならなくなったり…その甲斐もなくつぶされてしまいましたが。その後は地域福祉支援計画作り。各地で実行委員会をつくり、県民の手で、計画案に命を吹き込んでいく作業に参加しました。
多くの県民の方が当事者として参加してくださり、意見を反映できました。次世代育成や障害者計画、そしてホームレス自立支援計画策定やNPO推進も多くの県民参加で創られています。
-「真の市民参画」は計画を実行するまで続きます!
 

計画作りだけではなく、せっかくできた計画を実行するための地道な努力が求められます。その実現のために自らが動くことこそが「真の市民参画」というしんどい仕事であることを、堂本暁子さんを知事にする事で、学ぶことができました。「地方自治は民主主義の学校である」ということをあらためて実感しています。千葉の民主主義を続けたい!

そのため、もう一度、堂本さんに千葉県知事になってもらいたい!!私は今そう思っています。

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