|
| ◆都市計画道路3・4・18号線について | ||
|
私はここ数年この道路問題を取り上げてきました。こだわりの理由は私のかねてからの政治姿勢である「情報公開・市民参画・市民との協働・行政の説明責任」という一連の立場からどうしても納得がいかない点を質問してきました。情報公開や説明責任はいまや若い議員さんが、鋭く追及していますが、道路問題のような具体的な事例をもって、一つ一つ検証していかねばならないと思っています。又、もう一つのこだわりは風致地区を南北に走るこの道路について、長い間反対をしてきた市議会が、議会で可決するに当たっては「住民合意と十分な環境対策」という約束が付いていたという歴史的経過を無視できないということです。 |
||
| ■質問 | ||
|
3月28日の環境影響評価予測調査結果説明会について、抜き打ち的に行ったり、大気質の現況調査の高い数値を低い数値に差し替えがあったりした事実があるが住民の信頼関係を崩すことにならないか? |
||
| ■道路交通部長答弁 | ||
|
今後は適切な対応をしていく。 |
||
| ■質問 | ||
| 説明会での説明が不十分。調査結果だけの数値を載せるだけの時代は終わった。これらの数字の根拠を提出するのは当然。プロセスを重視する市長の市政に相応しくない。 | ||
| ■答弁 | ||
| 市民対象の説明会は限られた時間を有効利用するため、質問時間の制限をしたが、資料については個別対応して約束を守った。 | ||
| ■質問 | ||
| 将来交通量予測の9800台の根拠は? | ||
| ■答弁 | ||
| 平成7年の計画を策定したときの数字を使用した。→反論:根拠にならない! | ||
| ■質問 | ||
| 大気汚染予測を計算するための使用している数値が低く設定されている。将来の削減計画の数値を入れ込んでも、実現できない。又、全国一律の換算式では数値が低く出るので、都市部の環境の悪いこの地区では、現地の数値で換算式を設定すべきだ。 | ||
| ■答弁 | ||
| 技術手法には全国データから求めた式を使用することが明記されている。又、なお書きとして、「予測地域のデータが十分得られ、十分信頼できる式が設定できる場合はこれを用いることもできる」とされているが、今回は、この判断が難しいと思われたため、全国データから求めた式を採用した。 →反論:それでは、すべてのデータが信頼できないデータということになってしまう! |
||
| ■質問 | ||
| 大気環境の常時監視の測定局である八幡局の位置が31mの高さにあるが、環境省では平成8年に通達で、高さは1から10メートルと決められている。全国でもこのような高さの測定局は他にない。通達違反だ。WHO健康都市宣言をしようとするまちに相応しくない。改善要求する。 | ||
| ■答弁 | ||
| 技術手法に基いて高さの補正を行った後、予測している。 | ||
| ■質問 | ||
| 騒音の予測が環境基準を超えた。5.5から6.5メートルの防音壁や防音サッシが提案されているが、環境基準を達成できなければ、計画変更すべきではないか? | ||
| ■答弁 | ||
| 沿道住民の考えを聞きながら具体策を決定する。 | ||
| ■統括答弁(市長) | ||
| 3・4・18号線については 本来しなくてもよい環境アセスを行うなど、出来るだけ努力をしてきた。そのため議論に長い時間がかかっている。用地もすでに9割買収できている。質問者は何が何でも道路建設を阻止するんだという理論に基づいて議論をしているように思う。確かに、数値の異なる環境問題のことはあると思う。しかし、何年後かには水素ガスの時代。すでに、ハイブリットカーの時代だ。大局的な自動車環境も理解してほしい。特に市川市が下水道普及率の低いのは、この3・4・18と外環道路に関っている。大野地区や北部の自治会からは促進・早期着工の要望がある。出来るだけ早く着工すべしの批判もある。全体の市川市の道路体系からも出来るだけ早く着工したい! | ||
| ■意見 | ||
| 私の具体的な質問にきちんと答えず、あまりに大雑把な答弁だ。市民の様々な疑問にきちんと答えなければいけない時代だ!車が低公害車になるから環境は大丈夫などという議論は10年前の議論だ。それだけでは納得がいかないから、環境アセスの調査をし、一つ一つ確認していこうと長い間議論してきたのではないのか。その結果、数字が出てきたのだからその根拠をきちんと説明することこそが、行政の説明責任というものではないのか?非常に残念だ。又、八幡局の高さについては財政もきちんと予算化し早急に改善してほしい。 | ||
| ◆感想 | ||
| 平成13年9月議会で、この道路問題における住民との信頼関係についての私の質問に対し、市長は「お互いに民主主義の基本にもとった形で、プロセスというものの作り方、ルールが必要。市川もそう進んでいる」と答弁されました。年金問題も、試算したプロセスにきちんとした出生率の数値を入れなければ、信頼される結果は出てきません。逆に言えば、入れる数値によって、結果はいかようにも変わりうるということになります。 | ||
| ご意見、ご感想をぜひおきかせください。Email:takayo-i@msh.biglobe.ne.jp |
![]() Homeに戻る |