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| ◆平成4年に市が(株)大京より買収した真間山の斜面緑地について | ||
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今議会では多くの議員が緑地保全について質問していますが、市川市の緑地は5年前に比べて、6.8ha 減の131.8ha、農地も含めると30haもの緑地が失われています。こうした民間の所有地は買収したり、協定を結んだりして努力しているところですが、基本的には民間の開発に法的根拠を持って阻止出来ないという現状にもどかしさを感じています。今回は真間山の元木内別邸開発のために寄贈された斜面の、東側の市所有の緑地が開発の影響を受けるという危機に瀕しているため、質問しました。 |
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| ■質問 | ||
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平成4年に買収した経緯を問う |
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| ■水と緑の部長答弁 | ||
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昭和63年に開発計画の相談があり、平成3年に斜面を含む6700uに3階建て、37戸のマンション計画の開発許可申請が出された。市は一部の土地の譲渡を含む開発再検討を要求した。平成3年に、住民と自然保護団体の緑地保全の要望書が出された。そこで、同年開発の見直しが行われ、市は23億円でこの斜面を買収した。 |
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| ■質問 | ||
| この斜面緑地の現状は? | ||
| ■答弁 | ||
| 江戸川から真間山にいたる市川市の代表的な景観を構成する緑地で、市街地に残る称揚な樹林帯と認識している。斜面は17メートルの高低さがあり、スタジイ・クス・イヌシデ等29種320本の樹木がある。そのうち幹回り1・5メートルの大木はクスなど18本、開発予定地には5本の樹齢百年から2百年の巨木がある。 | ||
| ■質問 | ||
| この開発計画はどのようなものか?又斜面への影響は? | ||
| ■答弁 | ||
| 3,600uの敷地に、緑地との境界ぎりぎりに21戸の住宅が計画されている。境界には2から3メートルの擁壁の設置が計画され、その上に2階建て住宅を建設予定。斜面から大きく張り出しているくすのきの枝を大きく枝下ろしする必要があり、景観や緑地に大きく影響する。市としては出来るだけ影響を小さくするように業者に要請している。 | ||
| ■質問 | ||
| 個々の緑地は単なる保全計画だけでは残せない。具体的な開発計画での行政の断固たる姿勢と業者の理解が必要だ。基本構想に掲げられた自然の豊かさを、行政・市民・事業者が一体となってこのまちの緑を次世代に残す努力が必要だ。それが出来ない業者は市内で生き残れないと私は思う。市長の見解は? | ||
| ■市長答弁 | ||
| これまでも市川市は183億円を投じて、24haの緑地を買収してきた。現在交渉が微妙な時期に来ているが、緑地保全に努力したい。 | ||
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