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千葉県による地域福祉支援計画案についての「タウンミーティング・市川」が今年の7月に開かれてから半年がたちました。千葉県中にこの計画をめぐって、9地区で約7,000人の人々が参加したといわれています。
県の作る計画が机上の作文ではなく、現場の意見を反映したのものとするための、ステップをきちんと踏んで、年度末には計画が完成します。それに沿って、各地でまた、その実現へむけての具体的な活動が望まれます。それこそ公民一体となった「果てしない協働作業」が続くのです。気を引き締めていきたいと思います。
さて、市川では社会福祉協議会が市内を14の地区に分けて、支部を作っています。そのうち6箇所では、「地域ケアシステム」が立ち上がり、地域福祉の課題を住民相互の助け合いの中、行政やさまざまな地域機関との連携をとって解決していこうという試みが行われています。
私の住む真間地区では、一年半前に開所しました。いままで、週2回相談員さんが真間小学校の一室で、健康体操・健康相談・地域の方撮影の昔の写真や江戸川の花の写真展・在宅介護支援センターによる痴呆についての話、介護用品の展示や片麻痺体験・警察による交通安全教室等行ってきました。そして最近月一回行っている「赤ちゃん集まれ!」は1歳前後の小児を抱えたママさんが30組も学校に集まり、育児不安を解消しています。12月は消防局救急隊員の方に、「赤ちゃんの救急対応」についての訓練をしてもらいました。場所が小学校ということで、子どもたちもよくのぞきにやってきては、お年寄りや赤ちゃんと自然なふれあいもしています。
真間地区には市立養護学校や特殊学級もあり、障害を持つ子どもたちの通学路にもなっています。そこで、知的障害を持つ「手をつなぐ親の会」の方から、「知的障害者について地域の方の理解していただくための話し合い」ができないか相談があり、支部の会議で了承を得て、懇談会を開くことになりました。
当日は、地域の自治会・民生委員・青少年相談員・真間小や2中のPTA・商店会・消防・介護事業者等70名の参加がありました。
真間で障害を持つお子さんを育てている世代の異なる5人のお母さんが、辛さや喜び、地域の中で育っていく様子を語ってくれました。
参加者からは、「障害を持つ人々は神様じゃないかと思う。私たちこそが戦争をしたり、人を傷つけたり異常な行動をしている。」
「言いにくいような体験を話してくださってありがとう。明日からすぐに変わりますとはいえないけれど、徐々に私たちも理解し、見守っていきたい。」「ドイツとサッカー交流したとき、当たり前のように障害を持つ子どもたちが参加していた。日本もそうありたい。」
「障害の子どもと海外へ出かけたら、小さなかわいい女の子が、娘の顔をじっと見て、にっこり、ハローといってくれた。幼いころからの教育が違うのかと感じた。」等々
同じ地域で住んでいるのにお互いに理解する場がなかったコミュニティに、新しいつながりの芽が息吹いたように感じました。
地域福祉はまずお互いを知り合うことから始まるのではないでしょうか?
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