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| ◆「市民参加」か「市民参画」か? | |
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97年の市長選で私は、多くの候補に掲げられた”市民参加”という公約を「おまけの市民参加」か「粘り強い対話による政策決定への市民参画」か見抜かねばならない!と思いました。そして、当選した千葉市長の公約であった「市民との協働・パートナーシップ」が本物かどうか見守ってきたつもりです。 99年前回の市議選の時は、環境市民会議、介護保険事業計画、ボランティア市民活動等に市民が参画して計画を練り上げる機会も増えました。そこで、それらの会議の傍聴を重ね、それをチェックする事が私の公約となっていました。これらは順調に進んできました。 しかし、残念な事に、ソフトの計画づくりでは市民参画でやっているのに、ハードの大型公共事業の政策決定に関しては、現時点では参画や対話が十分でないと判断しました。特に住民合意をとる姿勢に欠けています。市長は「反対の為の反対」の人との合意は困難。「全面的な合意」を取らねば事業が進められないなら、ほとんどの事業は進まないと言うのです。 |
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| ◆実際の案件ではどうなっているのでしょうか? | |
| 外環道路も東京側ではゼロからの話し合いを始めています。時代は確実に変化しています。三番瀬に関しては、市川市も自然保護団体をも含めた画期的な話し合いの場を設定しましたが、合意形成が出来ないまま、行政案に集約しようとしています。 都市計画道路3・4・18号に至っては、対話は確かに続いてはいるものの、住民合意を待たずに環境調査に踏み込みました。市川駅南口再開発は1割の地権者の同意が得られないまま、進もうとしています。 |
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| ◆21世紀は対話の時代 | |
| 97年以来チェックしてきた結果、市川市の市民参画は不十分と判断し、2003年度予算に私としては初めて、反対をしました。市民参画と合意形成・対話をもっと大切にしてほしいと思います。 国連では、イラクへの武力行使容認の安保理決議をめぐって、最終調整が行われています。戦争の世紀から対話の世紀へ移行できるのか。私は21世紀は対話の時代だと思います。 |
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