今年9月に千葉県から狂牛病の牛が発見されました。
1996年にイギリスで狂牛病騒ぎが起こり、2000年にはヨーロッパで感染が増大したことがニュースで伝えられていたのはご存知と思います。

「日本は大丈夫」といわれ、安心しつづけていた私達にはまさに、青天の霹靂。政府の縦割り行政と不十分な情報公開による対応の遅れも指摘される中、やっと原因とされる肉骨粉の全面輸入・流通禁止令が出されました。

政府には牛の調査や処分、全面的な九人の費用負担など、徹底的な対応を希望します。

市川市には畜産家はありませんが、食肉業者組合では売上にかなり影響が出ており、県の緊急融資制度のほか、市でも独自の融資策を打ち出しました。

学校給食については、「給食への牛肉の使用自粛」とカレールー・コンソメ・ゼラチン等の加工食品の安全性の確認を、各学校に指導しています。

この問題は20世紀の「安いものをたくさん食べるアグリビジネス」を21世紀は「食の安全を基本としたアグリカルチャー」に戻すべきことを示唆しています。

牛は本来草を食べて育つもの。 肉骨粉を資料として与えてきた世の中のシステムこそ、反省しなければなりません。

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