1.ホームレス対策

  Q1 長引く不況のため、市内にホーム レスが目立ってきました。市内に どのくらいの人がいるのですか。
  A1 市川市では民間の支援団体「ガン バの会」が1997年よりきめ細かな 対応をしてきたため、2001年に市 川保健所と市が行った結核定期検 診でも39名が受診しました。また、 5月にはアンケートによる実態調 査をし、141名のホームレスを確 認しました。
  Q2 どのような状態でしたか。
  A2 八幡や行徳など、繁華街に近く食 料を得やすい所、公衆便所や水の ある公園、雨をしのげる高架下、 駐輪場等に住みついています。 40・50代の人が過半数。健康で働 く意志のある人も8割を占めます。 地方出身者がほとんどで、この3 年未満に土木建設業などを失業し た者が多いようで、国の政策の余 波をまともに受けています。
  Q3. 対策はどうなっていますか。
  A3. 病気など緊急性の高い人は、入院・ 生活保護へとつなぐ。市内篤志家 提供の自立支援住宅に要保護性の 高い高齢者を一人ずつ入所。生活 保護から自立へと支援しています。 今後、健康で自立性の高い人の受 け皿として、グループホーム的な 住宅の提供や行政による雇用創出 も検討に入るよう提案しました。
  Q4. 一方で、迷惑行為をする人もいて、 苦情も出ています。
  A4. こういった時代なので、公園や公 共施設への居住は、容認できるも のはできるだけ認める一方、飲酒 刺傷・住民への迷惑行為を繰り返 す人々については、警察や鉄道等 と協力して指導しています。 庁内での対策協議会で、福祉・管 理の両部門が対立するのでなく、 支援団体・当事者・警察をも含ん だ協議が必要と提案しました。

 

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