●2001年度予算可決
市川市の一般会計1050億円、特別会計約678億円となりました。経常収支比率も86.7%に改善され、財政健全化緊急3ヵ年計画最終年(本年)の目標値85%により近づき、行政の努力を評価したいと思います。

今年度予算は、少子高齢化等福祉の扶助費・災害や治水対策・バリアフリーのまちづくり・環境・IT関連・行徳の諸問題の解決等、生活密着型予算として評価します。

●借金は減ったのか?パートV  
昨年度の借金残額 ・・・ 1552億円
本年度の借金 ・・・ +56億円
本年度の元金返済額 ・・・ -155億円
借金残額 ・・・ 1453億円

この3年間の債務残高(借金残額)は280 億円減少しましたが、その実現には、新たな起債(借金)を抑え、市財政の3割を越していた人件費を抑えるため新規採用を控え、委託化を進め、緊縮財政等で努力したところです。やっと、財政危機を脱出し、財政を安定させ、財政調整基金(貯金)を積み増しできるまでになりましたが、まだまだ、予断を許せません。この先、外環道路・3.4.18道路・下水道整備・市川南口再開発等のビッグプロジェクトには2000億円ほどかかりますし、新総合計画の事業もあります。今後、年間の借金の返済額は50億円程が望ましいと言われています。市長はこれに対し、国の補助・起債・民間資金の活用で財源を確保していくと答弁しましたが、こうした国の補助金による大型公共事業の起債で、地方自治体の財政が逼迫してしまった歴史を繰り返さず、今年度のようなより日常生活にかかわる建設に力をいれるときが来ているのではないでしょうか。

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