シリーズ変わらなきゃ!県民が千葉を変えた日

3月25日(日)千葉県知事選投票日。

朝から、雨が降ったり止んだり。私達は精一杯やった。悔いはない。しかし、この天気、何とも恨めしい!私はひたすら投票率アップを祈った。時折防災無線の声が響く。「午後3時、16.77%」、「5時、21.38%」
雨にたたられ、投票率が伸びない。駅頭での最後のあの盛り上がりは何だったのか…。
40%を超えないと、堂本の勝ちは難しいとさえいわれていただけに胃が痛む思いだ。

 夜、NHKのニュースが「堂本・若井・岩瀬が横一線」と報じる。いつになく、堂本の名前が一番に来ている。ひょっとして…。私は、国府台の開票所まで車を走らせた。現地に足を踏み入れると、ピーンと張り詰めた雰囲気。立会人によってすべての投票箱が確認され一斉に票の分類が始まる。
NHKの女性記者が双眼鏡を覗きながら、本部に情報を送っている。「堂本・若井・若井・堂本・岩瀬・堂本・若井…」
私は正の字を書いていく。100票も読んだろうか。手元の正の字は岩瀬には勝っているものの、若井・堂本同数。その内、機械が500票ずつ束ねていく。堂本の票がみるみる積み上がり、圧勝!!私は思わずガッツポーズ!しかし、TVを見ている友人から「郡部の票が先に出たため、岩瀬に6万票負けている」と言う。信じられなかった。そんなはずはない!追いついて!追い越して!結果、市川市では、堂本:36246, 若井:25270, 岩瀬:20957 と圧勝だ!!その後、友人から当確の知らせが入る。国府台スポーツセンターの人気のない玄関で、私はたった一人で万歳の声を上げた!

岩瀬氏に2万票差で49万票余を獲得して当選した。しかし、さすが保守王国千葉、自民の強さを知った思い。

 改めて、17日間の戦いの模様が頭を巡る。 市川には多くの勝手連ができ、互いに知らず知らずのうちに役割分担と連携ができていた。チラシまきに徹底した人、ポスターを貼ってくれた人、公選はがきを書いた人、毎日駅頭での街宣に付合ってくれた人、地元の人脈を掘り起こした人、候補者のPRをしてくれた人、投票日に行こうと誘ってくれた人等々。これらが上手く機能したのだと思う。そして何より、みんな心から楽しんで動いていた!

 一方、堂本さんの演説は、選挙カーの上に登り一方的に話すのではなく、ビールケースの上で、ゆっくりとしかも落ち着いたトーンで話される。このスタイルは最後まで変わらなかった。そして、終わりには、必ず聴衆に駆け寄り、相手の目をしっかりと、しかもやさしい眼で見つめて、話しを聞く。彼女はいつも、「私は、候補者として多くの方々に育てられました。お年寄り・茶髪やガングロの若者・漁業者・農業者・勤労者から多くの話しを聞かせてもらいました。これからも、県民との対話を続けていきたい。」と話される.この事は、市議である私の心に一番響いた言葉だった。

 こんな初々しい女性知事を誕生させる運動に参加でき、本当に嬉しく思います。 皆さん、本当にありがとう!!

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