市川市基本構想可決される


基本構想とは、地方自治法によって定められている、自治体の進むべき方向を定めたものです。市川市には1986年に定めたものがありましたが、15年間で時代は大きく変遷したため、21世紀25年先を見据えて、新しく見直されました。

 「ともに築く自然とやさしさがあふれる文化のまち」を将来都市像としています。「人間尊重」「自然との共生」「協働による創造」の3つを、まちづくりの基本理念(市民共通の価値基準)としています。

 「人間尊重」は、すべての人にとって差別がなく、個人としての尊厳を大事にすることを目指しており、男女共同参画の思想が位置付けられている事を答弁で確認しました。「自然との共生」というより、「自然保護」と明確にすべきではと訴えましたが、「安全や快適さを求めて、都市基盤整備を進める中で、自然に少なからず影響を与えて来たことを踏まえ、人も自然の一部で、共生している事を再認識したい」との答弁でした。だからこそ、保護の姿勢を強く打ち出してほしかったと思います。また、「協働による創造」というと、即「市民と行政のパートナーシップ」が浮かびますが、価値観の多様化した市民間では、開発や自然への立場も異なります。行政と様々な市民とがどう議論して、創造していくか、これからの非常に難しい課題ですが、勇気をもって実現しなければいけない時代です。


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