シリーズ


☆その後どうなった?2つの話し合い。国と県が住民との対話路線を打ち出したことは大きく評価しますが、単なるガス抜き対話に終わらせてはならないと思います。
-三番瀬の埋め立て問題

7月に千葉県が、埋め立てを1/7にする縮小案を提出
10月、環境庁の清水嘉与子長官が現地視察。市川沖のヘドロを見て「人口干潟は必要」と、容認発言。翌日撤回。
千葉県が人口干潟60〜70haを13.2haにする縮小案を提出。
市川市は環境庁長官と千葉県に、市民が海に親しめるよう三番瀬保全と人口干潟の理解を求める要望書を提出
11月、市民再度で護岸のゴミ拾いをしようとのクリーンアップ大作戦に1000人が参加
埋立て派も保全派も一緒に考えようと幅広い支持
県は、12月25日の第4回計画策定懇話会をもって、議論を中断

話し合いは続けるべきです。下水道週末処理場20haなら、代替案も可能です。第2湾岸ができたときの、海の景観が一変することを想像してみてください。子供たちは高架線を仰いで潮干狩りをするのでしょうか?対話は不十分です。

-江戸川稼働堰改築計画

旧行徳橋下部の堰の老朽化
昭和22年のカスリーン台風規模にも対応できるよう、上流に今よりもっと大きな堰の計画案

--問題点--
1. 建設予定地に貴重な生物の存在
工事で生息地が消滅するので、代替地で保護策を講じることへの疑問
2. より大きな洪水(7,000m3/秒の流量)に対応する堰の必要性への疑問
97年の河川法で「利水と治水」から「河川環境の整備と保全」へ改正
整備計画に「住民の意見反映」を盛り込み、対話路線が始まる。上流ダムが作れない時代だから、下流の堰でしか、治水はできないのか?総合治水では間に合わないのか?
老朽化はまったなし。時間はあまりない。しかし、問題点を抽出いして徹底した議論で合意点を見出そう。


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