暑い暑い夏もやっと終わりに近づいた頃、9月議会が開催されました。今回はいつになく一般質問者が多くて、びっくりしました。
さて、9月には補正予算案というのが提案されます。

[Q1] 補正予算って何ですか？

[A1] 3月に次年度の予算が決まりますが、計上された当初予算とは別に、追加の事業を行なうためのものが補正予算です。通常は9月・12月・2月の3回。

[Q2] 当初予算の他に、どこに財源があるの？

[A2] 前年度分の決算において、歳入－歳出－翌年への繰越すべき（工事の関係で先送りになったもの等）＝実質収支（黒字分）で、98年には17億円でした。当初予算案に5億円を見込んだのであと12億円（17－5）。これが99年の補正財源となります。

[Q3] 今回の補正予算は何に使われますか?

[A3]

・市民要望の多い道路の補修等

（3900万円）

・介護保険のための主治医意見書手数料

（6000人分、3500万円）

・障害者施設建設補助

（5床分、1500万円）

・公園緑地関係（行徳近郊緑地・前畑緑地・曽谷貝塚）

(1.8億円）

・都市基盤整備（本八幡再開発・大柏川拡幅・柏井調整池・真間川改修・3･4･18号橋拡幅基本設計)

(6.6億円）

等合計9.5億円

市川市が交付団体となる

交付税とは、自治体間の財政格差をなくすために、国が一定の計算式で自治体の財政状況を表し、低いところに交付税を配分して支援するというもの。

収入額=１→ 以上豊か

支出額→ 以下厳しい

1999年市川市は、この値が0.972、つまり収入の方が少ないため、不足分として15億円が国から交付される。

原因： 1)不況による税収減
2)国の減税分（市が負担した）

私たちが国に収めた税金を再分配するこの制度は、地方分権が進む中、再検証すべきだと思います。

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