借金は減ったのか?


千葉市長は、数値目標を定めた緊急三ヶ年計画を出し、財政の立て直しを図り、当面の危機を脱出しようとしている。
  1. 経常収支比率を85%に押さえる。
  2. 借金(市債・債務負担行為)の増加を防ぎ、返済の比率(公債費比率)を11.4%,債務負担行為を含めても17.8%に押さえる。
  3. 人件費を抑制する(3年間で200人削減等)


Q1: 1999年度の予算総額は?
A1: 1613億円。
人件費削減11億円、財政見直し29億円等で40億円の減額

Q2: 今までの借金総額は?
A2: 1740億円。
清掃工場・中央図書館・リハビリパーク・衛生処理場などの建設、特別減税230億円含む

Q3: 本年度の借金(元金)償還額は?
A3: 145億円

Q5: 借金は減ったのか?
A5: 48億円減ったことになる。


計画初年度として、かなりがんばったと思いますが、目標値には程遠く、しかも、来年度も同様に削ることは困難な上、比率の分母である市税収入が増える見込みは薄く、先の不安は解消されてはいません。

国が公共事業(下水道・河川改修・街路事業)に偏って補助金を付けているので、市川市はそれを利用した形になりました。本来、国は介護保険のための福祉の基盤整備(特養等)にさらに補助金を付けるべきと思います。しかし、今この補助金を利用しないと、すべて市の単独事業として受け持たねばならないという苦しさがあります。

地方への財源移譲がもっと行われたら、市は都市基盤整備より福祉の基盤整備を優先するでしょうか?


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