今月のニュース<2003年3月>

関東招待大会優勝!!
 
子どもたちがやってくれました!!見事な試合運びで、最後の公式戦で最高のゲームを見せてくれました。

初めて参加させていただいた大会でしたが、想像以上のレベルの高さにびっくりしました。全国大会予選であと一歩のところで敗れたチームや夏のさざなみに出ていたチームばかりで、どの試合も見ていてすばらしいものばかりでした。

さすがにこの時期の6年生ということで、技術はもちろん、体も出来ています!「高さ」だけは負けない自信があった我がチームでしたが、昨日は高さでは完敗でした。どのチームにも必ず大きい子はいますし、対戦はできませんでしたが東京の光華さんの平均身長の高さにはびっくりしました。
また、府中選抜の高さと言ったら・・・176を筆頭に160台後半がゾロゾロと!空中戦が見事でした。
さらに、その大きい軍団をひっかき回し、最後は逆転勝利をおさめてしまった群馬県新田町の子どもたちには、一番感激しました。新チームはああいうチームにしたいなあ。

ということで、会場に入った瞬間、緊迫した雰囲気と中学生のような体つきの選手とその子たちのプレイの質の高さを見て、「これは厳しい戦いになるなあ」と思いました。子どもたちが自分たちのプレイができず、あせって自滅してしまうのではないかと思ったのです。

ところが、ゲームが始まると、うちの子ども達はいたって冷静でした。200試合で経験した成果を一人一人がスタッフや保護者に見せてくれているかのようでした。
「ディフェンスは熱く、オフェンスは冷静に!」一年間教えてきた戸田ミニの目指すべきバスケの完成型を見せてくれたように思います。
会長杯が終わってすっかりふぬけてしまっていた子ども達でしたが、じりんさんとの練習試合で目が覚め、この1週間の必死の練習ですっかり自分たちのバスケを取り戻したようです。結果的に、会長杯の頃より強くなっていたかもしれません。

前述の通り、相手は決して弱い相手ではなく、ジュニアファイブさんも池之上さんもさざなみを経験している、とてもいいチームでした。しかし、その強い相手のプレッシャーに動揺することなく、自分たちのバスケを最後まですることができたのです。

決勝戦の相手、府中選抜の選手は大きさはもちろん、一人一人の能力も抜群でした。しかし波に乗った我が軍団は臆することなく、攻めに攻めました。自分より大きい相手に思い切り向かっていくその姿勢には鳥肌が立ちました。
相手が2人3人来ようと勝負にいくハギ、中も外も抜群だったリュウジ、高い相手にリバウンドで負けなかったヤマシタ、最後まで盛り上げてくれたヒシダ、ファイトマンケンジ、本当に見事でした。

優勝できたことの喜びよりも、「よくぞ、ここまで成長した!!」ということに、大いに感動することができた一日でした。
これは、きっと、ずっと応援してくださった保護者の方々が一番感じたことではないかと思います。

近場での大会だというのに、快く前日泊を許してくださった保護者の皆様には本当に感謝しております。修学旅行気分を味わえたということだけではなく、大会にのぞむモチベーションを最高潮にすることができました。

最後になってしまいましたが、こんなにすばらしい大会を運営してくださった東京都ミニバス連盟の皆様、そして会場校であった府中3小関係者の皆様、本当にありがとうございました。
一年間頑張ってきた子どもたちにとって、最高のプレゼントでした。


引退試合(3月8・9日)
今日の試合をもって、戸田ミニ男子軍団6期生が引退となりました。皆様、応援ありがとうございました。
合計208ゲームを経験し、過去最強の軍団となった6期生。最終的には、埼玉県3位で終わってしまいましたが、会長杯のあとは、関東招待優勝を含む負けなしの9連勝で全日程を終了しました。
この2日間は、練習試合ながら、全国クラスの強豪ともすばらしい戦いぶりをやってのけてくれました。
まずは、愛知県の強豪でかつて全国大会3連覇をしている「岡崎ミニバスケットボール教室」です。奈良サマーキャンプと富士山杯で2度対戦し、2度とも完敗しているチームです。前半は初めてリードしての折り返し。そして後半。子どもたちがすばらしいディフェンスを見せ、多彩な攻めを持つあの岡崎を後半2点におさえる大健闘。すばらしいゲームでした。
次は、冬の関東大会で優勝している千葉の「松戸」です。5番リュウジが3Qで5ファウル退場というアクシデントがありながら、なんとか接戦をものにしました。最後までシーソーゲームでした。
さらに次の日は、東京1位で全国に出場する「若葉」と。練習試合で一度負けている相手です。(うちのハギがその試合、いなかったのですが・・・)相手のアップ不足もあったのだと思いますが、高さを生かしたオフェンスと変速3-2ゾーンで最後まで相手を翻弄。20点差で勝利しました。(それにしても、岡崎ー若葉の試合には鳥肌が立ちました。両チームともよく走るすばらしいチームでした)
そして、最後がうちと同じく関東招待大会で優勝している「高松」です。184㎝のセンターを筆頭に、160㎝台がゴロゴロといるビッグチームです。その経験したことのない高さに戸惑い、前半から接戦となりました。「これが最後だ」という気負い過ぎのところもあったのだと思います。しかし、最後は、長身選手のゾーンを恐れずドライブで攻めた子どもたちの気持ちが勝利に結びつけました。
これで、引退試合の4試合は全部勝ち、有終の美を飾ることができました。
これまでお世話になっていたチームに、リベンジ(復讐ではなく恩返しです)も出来、これで今年のチームは「2回以上対戦させていただいたチームには、必ず1度は勝つ」という伝説も作ることができました!(^^)
しかし、今、「もう彼らのすばらしいプレイを見られないんだ・・・」との思いが強く、胸にぽっかりと穴の空いた気分です。これだけすばらしい子どもたちと一緒に戦えたこの一年間は、私にとってはまさに宝物です!!
明日からは、正式に新チームに切り替えですが、7期生の未熟者軍団が、6期生の魂をきっと受け継いでくれるものと信じています。
最後になってしまいましたが、たくさん勉強させていただいた、のべ208チームの関係者の皆様、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
新チーム、志木カップ出場決定!!
子ども達が頑張りました!!
ついに、夢の志木カップ出場決定です!今日の志木市民体育館での予選会にて2勝し、権利を得ることができました。
一日お世話になった志木市ミニバスケットボール連盟関係者の皆様、ありがとうございました。

さて、試合の内容はというと、ハラハラドキドキのものでした。

1試合目は、浦和の大東キャッツさんとのゲームでした。
小さいながらスピードのある大東さん相手に、センターマツイダが頑張りました。一人で24得点は見事でした。
またフォワードのダイチの10得点も光りました。さらに、「背伸びシュート」と命名されつつあるアズマヤも6得点と頑張りました。50ー20で初戦突破です。

2試合目は、じりんさんに勝っている辻ミニさんとの勝負でした。
4番の子の能力が高く、26得点も許してしまいました。ディフェンスに課題を残しました。
しかし、それよりも、ゲームコントロールがまだまだでした。ここらへんが、経験不足なのでしょう。
3Q終了時には、12点もリードしていたのですが、ファウルトラブルと攻め気の不足により、ジワジワと1点差まで追いつかれてしまいました。
残り30秒で1点リードの場面で、ドリブルでステップバックして攻めさせない作戦に出たのですが、なんと自分の足にボールを当てて相手ボールに。しかもそのボールをとりにいってファウルに。7ファウルだというのに・・・・。
残り9秒で2本とも決められていたら負けていました。しかし運よく1本だけで、結局延長戦へ。流れはすっかり相手にいっていました。
しかし、延長戦で子どもたちは踏ん張りました。先程、ドリブルのミスをしたタクヤが意地の1本を決め、さらに相手の隙をついてダイチが相手ゴールに切り込みました。
その後、相手に1本返されるものの、なんとか1ゴールを死守し、逃げ切ることができたのです。

内容的には、まだまだですが、リードしているゲームを自分達でコントロールする難しさを経験できたのは良かったです。
そして、何よりも、志木カップに出場できることになったのですから。

思えば、昨年度の子どもたちも、この選考会に出させていただいておきながら、ガリバーさんに敗れ、涙を飲んでいました。

その悔しさを一番近くで見ていた後輩達が、意地を見せてくれたのでしょう。本当にお疲れさま。
保護者の皆様、応援ありがとうございました!!


卒団式

3月27日、戸田ミニバス6回目の卒団式でした。
6期生たちは、すばらしい笑顔と感動の涙を見せ、立派に卒団しました。天塩にかけて育ててきた子どもたちの卒団は、いつも感激させられます。
ミニバスで学んだことは、バスケットボールの技術だけではないはずです。これからの人生できっと生かされることでしょう。卒団生たちの今後の成長をずっと応援しつづけたいと思います。
保護者の皆様、一年間ありがとうございました。

全国大会見学

3月28日(金)~30日(日)、代々木体育館にて、第34回全国ミニバスケットボール大会が行われました。子ども達とともに、すばらしい試合をたくさん見てきました。いくつか紹介します。

<2日目>

男子では、古館(岩手)ー海老名中央(神奈川)の試合が壮絶でした。海老名のセンターがファウルアウトした時には、勝負あったように思ってしまいましたが、他の選手があきらめなかったことが延長戦につながったのだと思います。その後、古館の4番がファウルアウトしてしまい、流れは一気に変わりました。結局、4点差で神奈川が4点差で勝ったのですが、バスケの怖さと楽しさを味わえた試合でした。

また、馬場目(秋田)ー樫原(京都)のゲームもすばらしかった!!何よりも、コート上の10人が全員坊主頭という所に感激しました(^^)そして、樫原のディフェンス、すばらしすぎです。鳥肌が立ちました。前半はほぼ互角だったのですが、後半はリバウンドを制した馬場目に流れが移り、上手い攻めながらも決定力に欠けた樫原が涙を飲みました。しかし、ナイスゲームでした。

それと、最後に見た、貝ヶ森ブレイブス(宮城)-飯山(香川)の試合も見応えがありました。貝ヶ森は、ディフェンスもオフェンスもすばらしく圧倒的なのかと思いきや、香川の子の踏ん張りも見事でした。3Qくらいまでは、シーソーゲームでした。ただ最後は、高さとエースガードの上手さで、10点差で貝ヶ森の勝利でした。この貝ヶ森、エースガードがなんと5年生。さらに170㎝センターの5年生もいて、来年はもっとすごいチームになると確信いたしました。それにしても、この2チームに勝っている深堀(長崎)というチームって一体・・・。残念ながら、拝見できなかったのですが、本日、柏葉(埼玉)と同じブロックです。

テレビまでがおっかけているチーム上牧ですが、昨日チラッと見ました。191㎝の谷口君は、夏よりも格段に上手くなっていました。観客動員は、今大会ナンバー1ですね。

ついつい男子の方ばかりに目がいってしまうので、女子の方では、リトルマジックス(東京)の強さが目立ちました。2試合とも90点ゲームで、相手が気の毒に思えるほどでした。

また市川監督率いる南光(群馬)は、初戦で残念ながら負けてしまいました。監督曰く、子どもが初舞台に自分を見失い、自滅してしまったとのこと。しかし、2試合目は、20点差をひっくり返すすばらしいゲームを見せてくれました。Dコートの応援席の盛り上がりといったら、それはそれは、すごかったです!!

<3日目>

私がすっかり虜になってしまったのが、沖縄の美里小(男子)でした。私的には、今大会ナンバー1チームです。けっして大きくないのですが(一番大きな子で162㎝、あとは150㎝台、140㎝台)、一人一人の運動能力がずば抜けていました。そして何よりも、思わずため息が出てしまうようなディフェンス。久しぶりにあのようなすばらしいマンツーマンディフェンスを見させてもらいました。
準決勝での西の台(大分)との試合では、170㎝ツインタワーにものともせず攻めていく姿勢が格好良かったです。そして、もちろん全員坊主頭!!これがキーポイントです(^^)
また決勝戦の馬場目戦でも、最後まであきらめず炎のようなディフェンスを見せてくれました。小さいながら大きく跳び上がってリバウンドに絡んでいく姿は、観戦している我々に感動を与えてくれました。
試合終了後、我慢しきれず、沖縄の子の試合ビデオを買ってしまいました。あのチームのなら、2本10000円は、安いものです(^^)

しかし、その凄まじいディフェンスをものともせずに勝ってしまった馬場目は、やはりすばらしいチームでした。破壊力満点のポストプレイは、かなり勉強になりました。

柏葉(埼玉)は、残念でした。前半の9点差を最後まで詰めることができませんでした。後半に強い柏葉なので逆転を期待していたのですが・・。しかし、全国3位の成績は立派だと思います。お疲れさまでした!
また、柏葉の変則ゾーンをものの見事に崩したあのオフェンス力には脱帽でした。古賀ブレイス(福岡)、これまたやはりすばらしいチームでした。


もっともっとたくさんのすばらしいチームを見たかったのですが、4面同時進行なので、なかなか見られなかったのが残念です。今年もたくさんの感動をもらい、余韻にひたりながら帰ってまいりました。

優勝チーム

<女子>

Aブロック 土浦小女子(茨城)
Bブロック 中山MBC(千葉)
Cブロック 大蔵クラブ(福岡)
Dブロック FFリトルマジックス(東京)

<男子>

Aブロック 馬場目(秋田)
Bブロック 桜ガ丘ファイターズ(新潟)
Cブロック 古賀ブレイス(福岡)
Dブロック チーム上牧(奈良)