今月のニュース<2001年9月>

県大会予選2位で通過
 
 県大会予選が始まりました。昨年と同じく、上尾あずまに敗れたものの、強豪草加氷川に1ゴール差で辛くも勝ち、なんとか予選Gブロックで2位という輝かしい成績をおさめることができました。これで秋の県大会予選は、4年連続の2位抜けです。
 ただ喜んでばかりはいられません。毎年のことですが、2位抜けはまさにがけっぷち。もう負けることはできません。他ブロックで2位抜けした強いチームとの対戦です。厳しい戦いが予想されますが、そういったギリギリの状況下で、子どもたちが力を発揮してくれることを願っています。
 子どもたちが一番大きく成長する時期でもあります。ここががんばりどころです!!
 

2位リーグで敗退!!

戸田ミニ男子5期軍団にとって、3月からの目標であった「偉大なる先輩たちに続き、県大会に出場する!」という夢が、今日かなわぬものとなってしまいました。

試合が終わった瞬間、キャプテンミキヤは泣いていました。6年のタネもシンノスケもがっくりでした。
しかし不思議と私の心は穏やかでした。がんばってきた子どもたちに申し訳ない気持ちはあっても、腹がたったり、情けなく思ったり、という気持ちは全くありませんでした。
本当によくぞここまで成長したなあと感心するばかりでした。

試合後のミーティングでは、子どもたちに次のような話をしました。
「よくがんばった。負けたけど、すばらしい内容の試合だったよ。3点差まで詰め寄りながら逆転できなかったのは、ベンチの責任。コーチは、みんなに申し訳ないことをしたと思っている。コーチは、これから勉強しなおすよ。だからみんなもがんばろう。いっしょにはい上がろう。君たちのバスケ人生は始まったばかりなのだから。」

子どもたちは真剣に聞いてくれました。そして次の新しい夢「会長杯で1等賞になろう」をみんなで約束しました。夢やぶれても、くよくよしている時間はありません。この子たちには、まだまだ伸びる可能性があります。すばらしい未来を予感させてくれるやる気があります。

この子たちを見ていると、3月に一緒に通ったプールを思い出してしまいます。卒業シーズン、体育館が使えないため、体力作りと称してスポーツセンターのプールに通ったのです。
ちびっこ軍団を引き連れ、幼児用プールで泳いでいると、まるでカルガモ親子の親ガモになった気分でした(笑)
バスケの練習が始まっても、パスはとれない、シュートは入らない、ドリブルはまりつき状態。試合をすれば、当然ボロ負け。過去類をみない素人軍団でした。
そんな子たちを、手塩にかけて育ててきました。大切に大切に・・。

その子たちと一緒に戦ったこの半年は、私にとっては大きな宝です。ミニバス指導者人生の中でも、一番充実した期間だったと思います。ですから、私は満足しています。ただがんばった子どもたちに勲章をあげることができなかったのだけが心残りです。

しかし、半年前とは別チームとなった坊主軍団です。半年後、どう変身しているのか、私自身楽しみで仕方ありません。

応援してくださったネット仲間のみなさま、ミニバス指導者のみなさま、そして我が戸田ミニ保護者のみなさま、本当にありがとうございました。感謝、感謝の気持ちでいっぱいです!!