今月のニュース<2000年11月>

県大会に向けて、準備万端!!

 県大会出場が決まってから約1ヶ月。子どもたちはがんばって精進してきました。

 練習では、これまでゾーン中心だった練習を変えて、ひたすらマンツーマンディフェンスをやりました。今更マンツーなんて、順序が逆なんですが(笑)でもこれは、一人ひとりのレベルアップが目的です。どの子も真剣に取り組んできました。

 そして練習試合はほぼ毎週やらせていただきました。どの試合も勉強になりましたが、中でも県大会に出場の決まっているチームとやらせていただいたのは大きかったです。

 まずは上尾大石北。アップ不足というのもあったのですが、子どもたちの足が動かず、内容のあまりよくないゲームとなってしまいました。しかし、少し浮かれ気味だった子どもたちの、気を引き締めてくれたゲームとなり、よかったです。

 次は、東部の2位中川ミッキーズです。初戦は、ミッキーズがミスを連発してくれたおかげで前半だけで30点近いリード。後半は追い上げられましたが、なんとか逃げ切ることができました。ここで勝ち逃げしたかったのですが、「もう1戦やらせてください」と頼まれるとやはり嫌とは言えません。子どもたちも嫌がっていたのですが・・(笑)
 2戦目は、前半あまりリードができなかったのですが、後半気合い充分で、これまた逃げ切り勝利!!東部2位の強豪相手に2連勝。しかもうちのスタメンが2人もいないという状態でのことだけに、子どもたちには大きな自信となりました。

 そして最後は、南部の2位朝霞台ユニオンズとの練習試合。春に対戦させていただいたときには、前半で何もできず(たしか前半だけで6対50くらい・・)後半はベストを全て下げられてしまったというほろ苦い思い出があるチームです!
 7番のフジタが軽い肉離れで戦列からはずれているのでベストではありませんでしたが、でも子どもたちの気合いは充分でした。

 1Qからユニオンズの強烈なプレスにはまり、「これじゃ春の二の舞か」と思わされたのですが、2Qがなんとか踏ん張り、前半終わって8−21。しかしやはり点がとれない。
 ところがここからが春の子どもたちと違いました。ありがたいことに後半もベストメンバーで臨んでくれたユニオンズ戦士に対して、強気で攻めたのです。これには、成長の跡を感じました。プレスにはまりはするものの、必死のディフェンスでボールを奪い、何度も相手に向かっていきました。ちょっと前なら、前半のままズルズル行ってしまうところなのですが。
 結局20対35で負けてしまいましたが、超格上のユニオンズ相手にここまで戦えたということは、何よりの自信となりました。負けたというのに、子どもたちもベンチも応援も大満足!いい経験をさせていただきました。

 さてあと1週間で県大会本番です。この1ヶ月で経験したことを出してくれれば、初戦突破も夢ではありません。
 がんばりたいと思います。(11月5日)
 
県大会初戦、快勝!!

 ついに県大会です。東西南北浦和5地区の代表チーム、男女合わせて48チームが上尾に集結、熱い戦いを繰り広げます。
 我が戸田ミニは創立4年目にして、県大会出場は3度目という快挙です!
 しかし自分たちの育てた選手が胸をはっての行進
は何度見ても感動ものです。

 さて開会式後は恒例のフリースロー大会。これにかけていた子もいたようですが、あの独特の雰囲気に負け、結局フリースローを得意をしている子も次々敗退。心臓の強いD二郎くんが唯一残っていたのですが、あと一歩のところで終わりました。

 そして大変なのはこの後でした。フリースロー大会が終わったのは10時半。なんとうちの試合は午後4時なんです。待ち時間が長い!
 そこで子どもたちには試合を観戦して楽しむように指示しました。今から緊張していたらヘバってしまいますから。

 子どもたちはコーチの指示通り、上尾運動公園体育館とスポーツ研修センター体育館を何度も往復していました。あっちで田島戦、こっちで西北戦と忙しそうに動き回っていました。おかげですばらしい試合をたくさん見ることができました。

 2時30分。いよいよ外でアップ開始。そのとき子どもたちはこんなことを言っていました。「試合がしてー」と。
 実はその前の日、全国レベルのチームが集まって練習試合をしているのを、子どもたちは見に行っていたのです。さらに今日の午前中、ずっと試合を見ていたので、さすがに疼いてきたようなのです。緊張よりも「試合がしたい」という気持ちが強いということで、安心しました。「試合がしたい」という気持ちを全部出してこいと喝をいれました。

 午後4時。ようやく試合開始。今日一番最後の試合です。

 相手は西部の強豪川越フレンズです。西部の1位対南部の7位の試合ですから、見ている人は圧倒的にフレンズ有利と思っていたことでしょう。
 今年の対戦成績は1戦1敗。春に川越市の大会に招待していただき、そのときは10点差で負けています。
 しかし子どもたちの中には「自分たちはあの頃と全く違う」という気持ちがあったようです。試合が始まってからも、自信のようなものがありました。

 1Q。フレンズは4番5番6番8番とほぼベスト状態で臨んできました。うちも1Qで波に乗りたいチームなので、条件は同じです。しかしプレスが効かず、思わぬ苦戦。10対10の互角で1Qを終えました。
 試合が動いたのは2Qでした。うちのプレスがおもしろいように決まり、一挙大量得点。久しぶりに2Qメンバーが爆発しました!
 前半が終わり18点リード。これは大きかった。なんたってうちは先行逃げ切りチームですから。
 後半はハーフの2−1−2ゾーンでゴールしたを固めました。フレンズのうまいパス回しに冷や冷やする場面もたくさんありましたが、リバウンドを制することができ、さらに6番本間の積極的なカットインが何度も決まり、後半も12点リード。結局30点差で初戦をものにすることができました。

 途中、応援席のすごい声がベンチを勇気づけました。保護者の数も多かったし、女子の子どもたちまで応援に来てくれたのは本当にうれしかったです。
 後半からとなりのコートの試合も終わり、大きな体育館の中でうちの試合だけになりました。これもよかったのかもしれません。保護者の応援もよく聞こえたし、ベンチからもの指示もよく通るし。ただあまりにも静かな雰囲気なので、「県大会じゃないみたい」とぼやく子もいましたが(笑)

 何はともあれ、初戦を突破。しかも西部の強豪を敗ってのことなので、子どもたちには大きな自信になったことでしょう。
 来週は北部の強豪下忍ミニとです。小さいながら速いチームです。真っ向勝負でがんばりたいと思います。(11月13日)

県大会準優勝!
 
下忍ミニとの準決勝。
戸田リラクゼーションで心を静めゲームスタートです。真っ赤なトレーナーは、この県大会のためにそろえたものです。
「情熱の赤」です!
前半はうちのペースでした。しかし下忍も速い攻めで外から正確なシュートを決めてきます。結局5点リードで折り返し。
後半4Qになって3点差まで追いつめられる場面もありました。。
←ピンクフリース応援団です。この大会では何度も勇気づけられました。
この準決勝、最後は5番の洋平が危ないところでシュートを決めてくれ、更に6番本間がとどめの速攻を決めました。2年連続で決勝に進出です!
与野西北との決勝戦は、完敗でした。どうあがこうとかなう相手ではありませんでした。ベンチで私が考えていたことは、この戦いの中でこの子たちが何かを感じとってくれればいいなということだけでした。
4Qで相手ベンチはベストを下げてきました。多分そうなるだろうと思い、うちもこれまで出場できなかった子どもたちを出しました。彼らも一緒に戦ってきた仲間なのです。
彼らのがんばりでおおいに盛り上がりました!
2年連続の準優勝!常にがけっぷち状態で予選を勝ちあがってきたこの子たちにとって、最高の栄冠です。この子たちはまだまだ発展途上。今後の活躍が期待されます。会長杯ではどんな戦いを見せてくれるでしょうか。