自分の中の自分一覧表 1996.11.20     序  自分は、いくつかの芸名を持っている。どうもそれぞれが独立した個性を持っているよ うな気もする。これを一種の多重人格とも言えるかも知れない。しかも、国籍すらまちま ちのようだ。ここで、一度一覧表にまとめておくのが良いだろう。  高野真一   本人、日本人。東京深川生まれの江戸っ子。  高野獨源   文筆家、日本人。平成六年から登場。これまでの著作『筆記用具』『ア        イドル研究』など多数。 とくせう   俳人、日本人。『俳句集』  徒歩     詩人、中国系?。漢詩を得意とする。日本の詩も書けなくはない。雑誌        『シャッフェン』に登場。 Sinich Echtein Hohenfeld (ジーニッヒ・エヒトアイン・ホーエンフェルト) 音楽家、ドイツ・オーストリア系らしいが国籍不明。やはり雑誌『シャ ッフェン』で活躍。当時は、ジーニッヒ・タカノと呼ばれ、イタリアの 雰囲気が漂っていた。一九九六年『音の世界』第一巻を発表。  Pacasso  画家、スペイン系。代表作『よろこび』『宇宙ぢごく』 (パカソ)  野鷹音彦   音楽評論家。日本人。一時ジーニッヒ専門になったが、ジーニッヒが活        動を停滞させ、失業状態に陥る。  真野高一   ? 謎の投稿者。写真家? 冬川湧水   かつての作家。日本人。作品は少なかった。  東部頼衡   武家。奥州藤原系。『北石物語』等に出てくる。 こうして見てみると、自分の中には、本人も含めて、十人くらいはいそうだ。