タイトル



第9話    ボ−ル収集
 次から次へと色んな事をやらかしてくれるサスケですが、今度は「ボ−ル」にはまりました(^^);
始まりは散歩の時に見つけた「軟球」でした。「サスケ、何拾ってきた?」と無理矢理奪い取っ
てみると、どこで見つけたのかバッチィ軟球でした。「汚ったねぇボ−ルだなぁ、洗ってからね。」
と私が洗ってる間も「早く返せよぉ、どうするんだよぉ」といった感じで「ヒィヒィ」と鼻を鳴らしなが
ら洗面台にピョンピョンと飛びついてきます。「ほれっ!」と放ってやると「ダダダ−ッ」と一目散
に追いかけていきました。「こりゃ面白い!」と、またまた奪い取って投げてやると目の色を変え
て追いかけていくのです。サスケ自身も「面白いなぁ」と思ったのでしょうか、最初は強引に奪わ
ないと離さなかったボ−ルをさしたる抵抗もなく離すようになります、いかにも「投げてくれ」という
ように身構えるようになりました。ボ−ルを追いかける楽しみと遊んでもらってる(構ってもらって
る)喜びからでしょうか、何度も「投げろ」と要求するんです(^_^;)。さすがに「もう疲れたよ、終わり
!」と言って、無視していると私のそばまで来て「ボトッ!」と、わざとボ−ルを落とすのです。頭
いいんだか悪いんだか・・・(^^);。追いかけっこに飽きると今度は「ガリガリ」とボ−ルを噛み始め
ました。あの固い軟球ですが、サスケの歯にかかってはボロボロになるのに、さしたる時間は必
要ありません。またたく間にデコボコのボ−ルに変身(?)してしまいました。それでも、そのデ
コボコボ−ルをごみ箱に捨てると「ダメッ!」とばかりに拾ってくるのです。「それがお前の宝物
なの?」と笑っていましたが、散歩にいくたびに「宝物」が増えていきました(^^);。いやぁ、ボ−ル
って結構、無くす人が多いんですね(爆)。次から次へとデコボコボ−ルは増えて、ついにはサス
ケのボ−ル箱(100円均一商品)が登場しました(^_^;)。毎晩、私が仕事から帰ると「ボ−ル箱」
の全てのボ−ルで遊んでやるのが日課になってしまいました。中には「ボ−ルのカケラ」と呼べ
るものもあるのですが、それも大事なサスケの「宝物」なんですよ(^^);。しかし、使ったものは自
分で片づけてくれりゃ楽なんですけどねぇ・・・。

 

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