第5話 人見知り・・・ |
ここまできて、「なんでコタロ−が出てこないの?」と思う方もいると思います。実はです ね〜、コタロ−は捨て犬だったんです。ま、捨てられたのか、はたまた逃げ出したのかは 定かではないんですがね。ですからコタロ−が登場するのはまだ先のお話です。ある大き な事件がキッカケで家族の一員になったもんで。もう少しサスケにお付き合い下さい(^^); しかし、珍しいですよねポメラニアンの捨て犬というのも。ですから、散歩の時に会った犬好 きの方と「1匹は捨て犬だったんです。」とワザと名前を出さないで話すと、「まぁ、かわいそ うにねぇ。」と必ずサスケを見ます(^^);。それが原因でひねくれてる訳ではないんでしょうが、 サスケはものすごぉ〜く「人見知り」です。今でも郵便配達の人のバイクの音にもメチャクチ ャ吠えます。何しろ知らない人には「いい子だねぇ。」なんて声をかけられても吠えますね。 多分、恐がって吠えてると思います、気が小さいんでしょ(^^);。育て方のミスでしょうか・・・。 そんなサスケですが私の父にはエラくなつきました、なついてるというより「お友達」感覚な んですよ(^-^)。「サスケ、お父さんのとこ行くぞ。」なんて、ひとこと言おうもんなら大変! 「ヒィヒィ」と鼻を鳴らして一目散に私の駐車場まで走っていきます。「車で行く」事が分かっ てるんですね、車の中でも「早く早く!」とでも言うように「ヒィヒィ」と鳴きっぱなし。家につく なり足を拭くのもそこそこに、いつも父が寝そべってるソファ−に向かってダッシュ!(^_^;) 「いてぇ〜!!」という父の声、舐めるは噛むは、そりゃもうムチャクチャです。それでも父は 嬉しそうにサスケと遊んでます。「毛深い孫だね。」なんて、あまり動物を得意としていない 母は憎まれ口を言ってましたが、今では過保護というほど2匹をカワイがってます。「人見知 り」とは裏腹に他の犬、あるいはネコとか鳥とかにはことのほか興味を示すんです。その事 が大きな事故を招いてしまいました。ある朝、サボリ気味の私に代ってカミサンが散歩に連 れて行きました。玄関のドアを蹴るような音がします、「誰だぁ?」とドアを開けるとカミサン がサスケを抱いて半べそ状態で言いました。 サスケが、車にはねられたぁ!! |