タイトル


第43話   真夜中の侵入者

 2002年 7月 8日更新

 日頃、ワタクシ一人が「遠征」などと行って、日本中のあちらこちらに出かけております。仲間からは、
「よく、奥さん怒らないね?」と言われます。そら、アァ〜タ、普通は爆発しますわね(^^;) そこんとこの
溜まったガスは噴出させてやらにゃイケません。だもんで、サッカーの中断期間には、カミサンを旅行
に出してやります。これまで、ヨ〜ロッパなんぞ3回も行ってやがる!・・・ えぇ、まぁ・・そんなサッカー
中断期間のことでした。まだ春とは呼べない2月の下旬、カミサンは、いつもながらの学生時代からの
親友(石垣島在住)と、北海道へと旅行に向かいました。久しぶりの「独身」でございます(←嬉々)つ
っても、漏れなくサスケも付いてくるんですけどね(--;)y-~~~ それでも、サスケと二人、同じもんを食し
ながら(←カミサンがいないと、ワタクシと奴は食い物一緒です、出来合いの・・・)楽しく(?)過ごしてお
りました。その2日目の夜のことです。夜と言っても深夜でした。俗に「丑三つ時」なんて言われる夜中
の2時過ぎです。当たり前のごとく眠りについていたワタクシは、遠くに犬の鳴き声を聞いたような気が
して目を覚ましました。とはいっても、頭はボゥ〜っとしています、「また、前の家の犬か・・・うっせぇなぁ
・・・」普段は家の中にいる、わんこなんですが、なんらかの原因で(躾?)外に出されていると、ちょっ
としたことで、ものすごく吠えるんですね。また、それかと思っていたんですが、次第にハッキリしてく
る頭の中で、「これ・・・サスケの声じゃねぇか?」と考え始めたのです。完全に目が覚めました。間違
いなく、サスケの鳴き声です、激しく吠えています。こういう時は玄関に誰かが来た時です。「誰だ!」
ってな感じで外に向かって吠えるんですね。「近所の人が酔っ払って、ただ今御帰還かぁ?」と舌打
ちなんぞしながら階下に降りていきました。サスケは、「吠えるの止めろ!」って言って止めるほどイイ
子ちゃんではないんです(^^;) このままでは、近所迷惑になりますからねぇ、力ずくでも止めさせない
と。ビックリしました・・・。サスケは玄関にいなかったのです。何と、真っ暗な部屋の中に向かって激し
く吠えているんです!「どういうこと?」混乱した頭の中に浮かんだのは、「時期外れの幽霊?」それ
とも・・・ 泥棒!? どっちにしても、あまりお目にかかりたくない代物です(汗) それでも現実は現
実、なんとか対処しなければなりません。意を決し、真っ暗な部屋の中に叫びました「誰だ!こらぁ
〜!」もぉ、カラ元気っつうか、ヤケクソっつうか、な気分でした。目を凝らし、耳を澄ませても人の
気配は感じられません。「するってぇと、幽霊かよ・・・?」ちょっとビビりました(^^); それでも、そんな
ものも感じられないし、見えません。一歩、部屋の中に踏み込みました。その時!ワタクシの足元
に何かが触れて、走り去ったのです!「うわっ!」マジでビックリしましたよ(滝汗) それでも、人で
はない生き物ということが分ったので、余裕も出ました。その生き物は、洗面所へ向かって走った
ようです、サスケもワタクシも洗面所へ向かいます。その生き物は、「シャ〜ッ!」という声と共に洗
濯機の上に飛び乗りました。電気を点けます。あぁぁぁっ!・・・・・・・ ネコ ・・・ (・・;) そぉ、それは
いつかカミサンが一度だけエサをやった、ここらに住み着いたノラ猫だったんです。どっから進入
したんでしょう?激しく吠えるサスケに脅え、ワタクシが抱こうとしても、興奮して爪を立ててきます。
とにかく、サスケを黙らせて猫から離しました。ようやく、猫もワタクシの抱かれ、寒空に逆戻りとな
り、お騒がせな出来事も解決しました。どうやら、2階のベランダのドアを自分で開けたようです。
何故、ウチだったのか?よっぽど、ウチは不用心だったっつうことでしょうか?(苦笑) その、にゃ
んこ、今では毎朝、毎晩、ワタクシかカミサンが帰ってくるのを玄関で待つようにまりました。サス
ケは正面切って戦うことはしないのですが、にゃんこにエサをあげたり、遊んでやってると、まぁ〜
ヤキモチ焼きます(^^); イイ歳になっても、甘ったれなんですよね。そんなことを知ってか知らずか、
にゃんこは、今日も我が家の前で待ってました(笑)





お騒がせな、にゃんこ!(^^;)

どうやら、メスみたい。

んで、熟女みたい (爆)



散歩からの帰り、

玄関をにゃんこに占拠され

どうしてイイか戸惑う

小心なサスケ (^^);







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