第30話 人間と同じ |
「ペット」、こういう呼称は嫌いだな。ここは犬を題材にしてますけど、猫でも鳥でも、「飼う」と言う事は その動物を「家族の一員」として接しないとね。勿論、上下関係はビシッとしないとマズイけど、それは 人間だって同じ。まあ、自分の子供を折檻して殺したり、パチンコに夢中になって子供を置き去りにする ような親がいる世の中だからねぇ(^^); さて、我が家のサスケとコタロ−は家族も家族、ヘタすりゃ人間 以上に人間っぽい奴等(爆) ある休日、一家4人(?)はゴロゴロと過ごしておりました(^^);するととんで もない異臭、いや悪臭が・・・。「お前なぁ、いくら夫婦でも『失礼』くらい言えよなぁ」、するとカミサンも、「 自分でしょう?クサイなぁ〜もぉ〜!」お互いに、放屁の事実を認めず険悪な空気が(爆) で、臭いの出 所を「クンクン」と犬(?)のように、ふたりで探ってみると、サスケのところでお互いの顔が歪みました。 サスケぇ〜!すかしっ屁は止めろよなぁ〜! 犯人はサスケだったのです。やはり肉類を食してるせいか、クサいんだ!これが(^^); 犬はオナラを自分 の意思で出したり、止めたりは出来ないようですね。いきなり「ブッ!」と放屁したサスケは「何だ?!」と 自分のオシリを見てるし、コタロ−は放屁した自分にビックリして走り出したりします。「ロケットみたいだ なコタロ−」と笑った事もあります。大きさこそ違え兄弟のように育った2匹ですが、時には本気でケンカ になります。サスケがイタズラでカミサンの物(なにか忘れた)を奪い取って、放そうとしないんです。カミ サンが、「こらっ!サスケ!」と、奪い取ろうとするんですが放さない。そこへコタロ−がカミサンの味方を したのか、ヤキモチなのか、サスケに吠え掛かったんです。サスケが怒りましてねぇ(^^);さながら人間の 言葉で表現するなら、サスケ「何だよ!お前に関係ねぇだろぉ〜!俺が遊んでもらってんのにぃ〜!」 コタロ−「自分ばっかり遊んでもらって!バカ〜!」ってなもんです、まるで人間の子供の兄弟ゲンカの 様相です。本気になりゃ体の大きなサスケの勝ち、「キャ〜ンキャ〜ン!」と鳴きながらカミサンのところ に戻ってくるコタロ−は、何と片方の前足を挙げながら戻って来たのです。「ここイタ〜イ!サスケがやっ たぁ〜!ビエ〜ッ!」って(爆) カミサンが「ここが痛いの?」とさすってやっても、「%$#●×@*▲〜」 と、何やらしゃべるような声でサスケを見てからカミサンを見るという事を繰り返しています。いかにも、「 僕は悪くないのに、サスケが苛めた〜、アイツが悪いんだぁ〜サスケを怒って〜」と(激爆)。本当に、そ ういう風に見えちゃし、聞こえちゃうんですよ。そうすると、さすがに小さいコタロ−を泣かして(?)しまっ た罪悪感からか、サスケはどこか部屋の隅っこに隠れます。しかし、「僕は悪くない!アイツが生意気だ からイケないんだ」みたいな表情してるんですよ、これ結構、笑えます(^-^) かと思うと、サスケは交通 事故の後遺症とでもいうか、たまに3本足で走るんですけど、どこも悪くないはずのコタロ−がサスケと 同じに3本足で走ったりするんです。サスケの真似してるんですかねぇ?姿形は犬ですけど、ちゃ〜んと 感情も思考も持ってるんです。俺には、「犬だから!」って、邪険に扱えないなぁ・・・。それが「過ぎて」、 こんなに人間っぽくなっちゃったのでしょうか(^^); |