タイトル
第26話    ワンワン・ホテル
 私のカミサンの実家は「奄美大島」、毎年夏には里帰りします。何もないところですが(^^);海と空の蒼
さは最高です。1日、釣り糸と垂れているだけでリフレッシュされますねぇ。で、実家は来客が多いので
サスケとコタロ−は約1週間の「お留守番」です。そういう時は、「ワンワン・ホテル(ペット・ホテル)」の
お世話になります。しかし、ヒドイところもあるので皆さん気を付けて下さいね。それはサスケが迎える
最初のお留守番の時のことです、ウチの近くに「ブリ−ディング」「販売」「犬の美容室」そして、「ホテル
」もやっているところがありました。近い事もあり、そこにサスケを預ける事にしました。「この子、人見知
りが激しいんですけど大丈夫ですかね?」「ああ、大丈夫ですよ。」その言葉に安心して、怯える目をし
たサスケを預けたのでした。そして1週間、待ちに待って飛びついてくるサスケを期待して迎えに行きま
した。確かに「待ちに待って」いたサスケでしたが、その姿を見て愕然としました!まるでガイコツ
す。頭蓋骨の形が分かり、あばら骨は浮き出し、1週間前のサスケとは似ても似つかぬ姿だったのです。
もう1日2日でも迎えが遅れていたら、おそらく餓死していたでしょう。しかし、そこのババァはサスケ
に、「ほら、お迎えが来たよ。良かったねぇ」なんてニコニコしながら言っているのです。ぶん殴ってやろうと
いう気持ちの前に「早く家に連れて帰ろう!」という気持ちの方が強かったですね。多分、人見知りするサ
スケですから吠えたりするので運動もさせず、エサもまともに与えていなかったか、神経質になったサスケ
がエサを受付けなかったのでしょう。そこではコタロ−もエライ目にあってるんです。カットに行ったコタロ−
はものの見事に顔の部分以外をボウズにされてしまいました人間で言えば、スキンヘッドに近い状
態でした。カミサンが泣きながら帰って来たのを覚えています。「毛先がダマになっていたから、一度サッ
パリ切った方がイイんですよ。」とシャァシャァと言われたそうで、「切るなら切る」と最初に言えってんだ!
こんな風にとんでもないワンワン・ホテルや動物病院がありますから、必ず、ご近所の飼い主さん達の評
判を聞いてから連れて行かないと、ホントに殺されちゃいますよ!皆さん、気を付けましょうね。
 

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