
| テイエムオペラオー
T.M.Opera O 1999年度 |
オペラハウス Opera House 1988 鹿毛 英 長
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サドラーズウェルズ Sadler’s Wells 1981 鹿毛 米 中 |
ノーザンダンサー Northern Dancer 1961 鹿毛 加 万 |
ニアークティック Nearctic |
Nearco |
| Lady Angela | |||||
| ナタルマ natalma |
Native Dancer | ||||
| Almahmoud | |||||
| フェアリーブリッジ Fairy Bridge 1975 栗毛 米 |
ボールドリーズン Bold Reason |
Hail to Reason | |||
| Lalun | |||||
| スペシャル Special |
Forli | ||||
| Thong | |||||
| カラースピン Colorspin 1983 鹿毛 中 |
ハイトップ High Top 1969 鹿毛 英 中 |
デリングドゥ Derring−Do |
Darius | ||
| Sipsey Bridge | |||||
| カメナエ Camanae |
Vimy | ||||
| Madrilene | |||||
| リプロカラー Reprocolor 1976 栗毛 中 |
ジミーレピン Jimmy Reppin |
Midsummmer Night | |||
| Sweet Molly | |||||
| ブルークイーン Blue Queen |
Majority Blue | ||||
| Hill Queen | |||||
| ワンスウエド Once Wed 1984 栗毛 中
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ブラッシング グルーム Blushing Groom 1974 栗毛 仏 中 |
レッドゴッド Red God 1954 栗毛 米 短 |
ナスルーラ Nusrullah |
Nearco | |
| Mumtaz Begun | |||||
| スプリングラン Spring Run |
Menow | ||||
| Boola Brook | |||||
| ラナウェイブライド Runaway Bride 1962 鹿毛 英 |
ワイルドリスク Wild Risk |
Rialt | |||
| Wild Violet | |||||
| アイミー Aimee |
Tudor Minstrel | ||||
| Email | |||||
| ノウラ Noura 1978 黒鹿 ? |
キートゥザキングダム Key to the Kingdom 1970 ? ? |
ボールドルーラー Bold Ruler |
Nasrulleh | ||
| Miss Dissco | |||||
| キーブリッジ Key Bridge |
Princequillo | ||||
| Blue Banner | |||||
| リヴァーガイド River Guide 1971 黒鹿 ? |
ドローン Drone |
Sir Gaylord | |||
| Cap And Bells | |||||
| ブルーカヌー Blue Canoe |
Jet Pilot | ||||
| Portage |
| 馬主 竹園 正繼氏 厩舎 栗東 岩元市三厩舎 生産者 杵臼牧場(北海道 浦河) 主戦騎手 和田竜二 | |
| ・1996年3月13日生まれ ・牡 栗毛 ・ファミリーNo【4−m】 ・姉 チャンネルフォーC | |
| 父オペラハウス | |
| 父オペラハウスは、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(約2400M)やエクリプスS(約2000M) やコロネーションC(約2400M)といった様々な距離の欧州のG1を勝った、マルチな距離適性を持つ欧 州のチャンピオンホースです。またエクリプスSを含め、芝2000Mの重賞を3勝しており、中距離馬とし ての資質も高かった馬と言える。 また体質の弱さから本格的に使われ出したのが古馬になってからで、チャンピオンホースとなったのが6 歳になってからという、4歳馬中心で動く欧州競馬界にしては、珍しく晩成のチャンピオンホースであると 言う点も、この馬の特徴の一つと言えます。 産駒は全般にパワー型の産駒が多く、日本の高速馬場では詰めの甘い産駒が多いのが現状である。 代表産駒)テイエムオペラオー・ニホンピロジュピタ・カリスマサンオペラ・マルブツオペラなど |
父オペラオハウス
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| 母ワンスウエド | |
| 母ワンスウェドは現役時代は未出走でしたが、ナスルーラーの3×4から見るにスピード主導型の馬と言 えそうです、母父ブラッシンググルームはブルードメアサイアーとして大変優秀で、我が国でもマヤノトッ プガンやヤマニンゼファーなどを送り出している様に、BMSとして大きく成功しています。 主にパワー型のスピードと、大舞台での底力をその後の代に伝える傾向が有る様です。 以上の点からワンスウェドの特徴はこのブラッシンググルームの影響が強いと考えられ、同馬の産駒も 全般的にスプリンターの傾向が強く、パワー型の芝・ダート兼用のタイプが出る傾向が強い様です。 代表産駒)テイエムオペラオー・チャンネルフォー・キャプテンクック |
母ワンスウエド
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| 血統総評 | |
| 父方からは幅広い距離適性を受け継いでいる事は、戦績からも明らかですが、その中でも中距離の高い適性を父から受け継いだ様です。 オペラハウス自身がそうだった様に、オペラオーは父から使い減りしないタフさと、使い込まれる事によって成長する晩成の血の2つの血 の特性を色濃く受け継いでいるようです、オペラオー自身も父同様3・4歳時は体質が弱かった事を考えると、完成期に達するのは5歳秋 〜6歳にかけてでしょうね、父同様使い減りしないタイプなら、当然父同様好調期も長いはずです。 母からはパワー型のスピードを受け継いでいて、それがオペラハウス産駒にありがちな詰めの甘さを解消する要因につながっているんでし ょうか、それは純粋なスピードだけではなく、瞬発力と持続性のある末脚に結びついています。 総合的に見ればネアルコの5×5のクロスが、相反する父と母の長所を結びつけたと考えられます。 またブラッシンググルームが、淡泊になりがちな血統構成に味付けを施したように感じられます、それは底力というエッセンスで、オペラオ ーがG1と言う大舞台で安定した成績を残し、底知れぬ強さを発揮する要因に繋がっています。 |
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| 馬体評価 | |
| 馬体から受ける第一印象は、見栄えのする馬体と言う点です、とにかく皮膚が薄く垢抜けているのが、一 目瞭然ですよね。 大きな視点で馬体を見ていくと、まず感じるのがゆったりした馬体の造りだな〜と言う点です、とにかく無 理のない造りで、何処にも窮屈な部分が見あたりません、それがマルチな距離適性をオペラオー自身に 与えているのだと考えられます。 そして細かい部位を見ていく上で感じるのが、胸前の深さです、内臓の発育具合が非常に良いのでしょう 、気管支系統(肺・心臓など)の発育具合の良さを感じます、要するにそれがスタミナの裏付けになってる と言う事です。 後はクビのバランスが非常に素晴らしいですね、頭に対する長さ・太さとも申し分ありません。 オペラオーは肩先から前肢にかけての発育具合は相当のものですが、腰から後肢にかけての実の入り 具合がまだ未完成の様な気がします、この部分は一走毎に成長してきてますし、さらにしっかりしてくれ ば、さらなる高みに登り詰めるのは言うまでもないと思います。 それから一番驚くのが、未だにキ甲が抜けきっていない点です、この肩上の筋肉のコブが盛り上がってこ れば、いわゆる完成型となった一つの合図でもあるのですが、オペラオーはまだまだです、今後さらに強く なる可能性が高いですね、この馬の完成期は恐らく5歳秋〜6歳にかけてだと思います。 一体何処まで強くなるんだろう?この馬は!20世紀の最強馬は、ひょっとしてこの馬なのかもしれない! |
その産駒オペラオー
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| オペラオー総評 | |
| 血統的にも馬体的にも、5歳春以降にさらなる成長を遂げるのは、どうやら間違いなさそうです。 距離適性的には、典型的なステイヤーではなく、むしろ本質的には中距離適性を備えた、マルチな距離適性の馬と言えるでしょう。 気性的には顔つきから見るに、落ち着いた気性だけにマイル戦の様な忙しいレースは向かないが、経験を積めばあっさりこなす可能性は秘 めていそうです!? いずれにしても本質的な距離適性は、2000M〜2400Mがこの馬のベストディスタンスと言えるのではないでしょうか! 体はどちらかと言えば丈夫で、使い減りはしないタイプでしょう、長い好調期を保てる素質の持ち主で今後もしばらく活躍できそうです。 成長度合いから見て、5歳秋以降〜6歳春シーズンがこの馬の完成期なのではないかと思われます。 今後もオペラオーのG1独占が日本競馬界において続きそうです、また父・母の血統からして欧州の馬場への適性は持っていそうなので、 来年仮に欧州遠征が叶ったとしたら、日本馬として初めての凱旋門賞orキングジョージY世&クイーンエリザベスSを勝つ可能性は高い ですね、目指せ世界最強馬って感じでしょうか。 |
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