杉原 充晃

「石榴」

社宅の山中さんが
近所の庭になっていたのを
もらって来て下さった。
パックリとした割れ目から
赤く熟れた艶のよい実がこぼれ落ちそうに
感じられた。
一粒口に入れてもらったが
まぎれもなく子供の頃に食べた
甘酸っぱい味がした。

 

 

 

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