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調布市に住む不動産鑑定士のコラムHEADLINE

より良い環境で子育てを「子育てのための土地選びのポイント」


宅地を選ぶ際は、周辺環境の良し悪しも重要なチェック項目の一つとなります。特に子供を育てている方々は、空気が汚い、治安が悪いという土地柄では、安心して暮らすことができません
地域によって、子育てに向いている土地、向いていない土地に分類することができます。
そこで今回は、子育てにも適した環境の良い土地選びのポイントをご紹介していきます。

地盤の安全性が高い土地

 

地盤の強さは、建築物自体の耐久性にも繋がります。どんなに耐久性のある角材や鉄骨を用いた建物でも、地盤が崩れてしまえば傾いたり、倒壊したりしてしまいます。また、緩い地盤では沈下も深刻なリスクの一つとなります。
2011311日に発生した東日本大震災では、多くの建物が被害を受けました。しかし地震の影響を被った地域にも、地盤が強かったために倒壊しなかった、もしくは半壊にとどまった住居が存在したことも事実です。各地域の地盤の強さは、国土交通省や民間の地盤情報サイトが発表している情報や、専門業者に地盤のチェックをしてもらうことで確認できます。

コミュニティの繋がりも重要なポイント
住民同士の繋がりが強く、子供を守る意識が高い地域
を選ぶことも大切です。
登下校下校時や友達の家に行く途中など、子供が一人になる際は、たとえ短時間であっても犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。常に親が見張るわけにもいかないため、どんなに注意した生活を送っていても、危険を100%避けることは不可能です。
少しでもリスクを抑えるために、子供が一人でも駆けつけられる避難場所が多く点在している地域を選びましょう。具体的な避難場所としては、学校や児童館、子供110番の家などを挙げることができます。
地域住民がよく付近を出歩いているエリア、地域住民同士が挨拶を交わす習慣が根付いているエリアなどは、安全性が高いと言えます。土地を選ぶ前には、候補に入っている土地の周辺を探索する時間を作り、地域全体の雰囲気も掴んでおきましょう。

危険な遊び場が少ない土地 
の子供の大怪我を未然に防ぐために、可能な限り危険な遊び場が少ない地域を選びましょう。
例えば、用水路や大規模な駐車場、外階段のある集合住宅が目立って見られるような土地を選ぶと、子供が事故に遭う可能性が高まります。また、遊び場の中心となる公園が近い土地でも、安心することはできません。中には、怪我をしやすい遊具が多数配置されていたり、もしくは遊具が老朽化のために壊れていたりする公園もあります。加えて、近隣で不審者が目撃されているような地域では、特に公園において子供が犯罪に巻き込まれるケースが多く見られます。
子供の興味をひく危険な場所がないか、実際に調べる意味でも、土地を購入する前に家族で地域を散歩することをおすすめします。その際、公園や森など、子供の遊び場として提供されている場所についても、安全性を確認しましょう。

通学路の安全性もチェックしよう


小学校に通う子供のため、通学路の安全性もチェックしなければなりません。治安が良いエリアを選ぶことはもちろん、通学路の交通量にも着目しましょう。

交通量の少ない通学路であれば、子供が交通事故に巻き込まれる危険性は低くなります。反対に、交通量が多く信号が至る所にある場所は、事故が起きやすくなっています。
また、通学路に人目があることも重要なポイントです。
多くの人が行き交い、地域住民の目がよく行き届くような通学路であれば、子供だけで登下校を行う際も安心です。一方、細い路地や、夕方にはすぐに暗くなってしまう道が通学路となっている場合は要注意です。

おわりに

子育ててのための土地選びのポイントについてご紹介しました。
大人にとっては安全でも、子供にとって危険度が高い場所は数多く存在します。土地の周辺をチェックする際には、子供の視点から安全性を確認することを心がけましょう。