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品川区の地域情報

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品川区の地域情報

当事務所は都内を中心に営業する不動産鑑定事務所です。


(1)沿革
江戸時代の品川区は、東海道の宿駅に指定された南・北品川町と、近郊農村として徳川氏の直轄地となった大井・大崎・平塚・中延等の諸村よりなっていた。昭和7年品川・大崎・大井3町が合併して品川区に、荏原は荏原区になり、昭和22年地方自治法の施行で、品川・荏原両区が合併、品川区となった。面積22.84Kuである。

(2)人口の状態
平成29年7月1日現在、人口386,519人(前年比+1.3%)・世帯数215,169世帯(前年比+1.6%)である。
人口は昭和39年の415,728人をピークに下降傾向をたどり、54年より平衡状態となった。平成10年以降都心回帰現象から増加に転じ、企業や団体の寮や工場等の跡地が多い品川地区、大崎地区においてマンション開発が盛んであり、依然として増加傾向が続いている。

(3)交通施設の状態
鉄道・JR … 区内の北部に山手線(駅数3)、南北に京浜東北線(1駅)及び横須賀線(1駅)が走っている。
私鉄 …  京浜急行(6駅)、東急池上線(5駅)、目黒線(4駅)、大井町線(6駅)、都営地下鉄浅草線(3駅)、東京モノレール(2駅)、りんかい線(5駅)が走っている。
バス  …  JR・私鉄のターミナル駅(五反田・目黒・大井町・西大井)より区内に都営・私営バス路線がある。

(4)道路整備の状態
主要道路は南北に首都高速1号・2号、国道1号・15号、中原街道があり、東西には山手通りがある。
大井埠頭には湾岸道路が走り、京浜地帯と京葉地帯を結ぶ動脈として機能している。
道路総延長距離380.713km。舗装率は100%である。
現在環状6号線、補助26号線、補助28号線、補助163号線等が事業中である。また、首都高速道路(株)を施行者として、首都高速羽田線等の更新工事が行われている。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道 …  100%供給可能。
下水道  … 普及率は、100%。
ガ ス  … 東京ガスにより全地域に供給されている。

(6)商業施設の状態
JR五反田・大井町・目黒駅周辺に核となる広域的な商業地域が形成されている。さらにJR大森駅や武蔵小山・荏原町・戸越銀座・荏原中延・旗の台・新馬場・立会川の各私鉄駅を中心に商店街が形成されている。大型店舗は大井町アトレ、イトーヨーカ堂大井町店、レミィ五反田(東急五反田ビル、H20リニューアル)、東京卸売センター、アトレ目黒、西友ストアー大森店、パトリア品川(八潮)等の既存店に加えて、H14にイオン品川シーサイド店、H19にヤマダ電機(丸井跡地)、H21にウィラ大井(勝島)、H23〜H26に阪急大井町ガーデン、H27にパークシティ大崎の商業施設がオープンしている。その他の施設としてH22に四季劇場(大井町)、H28にTOC GOTANDA MESSE(五反田)がオープンしている。

(7)商圏及び顧客の状態
品川区の商業は五反田・目黒・大井町の駅前商業地を中心として発展し、港区、目黒区を含む優良な商圏を有していたが、都心商業地との競争によりやや伸び悩みが認められた。ここへ来て既存の商業地域における再開発から、天王洲アイル、大崎駅周辺、シーサイドフォレスト等にみられるようなかつての工業地域における新設型の商業施設の開発が相次ぎ、商業地域の拠点化が進んでいる。これら新興の商業地はモータリゼーションへの対応も良く、区内全般としては商圏の拡大が期待される。一方、それらの新興の商業施設に押されて近隣型の商業地の地盤沈下は顕著であり、商店街における住宅利用の比重が高まっている。

(8)将来の動向ほか
用途地域別面積は、住居系42%・商業系17%・工業系41%によっても知られるように、商・住・工の混在地区が多い。住宅の動向はりんかい線の開通やイオンの進出により利便性が向上した海岸沿いの準工地域においてマンション地域化が顕著であるが、都心回帰現象を背景としたマンション開発は区内全域において盛んであり、人口の増加傾向が続いている。
商業の動向は、天王洲アイル、大崎駅周辺(ニューシティ、ゲートシティ、オーバルコート、アートヴィレッジ大崎、シンクパークタワー、東京サザンガーデン)、品川シーサイドフォレスト、品川駅東口一部(インターシティ、品川グランドコモンズ)等の大規模複合施設による拠点開発が目白押しである。特に大崎駅周辺は、H19アートヴィレッジ(大崎東口第3地区)、H20シンクパークタワー(西口E東地区)、H21.3大崎センタービル(東口第3地区)、H21.8大崎ウエストシティタワーズ(西口中地区)、H22.7東京サザンガーデン(東五反田2丁目第2地区)、H23.4ソニー新社屋(大崎駅西口C地区) 、H26.1大崎ウイズシティ(大崎駅西口南地区)、H27.4大崎ブライトタワー(北品川五丁目第1地区) 、H27.4大崎ブライトコア(北品川五丁目第1地区) 、H27.4大崎ブライトプラザ(北品川五丁目第1地区)等が次々と竣工している。現在進行中の再開発計画は、H29年度中に竣工予定の目黒駅前地区やH28.3に工事着手した武蔵小山パルム駅前地区等がある。交通施設は、H14.12にりんかい線の天王洲・大崎間が開通し埼京線に接続、H15.10に新幹線品川駅が開業している。新幹線新駅を擁し、更にリニア新幹線の始発駅なることが決定した品川駅へ連なる都内の大拠点へと発展することが見込まれる。