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渋谷区の地域情報

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渋谷区の地域情報

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(1)沿革
渋谷区は東京23区内の南西部に位置し、面積は約15.11kuである。昭和7年に渋谷町・千駄ヶ谷町・代々幡町が合併し、大東京35区の一環として誕生した。戦後の復興も渋谷駅のターミナル機能を核として始まり、新宿・池袋と並ぶ繁華街として発展してきた。昭和30年代から高層ビル等の建設が始まり、昭和39年の東京オリンピックを契機に市街地の整備が行われ、ファッション関連の先端的な商業地が形成されて、今日では東京を代表する商業都市の一翼を担っている。また、区内には都内有数の高級住宅地を擁する住宅都市である他、文化施設・各国大使館・有名大学等を数多く擁する文教都市でもあり、質の高い山手文化が形成され、緑の多い個性に富んだ都市として発展を続けている。

(2)人口の状態
人口は、昭和38年をピークに減少していたが、都心回帰の影響により平成9年が底となり、近年は、やや増加傾向で推移している。平成29年7月1日現在の人口は、224,001人(対前年比+0.89%)、外国人登録者は、10,061人(対前年比+3.18%)、世帯数136,080世帯(対前年比+1.17%)である。

(3)交通施設の状態
鉄道は、JR山手・中央・埼京・湘南新宿ラインの各線、東急東横線・田園都市線、京王新線・井の頭線・京王線、小田急小田原線、東京メトロ銀座・日比谷・千代田・半蔵門・副都心の各線、都営大江戸線が相互乗り入れや乗り継ぎ、接続により連携している。平成25年3月16日に東京メトロ副都心線と東急東横線との相互乗り入れが開始された。路線バスは、渋谷駅を拠点に都営・東急・小田急等のバスが各方面に運行している。

(4)道路整備の状態
区内の主要幹線道路は、「外苑西通り」「明治通り」「山手通り」「旧山手通り」「駒沢通り」「玉川通り・青山通り(国道246号線)」「六本木通り」「井の頭通り」「甲州街道(国道20号)」等である。
首都高速4号新宿線「西新宿JCT」と3号渋谷線「大橋JCT」を結ぶ中央環状新宿線(山手トンネル)が平成22年3月に開通し、平成27年3月には中央環状品川線開通により中央環状線が全線開通した。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道・公共下水道・都市ガスとも普及率は100%である。

(6)商業施設の状態
渋谷駅周辺地区:都内有数の商業集積の質量を持ち、ビジネス・ショッピング・娯楽の拠点である。平成24年4月に「渋谷ヒカリエ」(階層:地上34階・地下4階、延床面積:144,545.75u)がオープンしたほか、平成27年8月には「西武渋谷店」が大規模改修され、平成27年11月には旧マルイシティ渋谷が全館改装し、「渋谷モディ」としてオープンした。また、7つのゾーンからなる新複合施設「渋谷キャスト」(階層:地上16階・地下2階、延床面積:約35,000u)が平成29年4月にオープンした。さらに、「渋谷パルコパート1・パート3」を平成31年9月完成を目処に大型複合ビルに建て替える計画が発表されており、近未来的には更に魅力的な商業地として深化していくと思料される。
原宿・表参道(神宮前)地区:竹下通り・表参道沿いを中心に全国から若者が押し寄せるファッションのメッカである。表参道沿いは海外ブランドショップ等が建ち並び、平成24年4月には「東急プラザ表参道原宿」(階層:地上7階・地下2階、延床面積:11,852.34u)が、平成25年4月には「oak omotesando(オーク表参道)」(階層:地上9階・地下2階、延床面積:約14,000u)がオープンし、平成27年3月には、三越伊勢丹グループが原宿竹下通りに「原宿アルタ」、東急不動産鰍ェ明治神宮前駅の近くに「キュープラザ原宿」をオープンさせた。また、明治通りと竹下通り交差点付近に神宮前計画として地下3階地上23階建ての店舗、事務所ビルが建設中である。さらに、明治通りの拡幅工事も順調に進んでおり、一段の魅力の向上と集客力のUPが見込まれる。
恵比寿地区:平成6年、ビール工場跡地の再開発事業として「恵比寿ガーデンプレイス」が開業、街は大きな変貌を遂げた。職住近接の住宅地しての人気も高い。平成28年4月に「アトレ恵比寿本館」のリニューアル及び「アトレ恵比寿西館」がオープンした。
代官山地区:代官山アドレス及びその周辺や旧山手通り沿いに、セレクトショップやカフェ等が集積している。東横線の旧線路跡地に、「ログロード代官山」が平成27年4月にオープンし、洗練された街の印象をより強くしている。
代々木地区:新宿駅南口に近く、オフィスや商業施設の他、予備校や専門学校が多い。平成24年6月末に「JR南新宿ビル」(階層:地上18階・地下4階、延床面積:58,023u)が竣工した。また、新宿駅新南口の人口地盤上に、新宿駅南口地区基盤整備事業により「JR新宿ミライナタワー」が平成28年3月に竣工し、その商業施設である「NEWoMan(ニュウマン)」及び高速バスターミナル「バスタ新宿」が平成28年4月にオープンした(階層:地上32階・地下2階、延床面積:約111,000u)。
初台・幡ヶ谷・笹塚地区:甲州街道の背後に近隣商店街が形成されている。平成27年3月に竣工した京王笹塚駅前(京王重機ビル跡地)の複合施設「メルクマール京王笹塚」内の商業施設「フレンテ笹塚」が平成27年4月にオープンし、飲食店を中心としたテナントが入居して近隣住民の利便性が向上した。

(7)商圏及び顧客の状態
渋谷区の商圏は、ファッションやエンターテイメント、IT関連企業等の先端的産業のメッカとして、都内・神奈川県を中心として全国に及ぶものとなっている。更に、東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転の開始から、池袋・新宿、ひいては埼玉県・神奈川県からの集客力の工場・さらなる商圏の拡大が期待される。

(8)将来の動向その他
◎渋谷駅を中心に概ね半径600〜700mを範囲とする約139haが平成17年12月に都市再生緊急整備地域に指定されている。
現時点における再開発等の主な動向は、以下の通りである。
・渋谷駅街区土地区画整理事業(平成22年度〜38年度、区域面積:約5.5ha、公共施設:東西駅前広場、銀座線及び埼京線ホームの整備他) ・渋谷駅街区開発計画(平成25年度〜39年度、敷地面積:約15,300u、延床面積:約270,000u、主要用途:事務所・店舗、階層:東棟・地上47階・地下7階 中央棟・地上10階・地下2階 西棟・地上13階・地下5階、開業予定:東棟・平成31年度 中央、西棟・平成39年)
・道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業(平成27年度〜平成31年度、敷地面積:約3,300u、延床面積:約59,000u、主要用途:店舗・事務所、階層:地上18階・地下4階、開業予定:平成31年度)
・渋谷駅南街区プロジェクト(平成25年度〜30年度、敷地面積:約7,100u、延床面積:約116,000u、主要用途:事務所・店舗・ホテル、階層:地上35階・地下4階)・渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業(平成26年〜32年度、敷地面積:約17,000u、延床面積:約253,000u、主要用途:店舗・事務所・住宅等、階層:A街区・地上37階・地下4階 B街区・地上32階・地下2階 C街区・地上4階、開業予定:平成32年度)
・渋谷区庁舎の建替え工事(平成28年6月(解体工事)〜平成30年度、新庁舎(階層:地上15階・地下2階、新公会堂(階層:地上6階・地下2階)、超高層分譲マンション(総戸数:505戸、敷地面積:約4,565u、階層:地上39階・地下4階、高さ:136.5m)