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大田区の地域情報

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大田区の地域情報

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(1)沿革
大田区は、東京都のほぼ南東部に位置し、昭和22年3月に大森区と蒲田区が統合されて誕生した。面積は60.75kuで23区中第1位の広さである。大田区は戦後の復興を経て、昭和30年代に工業を中心とした産業が盛んになり、都内でも有数の工業地帯として発展した。大田区は西北部と東南部の低地に二分され、丘陵地帯はいわゆる武蔵野台地の東南端にあたる。JR京浜東北線以東の低地部、以西の台地部及び埋め立て地の臨海部からなる。海抜は田園調布付近が最高42.5m、南東に向って低くなり、海岸線や埋立地では約1mである。低地部は住宅や工場が密集する商業・工業地域を形成している。台地部は、田園調布、雪谷、久が原など良好な住宅地である。臨海部は、空港をはじめトラックターミナルやコンテナふ頭、市場など物流施設のほか、工場団地、野鳥公園など都市機能施設が整備されている。平成22年10月に羽田空港の第4滑走路が完成し国際化が進んでいる。

(2)人口の状態
大田区の人口は、経済の発展に伴い、昭和40年には約75万人と最高を記録したが、それ以降は減少傾向が続いた。平成9年以降は微増している。
平成29年6月1日現在の人口は722,859人(住民基本台帳・外国人登録含:前年比+0.9%)世帯数は385,123(同+1.6%)で人口、世帯数ともに世田谷・練馬区に次ぎ23区中3位である。

(3)交通施設の状態
鉄道は、JR京浜東北線、京浜急行線、東急多摩川線、目黒線、池上線、東横線、都営浅草線、東京モノレール羽田線等がある。目黒線の東京メトロ南北線・都営三田線との相互乗り入れにより都心方面のアクセスは向上している。JR東海道線、横須賀線、湘南新宿ラインも走るが、これら3線は区内に停車駅はない。
バス路線は、京浜急行バス・東急バス・都営バスが走り、ほぼ全区を網羅している。また、京成バスが小岩・亀有・千葉方面へ運行している。羽田空港はバスターミナルとしても都内有数の規模を有し、路線バスの他空港リムジンバスが運行している。区内のバス路線網を見ると、@JR大森駅に接続する鉄道がない、A都営浅草線が西馬込駅で止まっており、他の鉄道との連絡がない。B埋立地方面への鉄道がない、CJR京浜東北線を挟んで東西を結ぶバス交通の便が悪い等により区全体のネットワークに欠ける面がある。また、東急蒲田駅と京急羽田空港をつなぐ蒲蒲線も計画されている。

(4)道路整備の状態
幹線道路は、中原街道、第二京浜国道、第一京浜国道、産業道路、湾岸道路、首都高速道路があり、環状道路は都心を中心に南へ環状七号線、環状八号線がある。また、京浜急行線連続立体交差事業(平和島駅〜六郷土手駅間及び京急蒲田駅〜大鳥居駅間)が行われている。平成24年2月には、東京ゲートブリッジ(大田区城南島〜江東区若洲間約8q)が完成した。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道と都市ガスは、ともに普及率ほぼ100%である。
公共下水道の普及率も、ほぼ100%となっている。

(6)商業施設の状態
平成26年東京都商業統計調査報告によると、区内の事業所数は6,947(対平成19年変動率−27.0%)従業員数54,797人(同−9.8%)、年間販売額5,735,742百万円(同+3.3%)となっている。商店街数は151で、23区内で最も数が多い(平成21年7月現在)。大規模店舗では蒲田駅直結の東急プラザ蒲田が平成26年10月リニューアルオープンしたほか、京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発事業が完成し、平成27年12月11日に「あすとウィズ」がオープンしている。平成28年6月末にMEGAドン・キホーテ大森山王店、平成27年7月にニトリ大田大鳥居店、平成29年2月にマルエツ糀谷駅前店が開店している。そのほか、羽田空港の国際化やオリンピック開催決定に伴い新規開業ホテルも多く見られており、平成28年3月に羽田4丁目にタマディアホテル羽田、6月に羽田旭町にホテルJALシティ羽田東京、11月に蒲田5丁目にアパホテル蒲田駅東、平成29年6月に蒲田3丁目にホテルルートイン蒲田が開業した。平成29年度中に羽田5丁目に京急EXイン羽田が開業予定であるほか、萩中3丁目、南蒲田1丁目、大森本町1丁目、東糀谷2丁目においてもホテル建築が計画されている。

(7)商圏及び顧客の状態
蒲田・大森駅の駅ビルを中心としたアーケード街、及び私鉄各駅周辺の近隣型の商店街を中心に発展してきた。北は品川、西は渋谷、目黒等の隣接区に顧客が流れ、特に若年層は減少傾向にあり、相対的に老年層が増加していたのが近年までの傾向であったが、京急本線の高架化やマンションの増加によって人口も増加しており、私鉄沿線の各駅周辺の近隣型商業地域、特に京浜急行線沿線の地域において小規模物販店や日常サービス店舗等が増加傾向にある。その一方で集客力が脆弱な商店街については住居系用途への転換も散見されている。

(8)将来の動向その他
京浜急行本線では平和島から六郷土手まで、空港線では京急蒲田から大鳥居までの区間について、立体交差化及び駅前広場の整備が行われている。京急蒲田駅周辺では平成27年12月に完成した市街地再開発事業により、低層階を商業施設、上層階を住宅とする施設建築物が竣工し、繁華性の向上が期待される。その他、糀谷駅前でも再開発による建物が完成している。