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三鷹市の地域情報

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三鷹市の地域情報

 当事務所は多摩地区を中心に営業する不動産鑑定事務所です。

(1)沿革
明治22年、市制町村制の施行に伴い、各々独立した村が合併して三鷹村となって、今日の三鷹市の行政区域が確定した。単独市制を施行したのは、昭和25年11月、多摩地区の東側、23区に隣接し、都心から18Kmという好立地は、東京の人口急増に伴う郊外住宅地としての優位性を際だたせた。昭和5年の三鷹駅の開設を皮切りに、昭和8年井の頭線の開通、戦後は工場誘致や公団の大規模団地の造成等により、東京近郊の住宅として発展して今日に至る。本市は早くから下水道事業を始めとする公共施設の整備や福祉施策の充実に力を注ぎ、先進的に生活環境の整備を進める一方、昭和50年頃から始まったコミュニティ活動のような新しい行政目標を掲げる都市としても知られている。

(2)人口の状態
三鷹市の人口は昭和30年代から40年代にかけて急増した。平成に入ってからは160,000〜162,000人の間を推移していたが、大型マンション建設や宅地開発の進んだ平成11年以降、各年1,000人以上のペースで増加し平成17年度は17万人を突破した。反面、世帯数も増加傾向にあり、核家族化の進行がうかがえる。年齢構成をみると、年少人口は昭和51年をピークに減少し続け構成比は12%、生産年齢人口は現在12万人を割って微減の傾向にある。一方、老年人口は昭和53年に1万人を超え、毎年増加の一途をたどっている。平成23年5月1日現在、人口は176,791人、世帯数87,741世帯、人口密度10,715人/kuである。

(3)交通施設の状態
鉄道交通は、輸送の大動脈としての中央線が市の北端を走り、北東には京王井の頭線、南には隣接の調布市に京王線が通過している。交通便利な要所として、都心への通勤は三鷹駅を中心に武蔵境駅、吉祥寺駅、調布から仙川の京王線の各駅が利用できる。車両交通には小田急バス、京王バス、関東バス、西武バスが上記鉄道各駅及び市内外を縦横に連絡するほか、近年これまでバス路線のなかったエリアにみたかシティバスが開設され市民の良好な足となっている。

(4)道路整備の状態
道路交通は、市のほぼ中央部を東西幹線道路である東八道路が通り、南は甲州街道、北は五日市街道等が近接している。中央高速道路の高井戸、調布インターには市内から10分程度の時間的距離にある。市内の南北軸の道路としては、三鷹通り、吉祥寺通り、武蔵境通り等があるが、朝夕は各所で交通渋滞等があり、市では都市計画道路の優先順位を明確にして重点的整備を進めている。現在、整備進行中の路線としては、東京都施行として市域を南北に縦断する調布・保谷線(3・2・6号線)、東西軸の3・2・2号線(東八道路)、調布飛行場付近から人見街道を結ぶ3・4・19等があり、市施行としては連雀通りと人見街道を結ぶ3・4・13号線、新みちまち事業として八幡神社交差点から下連雀7丁目付近を拡幅する3・4・7号線(連雀通り)等がある。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道及び下水道は市営で、普及率100%(いずれも平成21年11月現在)である。
都市ガスは東京ガスの供給を受け、ほぼ市域全域に普及している。

(6)商業施設の状態
当市の商業施設は、三鷹駅南口を核とし、南方1kmに渡って続く中央通り商店街が中心となる。駅前には、平成5年に完成した駅前再開発ビル「ネオシティ・ミタカ」や金融機関を始めとする店舗兼事務所ビル等が集積しており、続いて中小規模の小売店舗、飲食店舗、事務所ビル等が連坦している。マンションも含めた共同ビル等の建設も併せて整備が進められていた駅南口の駅前広場の第2期整備は平成18年4月には供用が開始されており、今後は商業工リアの活性化が期待されている。また近年は東八道路沿線に、郊外レストランや紳士服、家庭電化等の量販店が立地し、車社会に対応したロードサイド型の商業集積が形成され、市内の他の商業集積とは異なった様相を呈している。

(7)商圏及び顧客の状態
三鷹市における商業は、隣接する吉祥寺駅周辺の大型商業施設や新宿、渋谷をはじめとする商業集積の影響を受ける。市内には総合食品を扱う百貨店型の商業施設がないので、買い回り品を中心に若年層も含めて市外に流出する傾向にあるのは否めない。このように日用品主体の近隣型の商店街を中心としているので商圏は狭く、地域経済は地元住民を主体とした消費が中心である。統計的にも商店数、売場面積、大型店の占有率等は周辺5市に比べると、低位に属している。

(8)将来の動向その他
三鷹市は、当市のこれまでの東京近郊の住宅都市といった性格が、都市部の構造変化に伴い次第に第3次産業的な業務都市へ変化すると予測されている。市では基本的な行財政運営の指針として、主要事業の目標や実施時期などを定めた「三鷹市基本構想」を掲げているが、平成23年度より市民参加を軸の一っに据えた「第4次基本計画」の策定に取り掛かる予定である。大きな事業としては、市民センター(市役所)周辺地区の今後の土地利用、整備の方針となる「市民センター周辺地区整備基本プラン」が平成22年3月に策定され、東京多摩青果跡地を活用した、新川防災公園(仮称)と多機能複合施設にっいて、現在基本設計を進めている。三鷹駅前地区の再開発については、三鷹駅南口西側中央地区協同ビル建設事業や三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業について支援がなされ、地権者を中心に各種勉強会等が開催されている。