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国分寺市の地域情報

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国分寺市の地域情報

 当事務所は多摩地区を中心に営業する不動産鑑定事務所です。


(1)沿革

国分寺は東京都のほぼ中央に位置し東は小金井市、南は府中市、国立市、西は立川市、北は小平市に接し東西約5.68km、南北に約3.86km、面積約11.48kuで大部分は武蔵野段丘上のほぼ平坦な地勢である。古くは武蔵国分寺の建立によって繁栄したが、戦火により焼失した後は農村落に衣替し、昭和初期までは農業を中心に歩んできた。この間、交通機関の発達、東京市民の郊外流出等により人口が増加し昭和15年に国分寺町となり、昭和39年11月3日に都下第14番目の市となり現在に至っている。首都近郊にあって武蔵野の面影を残す住宅都市として水と緑に彩られた文化都市として発展している。


(2)人口の状態

昭和39年11月市制施行時57,343人(16,954世帯)であった。その後人口は大幅に増加し平成4年10万人になって以後、平成10年104,256人(45,841世帯)平成15年111,121人(50,574世帯)、平成19年1月114,270人(52,840世帯)平成20年1月114,906人(53,481世帯)、平成21年1月115,863人(54,264世帯)、平成22年1月116,317人(54,637世帯)、平成23年1月115,704人(54,485世帯)と堅調に推移していたが本年度は下落に転じた。

(3)交通施設の状態
市内を東西に走るJR中央線と南北に走るJR武蔵野線に国分寺駅及び西国分寺駅の2駅があり、国分寺駅を始点として西武国分寺線・西武多摩湖線が走っている。平成20年度JR中央線乗車人員国分寺駅107,846人/日、西国分寺駅26,375人/日、西武国分寺線恋ヶ窪駅5,572人/日と前年比各駅共若干減少に転じた。バス路線は国分寺駅を起点として北口は立川バスと西武バス、南口は京王バスと市のミニバスが運行され市内の各施設や中央線、京王線、西武線等の各駅を結んでいる。


(4)道路整備の状態

市の北部を東西に走る五日市街道、南北に走る府中街道及び国分寺街道、その他の弁天通り、都倉通り、連雀通り、市役所通り、多喜窪通り、元町通り等の都道と市道によって道路網が形成されている。平成22年4月市道、市都道延長240,826m、面積1,283,528u、にて前年度より若干増加している。市道舗装率は95.4%となっている。


(5)上下水道ガス等の整備の状態

上水道は昭和54年に普及率100%となり、現在における給水は全世帯に及んでいる。下水道は北多摩2号処理の完成により処理区域が拡大し、平成21年度整備区域1,138ha整備率99.1%水洗化人口普及率97.1%である。都市ガスは平成21年度総延長274,000mメーター個数57,666個を有しほぼ市全域において供給可能となっている。


(6)商業施設の状態

駅周辺及び主要道路沿いに商業地域が形成されている。国分寺駅周辺には駅ビル内の丸井、西友ストアー、スーパーOK店、マルエツ等大型小売店舗があり、繁華な商店街が存し、西国分寺駅南口地区には5〜12階の再開発ビル3棟が建ち並び、小規模ではあるが東武マインを中心として駅前店舗街が存する。更に、駅周辺整備事業が行われており、中央鉄道学園跡地に公団住宅、福祉施設、都市公園建設が完了したのに加え、府中街道沿いの都市公団複合施設ビル(敷地約8,300u、延床面積約41,500u、RC造、24F2B)が完了し市街地整備が図られた。大型店舗はこれらの地区以外は少なく、当市における商業は平成19年度店舗数808店舗、従業者数6,280人、年間売上高154,572百万円にて店舗数の減少も生じており低迷する商業環境が続いている。

(7)商圏及び顧客の状態
商圏は当市の大半、並びに府中、小平、小金井等各市の一部の地域であるが、当市の西側地域は国立の商圏内にある。なお、立川及び吉祥寺の高度商業地に近いことからこ
の方面へ流れる顧客も多くこれを緩和するため国分寺駅ビル及び駅南口の複合ビルの開発に続き、国分寺駅北口再開発事業の実施(平成21年5月事業計画決定)による駅前商業街の整備が待たれている状況にある。

(8)将来の動向その他

○当市は、新宿までJR中央線で約22分と通勤圏内にあり、人口の流入によって住宅都市として成長しているが、一方、都市基盤整備が追いつかず宅地の細分化、住宅の過密化、中高層化などにより住環境も悪化してきた。よって、良好な居住環境を形成するため、まちづくりの重点施策が展開されている。
○平成17年1月に国分寺まちづくり条例が施行され主な構成は以下の通りである。
@国分寺崖線など緑と水を生かしたまちづくりの推進…国分寺の重要な地域資源である国分寺崖線の緑地、湧水、景観等を保全再生する。
A市民参画による都市計画の推進…市民やまちづくり協議会が積極的に都市計画の提案をできるように充実を図る。
B地域共生型土地利用システムの条件化…大規模土地取引の事前届出規定、大規模開発事業構想の公開と協議規定で定めている。
C市民まちづくりに対する多様な支援…まちづくりセンターの設置、活動費の助成、コンサルタント派遣制度等の支援措置の規定
○以上の構1成に基づき第4次長期総合計画(H18〜H28)の計画期間において次の事項の実現化を推進する。
@国分寺駅北口再開発事業(2.1ha区域内)…再開発ビル(業務商業棟、住宅棟)の建設、駐車場、駐輪場の設置、駅前広場の整備、国3、4、12号線の整備と沿道のまちづくり。
A国分寺駅既存商店街の整備…近隣又は周辺の既存の商店街について北口開発事業と連携して活力のある商店街を形成する。
B西国分寺駅北口地区市街地整備…再開発事業施行区域面積の策定、駅東口開設、南北自由通路整備、交通広場、駐輪場。
C国立駅北口周辺地区市街地整備…北口周辺まちづくり推進地区の指定、国3、4、7号線の整備、連続立体交差事業に伴う高架下の活用。
D恋ヶ窪駅周辺整備…国3、2、8号線の整備、サイン、案内板、ポケットパーク設置。
E国3、2、8号線沿道整備…沿道のまちづくり計画の策定。