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東村山市の地域情報

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東村山市の地域情報

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(1)沿革
東村山市は、東京都の北西部、荒川から多摩川にかけて広がる洪積層、武蔵野台他のほぼ中心部に所在する。北は狭山丘陵・柳瀬川によって埼玉県所沢市に、東から南東は清瀬市、東久留米市、南は小平市にそして西は東大和市に各々接している。明治5年時点では、現在の市域のうち南安芸津、久米川、野口、廻田村が神奈川県に属しており、それまで埼玉県に属していた大岱村も同様に神奈川県に移ったが、明治17年に野口、廻田、久米川、大岱の村組合が作られた後、明治22年5月の市町村制施行に伴い、南秋津を加えて東村山村となり、現在の原型となっている。その後、昭和17年に町制に移行し、昭和39年4月に東京都13番目の市となり、現在に至っている。市域は東西5.83km、南北3.09km、面積17.17ku。

(2)人口の状態
町制施行当時10,852人だった人口は、昭和39年の市制移行時には66,012人に増加した。平成23年5月1日現在、人口は153,518人(男75,800人、女77,718人)、世帯数は69,499世帯であり、人ロ・世帯数は増加傾向にある。

(3)交通施設の状態
市内には西武新宿線、西武池袋線、JR武蔵野線、西武多摩湖線、西武拝島線、西武国分寺線、西武西武園線の7路線がある。市域中央を西武新宿線が走り、「東村山駅」、「久米川駅」の2駅が存在し、「高田馬場駅」、「西武新宿駅」の各駅を介して都心部に接続する。北東部には西武池袋線「秋津駅」、JR武蔵野線「新秋津駅」があり、「秋津駅」は「池袋駅」に、「新秋津駅」は「南浦和駅」または「武蔵浦和駅」を介して「大宮駅」にそれぞれ接続する。また、「小平駅」から分岐した西武多摩湖線の「萩山駅」、「八坂駅」、「武蔵大和駅」、「西武遊園地駅」の各駅があり、同線及び「東村山駅」を起点とする西武国分寺線は、JR中央線「国分寺駅」を介して都心部に接続する。その他、市域西部には「東村山駅」を起点とする酉武西武園線「西武園駅」がある。市内の主な鉄道駅の1日の乗客数は、西武線「秋津駅」38,555人、「東村山駅」22,797人、「久米川駅」16,855人、JR武蔵野線「新秋津駅」36,610人で前年度よりも微増傾向にある(平成21年度JR、西武鉄道調べ)。また、市域内を走るバス路線のいくつかはJR中央線、西武池袋線に接続している。

(4)道路整備の状態
主要道路は「新青梅街道」、「府中街道」、「所沢街道」、「志木街道」である。「新青梅街道」は、市内の南部を横断している。「府中街道」は、「西武新宿線」、「西武国分寺線」と併走する形で同市の中央部を縦断し、「久米川町」交差点で所沢市と西東京市を結ぶ「所沢街道」に接続している。また、「志木街道」は、市の東北部を東西に走っている。平成22年4月1日現在の市道の総延長は約273.8km、歩道は約69.8kmで、市道の舗装率は市道総延長の約89.4%になっている。優先的に整備を進める都市計画道路として、東村山駅を起点に、久米川町3丁目を経由し秋津駅を終点とする東村山駅秋津腺(東3・4・27)は同市の「まちづくり方針」において「シンボル軸」に位置づけられており、一部既に整備済みであるが早期に全線開通に努力するとしている。なお、都道の市内総延長は約25kmである。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道の普及率は平成7年度より100%である。公共下水道も平成23年5月1日現在で100%の普及率である。平成21年3月末の都市ガス普及率は家庭用73.8%、業務用76.6%(東京ガスお客様センターより聴取)となっている。

(6)商業施設の状態
市域の大きい商業施設は、西武新宿線「久米川駅」から多摩湖線「八坂駅」に至る商店街と西武新宿線「東村山駅」東口の商店街であり、「東村山駅」東口には金融機関及び市役所とその施設、イトーヨーカドー東村山店をはじめスーパーマーケットなどの店舗がある。また、「秋津駅」、「新秋津駅」及び「武蔵大和駅」周辺に日用品を主体とした商店街がある。市の統計によれば、商店数、常時従業者数(総数)、年間販売額(総数)はいずれも減少傾向にある(東村山市の統計平成21年版)。

(7)商圏及び顧客の状態
市内の商業地域では、「久米川駅」、「八坂駅」間の商店街が繁華性において優れている。「久米川駅」は市内の東西を繋ぐバス路線及び市内の幹線道路である新青梅街道が走り、繁華性及び背後地の相対的優位性を保っている。各種小売店舗、金融機関等もこの地域に集積している。しかし、現況程度の商業施設の集積度では、高度の商業地域としての地位は築けず、東村山市全体が、新宿、池袋、所沢、立川等の商業地の背後地の一部を形成している。

(7)将来の動向その他
・東村山市では、都市計画に関する基本的な方針として、「都市計画マスタープラン」を策定し、まちづくりを進めている。この中で、東村山駅周辺、久米川駅周辺、秋津及び新秋津駅周辺を市の「中心核」とし、市の中心的な商業・業務・文化・公益機能を集積する一帯に位置付け、まちづくりを進めることとしている。              ・現在、3つの中心核のうち、東村山駅周辺については、西口駅前広場や本町プロジェクトの事業が進み、新たな土地利用等の方向性を検討していく必要性が生じ、これを受けて東村山駅周辺まちづくり基本構想を策定した。この中で「東村山駅付近の踏切除却」については、平成21年度に東京都を事業主体とした連続立体交差事業の新規着工準備箇所として、国土交通省の採択を受け、平成22年11月に都市計画素案説明会が開催された。同事業は現在、都市計画決定を平成24年度、都市計画事業認可を平成25年度、事業期間は事業認可後約12年を予定している。
・また、久米川駅周辺・秋津駅周辺は、交通の利便性や商業機能の集積などにより、市民の日常生活を支える拠点としての機能を果たしており、東村山駅周辺とともに都市核を形成していることから、東村山駅周辺の整備と伴わせて、それぞれの地域に商業・業務・サービス機能の充実とまちなみの整備などを総合的に推進していくことが求められている。
・これを受けて、久米川駅周辺では久米川駅北口広場整備事業が進行中であり、平成21年6月に1,500台の自転車が収容できる地下駐輪場の供用が開始され、平成22年3月には駅前広場工事が竣工し、今後、道路部分の電線共同溝整備、「新青梅街道」との交差点部分の歩道橋の撤去・横断歩道化が予定されている。(事業施行期間:平成25年3月31日まで)。
・都市計画道路については現在、@3・4・27号線(東村山秋津線・施行期間:平成28年度末まで)A3・4・5号線(久留米東村山線・施行期間:平成27年度まで)B3・4・11号線(保谷東村山線・平成23年度末供用開始予定)の3路線が事業実施中である