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足立区の地域情報

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足立区は昭和7年10月、府下南足立郡10ケ村を合併し、東京市に編入され誕生した。昭和9年に現在の墨田区及び葛飾区との間で境界変更が行われ現在の姿になった。さらに昭和18年7月1日、都制がしかれて東京都足立区となった。23区の最北端に位置し、東は中川を挟んで葛飾区に、西は荒川をへだてて北区、埼玉県川口市に、南は葛飾区、墨田区、荒川区に、北は埼玉県の川口市、草加市、八潮市に隣接している。区域は約53.20kuで23区では3番目の広さである。区の周囲は、ほとんど河川によって囲まれ、地勢は概ね平坦(最高地と最低地との高低差約5.4m)である。戦前は千住町及び西新井町を除いて純農村であった。足立区は荒川放水路の建設によって堤南地区と堤北地区に二分された。堤南地区は古くから開けた既成市街地である。一方、広い面積を占める堤北地区は、かつては米・野菜・花等を主産物とする農業地帯であったが、戦後、急速に宅地化が進み住宅地に変貌した。また、平成8年5月には中央本町に区役所新庁舎が完成し、区政の中心も旧市街地の北千住地区から、荒川以北の中央本町に移行した。区立公園の総面積は23区で第1位を誇る。

口は昭和55年1月1日、618,703人、205,737世帯、平成元年1月1日、641,224人、237,283世帯、平成10年1月1日、636,035人、268,188世帯で、平成29年6月1日現在、684,014人、338,818世帯(住民基本台帳)となっている。昭和30年代半ば頃より、都心部への人口の流入、足立区内における農地の宅地化、公団(現都市再生機構)等による大型団地の建設、区画整理の進行等により総人口は急上昇を続けていたが、昭和54年頃より総人口、世帯数とも微増状態で推移している。なお、平成27年国勢調査(10月1日現在)では671,108人、310,852世帯で、前回調査(平成22年、683,426人、314,648世帯)と比較して人口、世帯数ともに減少となり、住民基本台帳上の推移とは異なる結果となっている。


交通機関は北千住駅を中心としており、JR常磐線(2駅)及び京成電鉄(2駅)は区の南部を東西に走り、東武鉄道(9駅)が中央部を南北に縦断しているほか、地下鉄千代田線(3駅)及び日比谷線(1駅)が区の南端にあり、それぞれJR常磐線及び東武鉄道と相互乗り入れを行っている。また、平成17年8月24日につくばエクスプレスが、平成20年3月30日に荒川区の日暮里と足立区の見沼代親水公園の間を結ぶ「日暮里・舎人ライナー」がそれぞれ開業し、区中央東部及び西部の交通利便性が飛躍的に向上した。バス路線は都営交通をはじめ、東武バス、国際興業等が運行され、区内の広面積を占める堤北地区は、バス便の依存度が比較的高い。


主要幹線道路は、中央部を南北に縦断する国道4号(日光街道)及び東西に横断する環状7号線である。平成27年4月現在、幹線道路は国道1路線(4号線:総延長距離国道***7.601q)、都道20路線(総延長距離73.657q)が走り、区道も総延長距離949.879qが供用されている。しかしながら最近の交通量の増加に伴い地域的には交通渋滞を引き起こしているが、補助258号線(一部開通、平成24年4月には「六町加平橋」が歩行者・自転車限定で開通)など環状7号線以北の道路の整備が進められている。


現在、上水道の普及率はほぼ100%である。公共下水道は以前堤南地区だけであったが、昭和52年に小菅処理場の設置により綾瀬1・2丁目、足立2・3丁目等に普及しさらに、昭和59年4月の中川処理場の設置により、昭和61年3月末普及率約46%から、平成10年6月末現在では普及率約99%とほぼ完備し、平成28年3月末では約100%となっている。都市ガスは平成28年3月末現在で普及率は約92.1%(うち一般家庭における普及率は87.5%)となっている。


区内では、JR常磐線・東京メトロ千代田線・日比谷線・つくばエクスプレスのターミナル駅である北千住駅周辺が商業・業務施設が集積する代表的商業ゾーンである。平成16年2月には北千住駅西口再開発事業による複合商業施設「北千住マルイ」がオ−プンし、区内のみならず周辺市区からも買い物客を集めている。また、平成26年4月には千住大橋駅前の複合開発エリアに44の専門店からなる商業施設「ポンテポルタ千住」もオープンした。北千住地区以外では、平成19年11月に西新井駅西口駅前にイトーヨーカドー西新井店を核店舗に111の専門店街やシネマコンプレックスなどから構成される「アリオ西新井」がオープンし、高い集客を誇り、地域の活性化に寄与している。「北千住マルイ」や「ルミネ北千住店」・「アリオ西新井」等の大型店に加え、北千住駅前から日光街道に伸びる北千住駅西口美観商店街(きたろーど1010)や綾瀬駅前商店街(あやせろーど)等の駅に近接する商店街については特段の変化はないが、駅から遠い商店街は空店舗が目立ち始め、二極化が進行している。


東武鉄道の沿線の埼玉県と群馬県の一部を商圏とした北千住商店街は歴史的に有名である。近年、買回り品は、地下鉄の乗り入れにより都心への距離が短縮され、地域外の上野、浅草及び都心部銀座等のデパートに顧客が流れる傾向にあったが、「北千住マルイ」や「アリオ西新井」等のオ−プンにより、地域外への顧客の流出に歯止めがかかっている。


<住宅地>住宅地は、商・住・工が混在して過密化している地区が多く、環境の悪化がみられたため、中・小工場を荒川沿岸及び川口市との境付近の舎人地区に移転させるとともに、道路・公園・緑地その他の公共施設の整備が検討されている。特に、環状7号線以北一帯は、区画整理中の地域及び53条地域が大半を占め、土地区画整理事業の完了によって、環境条件の優れた住宅地が多量に供給されつつある。平成26年7月にUR都市機構による千住大橋駅前街区土地区画整理事業が完了したほか、平成27年11月に上沼田南土地区画整理事業、平成29年3月に花畑北部土地区画整理事業の換地処分が行われ(いずれも事業自体は未了)、現在は佐野六木(H9.4.1)、六町四丁目付近(H10.3.30)で事業認可を受け施行中である。
西新井駅西口で行われていた日清紡東京工場跡地(約11.6ha)における西新井駅西口地区住宅市街地総合整備事業は、最終のD街区の分譲マンション等も平成26年3月に竣工し、概ね事業は完了している。北千住駅周辺では、東京電機大学・東京藝術大学・放送大学・帝京科学大学及び東京未来大学の5大学の誘致に成功し、その後のマスコミ等による知名度やイメージの向上の影響もあって、賑わいが増している。今後についても、千住1丁目のトポス北千住店跡地等における「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」(平成28年4月事業認可、地上30階の店舗付タワーマンションを予定)、千住3丁目のイトーヨーカドー・ザ・プライス千住店跡地の建替え(店舗付マンションを予定)等が計画中である。
<工業地>荒川北岸、本木・梅田・足立地区に集中する住・工混在地域は、当分の間、現状を維持するものと予測されるが、全体計画の一環として逐次、住・工の分離が促進され、工場跡地等は住宅中心の土地利用に再編成されるものと予測され、荒川南岸各所において、マンション建設が進んでいる。
@区北端の花畑5丁目のUR花畑団地跡(同再生プロジェクトA・B街区)において、文教大学が新キャンパス(仮称:東京足立キャンパス)開設を目的として、平成27年3月に約47,300uの土地を取得した。新キャンパスには、国際学部及び経営学部の全学年(定員1,640人)が移転予定で、平成33年4月の開設予定となっている。
A区西部の江北エリアへの「東京女子医科大学東医療センター」の移転に向けて、平成29年4月に足立区と東京女子医科大学との間で建設及び運営等に関する覚書が交わされた。移転候補地は、足立区江北4丁目の26,500uで、足立区が平成29年度中に土地を取得したうえで病院側に50年間貸付(最初の20年間は無償貸付、21年目からは10年単位で更新)する予定である。新病院は、延床面積約44,000〜49,500u・病床数は450床の規模で、救命救急センターや地域災害拠点中核病院などの機能を担う予定である。
B竹ノ塚駅では、東武線の高架化とそれに併せる形での西口駅前広場の整備等を含む周辺整備が進められている。高架化事業の完成は平成32〜33年頃を予定しており、平成28年5月29日からは下り急行電車の高架橋での運行が始まった。
C区では新たな鉄道新線として「環七高速鉄道(メトロセブン)」と「地下鉄8号線(有楽町線)の延伸」の整備促進を関係自治体と共に取組んでいる。メトロセブンは環状7号線を基軸にJR京葉線葛西臨海公園駅〜赤羽駅までの約30kmの地下鉄を、地下鉄8号線の延伸は豊洲〜亀有間に加え亀有から先武蔵野方面への延伸を予定し、取り組みが進められている。