3歳ごろになると、保育園や幼稚園に行くようになり、行動範囲や交際範囲が広がります。遊びに行った先で、お菓子や甘味飲料をいただく機会も多くなったり、今まで親が制限できていた食事管理も子供の自我が発達し困難になってきます。これらの要因が、この時期に虫歯が急に増加する原因です。
子供の虫歯は、進行が早く定期検診で異常が見つからなくても、数ヶ月後には大きな穴があいてしまうケ−スもしばしばあります。
また、現行の歯科検診の厚生省指針では、明らかに穴があいたことが判る虫歯以外は、虫歯と記載しないこと求めており、このことも虫歯の処置を遅らせる原因と思われます。虫歯になっていても穴が明らかに眼で見えなければ、Cと記載されずにCOと記載され、保護者には知らせないことが幼稚園の歯科検診では、学校歯科医会指針で取り決めされています。最近、刈谷市では COの場合も知らせる事に変わりました。
虫歯の出来やすい場所は、奥歯の歯と歯の間です。この部分が白くなっていても穴が開いていなければ虫歯であるとされず、COと記載されています。数ヶ月後にこの部分が虫歯のために穴が開いてしまうことがしばしばあります。
CO・・明らかな穴が眼で確認できない初期段階の虫歯の意味