[1]成功判定  [1]-1技能判定   [1]-2技能なし判定 
[2]成功判定をやりなおす [2]-1ダイスを振り直す [2]-2成功を買取る
[3]大成功と大失敗      

[1]成功判定

 キャラクターが技能を使い、物事を解決するとき。たとえば戦闘や交渉、歌を歌うなどの行動をする場合、その行動が成功するか失敗するかを判定するためにダイスをふります。これを成功判定と呼びます。  成功判定は技能を持っているときに使う技能判定と、技能を持っていないときに使う技能なし判定があります。


[1]-1技能判定

 技能判定をする場合は、判定値の数だけダイスを振り、その中で4以上でたダイスの数と基準値を足した値が成功レベルとなります。成功レベルがマスターの設定した達成値や競争相手(ノンプレイヤーキャラクターやプレイヤーキャラクターなど)の成功レベルを上回った場合のみ成功となります。成功レベルが達成値と同点だった場合は基本的に失敗とみなします。

*例  判定値3,基準値2のキャラクターが判定を行う場合 判定値が3なので3個のダイスを振った

          ↓

3個のダイスの中で4以上のダイスの数は1個だけだった

          ↓

4以上だったダイスの数に基準値を加え、成功レベルを決定する。この場合は1+2=3が成功レベルとなる。

          ↓

だが、ゲームマスターが設定した達成値が3だったのでこの判定は失敗したことになる。


[1]-2技能なし判定

 キャラクターが成功判定をする際、判定を行うための技能を持っていない場合は技能なし判定を行います。判定の行い方は、ゲームマスターが設定した達成値+1個のD6をふり、成功レベルが達成値を上回った場合、又はクリティカル成功をした場合にのみ、判定に成功したことになります。

*例  達成値6の判定をしたいが、判定に必要な技能を持っていなかった。

          ↓

技能なし判定を行うため、7(6+1)個のD6を振った。

          ↓

ダイスの目が5,4,4,5,6,6,4だったので、技能なし判定に成功した。


[2]成功判定をやりなおす

[2]-1ダイスを振り直す

 キャラクターが成功判定に失敗したとき、幸運度を使ってダイスを振り直すことができます。この場合、幸運度を1消費してダイスを1個振り直すことができます。この時使った幸運度は1つのシナリオが終わるたびに回復していきます。

*例  判定値3,基準値2のキャラクターが判定を行う場合 判定値が3なので3個のダイスを振った

          ↓

3個のダイスの中で4以上のダイスの数は1個だけだった

          ↓

4以上だったダイスの数に基準値を加え、成功レベルを決定する。この場合は1+2=3が成功レベルとなる。

          ↓

だが、ゲームマスターが設定した達成値が3だったのでこの判定は失敗したことになる。しかし、ここで幸運度を2ポイント消費して2個のダイスを振りなおすことにする。

          ↓

2個のダイスの中で4以上のダイスの数は1個だったのでこれを成功レベルに加え、成功レベルは4となる。これでゲームマスターが設定した達成値3よりも上回ったのでこの判定は成功したことになる。


[2]-2成功を買取る

 キャラクターが成功判定に失敗したとき、幸運度を1ポイント売って成功を買取ることができます。この場合、クリティカルとして扱い、相手も幸運度を売って成功を買う。もしくはクリティカルを出す以外は自動的に成功となります。

 *例 幸運度4のキャラクターが成功判定に失敗した。しかしどうしても失敗したくなかったため幸運度を1ポイント売りクリティカル成功を買った。この時点で幸運度はのこり3ポイントとなる。


[3]大成功と大失敗  

 キャラクターが行動を起こすとき、本人の意志に関係なく大失敗や大成功が起きます。これをファンブル(大失敗)とクリティカル(大成功)と呼び、大失敗をした場合はその次の行動(ターン)を−1レベル成功のペナルティ。また大成功をした場合はその次の行動(ターン)を+1レベル成功のボーナスで行動します。ファンブルが起こる条件は振ったダイスの目の半分以上(四捨五入)が1だった場合。クリティカルは振ったダイスの目の半分以上が6だった場合です。ただし、ダイスが1,2個だった場合は振ったダイス全部の目を判定します。

*例 判定をするため3個のダイスをふったが、2個のダイスの目が1だったためにファンブルとなったので判定に失敗し次のラウンドの行動は−1のペナルティーをうける。

*例 判定をするため3個のダイスをふり、2個のダイスの目が6だったのでクリティカルとなり、判定に成功して次のラウンドの行動は+1のボーナスで行動する。

 ファンブルが起こった場合はダイスの目で通常判定に成功していても失敗となり、クリティカルが起こった場合は通常判定が失敗していても成功となります。

*例  基準値5、判定値6のキャラクターが判定をするため6個のダイスをふった。

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ダイスの目が4,5,4,1,1,1だったので通常なら、基準値と成功した数を足して成功レベル8となリ、マスターの設定した達成値が7だったので成功となるが、ダイスの目の1が振った数の半分以上あったためにこの判定はファンブルとなり成功判定に失敗した。

*例  基準値3、判定値4のキャラクターが判定をするため6個のダイスをふった。

          ↓

ダイスの目が2,1,6,6だったので通常なら、基準値と成功した数を足して成功レベル5となリ、マスターの設定した達成値が6だったので失敗となるが、ダイスの目の6が振った数の半分以上あったためにこの判定はクリティカルとなり成功判定に成功した。


※判定方法

(判定値)個のダイスを振った中の4以上の出目の数 +基準値=成功レベル


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