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"うめめ "
写真 : 梅 佳代
出版 : 株式会社 リトルモア
発行 : 2006年9月25日
サイズ : 19×13.4cm

2006-09-18


写真集

スナップばんざい!!

この写真集を見てて、ストリートスナップはやっぱりいいなと思った。ぜんぜん洗練されてないし、映像がきれいとかそういうのじゃーぜんぜんないけど、何度も見たくなる写真集です。思うに人の写ってる写真ってやっぱりいいよなーって思います。ほいでもって人(撮影者)によって決定的瞬間って全然違うんだろうなーって思います。ボクだったらたとえ撮ってたとしても出さないだろうなーって思う瞬間がふんだんに出てくるんですね。でもそれがすごくいい。ついつい笑いながら見ちゃいます。全部最高にいいですんですが、個人的にはノッポンさん最高。そのほかは、子供の写真がすごくいい。なんか彼等の視線で撮ってる。(言い古された感がある”子供の視線”ですが、彼女の場合はホントに子供の視線で子供の立場から世界を見てるような気がする)

日本人ってなんとなく漂う文学性みたいなのに、頼ってしまうところがあるような気がするんですね。写真においてもしかりで。なんとなく雰囲気。という感じで。(”感じ”でって言うのも雰囲気を伝えたいという感じですよね。(笑))だから突き上げるような強烈な印象っていうのがない写真がまあ多かったりもするんですが、梅佳代はその点外国人みたいで、言葉や文学性を排除してる。でも外国人みたいな完全コンセプト、完全写真でもなく、やっぱり日本人的な何かを感じるんです。うーん。難しいな。ま、期待の新人です。

最近こういう小さい写真集が流行ってるのでしょうか?お手頃なお値段。カバンにいれて持ち運びできるサイズ。帯にはなんと岸田(くるり)くんのコメントあり!どうぞご一見を!

以上







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