さいごに

今回の旅行は、滞在する日数も短かったため、ザグレブとリュブリャナの観光だけになってしまったが、無理してあちこち回ることもしなかったので、のんびりと旅を楽しむことができた。私は満足した。ゆっくりと時間が流れていることを感じたのも久しぶりだったと思う。結局、この旅が思い付き自体でなされたものであり、何らかの目的があったわけではなかったので、何も勉強せずにクロアチアとスロベニアを訪れたのであるが、結果的にもっと勉強しようという気になった。もう一度、訪れてみたいと考えている。少なくともドイツ語だけでも習ってから。リュブリャナ行きの電車で、車掌に何を言っても通じなかったので、ドイツ語で切符を持っていない、としどろもどろに説明したところ、車掌が納得した、という経験から必要性を感じたからである。

<ちょっと解説>
撮影兼ホームページレイアウト担当のtatenumaです。
この旅は、1997年の事です。スイスにいたkataoka氏を我々が訪ねていったのでした。わたしにとっては初めてのヨーロッパ旅行で、まわりのものすべてが興味の対象となりファイダーばっかりを覗いていた記憶があります。
この物語はほとんどほんとです。kataoka師匠からこの話を見せられたとき旅行の記憶がかなり鮮明に思い出されました。その当時はそんなに実感していませんでしたが、この旅の後で「やはり楽しかったな」というのがほんとのところです。
わたしは全然深いことは考えていませんでした。その当時外務省から観光自粛令が出ていると聞いただけでわくわくしたものです。



<ちょっと堅苦しいですが、>
この物語とバックグランドのキリル文字は、kataoka氏によるもの。
写真はすべてニコンNew FM2+Nikkor20mmF2.8D+フジプロビア100でtatenumaが撮影。
イラスト、地図、レイアウト、素材の加工は、tatenumaによるもの。

<参考文献>

地球の歩き方、中欧編:1999〜2000年、ダイヤモンド社

東欧を知る事典、平凡社

ユーゴ紛争、千田善、講談社現代新書

ひとりで行ける世界の本-東欧-、日地出版

<参考Webサイト>
Yahooのページ


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Copyright1999 Ichirou Kataoka
Copyright1999 Yoshinori Tatenuma
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