ケンシロウVSシン シンにユリアが連れ去れて、ケンシロウの胸に七つの傷が付く有名なシーン。見るたびに昔マッドテープであった「ケンシロウ・・・俺を愛しているといってみろ・・・」の台詞がリフレーズされ、どうしても笑ってしまいます。
リュウケンVSラオウ 原作ではリュウケンが肝心なところで病に倒れますが、映画版ではラオウの貫録勝ち。
ケンシロウVSジード 原作1話の戦いですが、ケンシロウの登場シーンが物凄く、倒壊したビルを薙ぎ払いながら接近する有様は、既に人間ではありません。
ちなみにジード登場の際に寝ていたケンシロウが起きるシーンは、我々の間では通称「北斗起き」と呼ばれ、北斗神拳の人間離れした力を象徴するものとして
笑い受け継がれています。
ケンシロウVSハート 何故かジャギの手下になっている我等がハート様とケンの戦い。滝口順平氏のハマりまくった声と共に、忘れることの出来ないキャラです。有名な「北斗柔破斬」で「ひでぶっ」と爆発してしまいますが、後には肉片一つ残りません。
ケンシロウVSレイ 妹のアイリを人質に取られ、ジャギの策略にはまってしまったレイとケンとの戦い。原作同様決着はつきませんが、その後の鬱憤を晴らすかのようなレイの雑魚弄りはなかなか良いです。
ケンシロウVSジャギ ビルの屋上の有名なガソリン攻撃の戦い。南斗聖拳もつかえるジャギですが、映画では良いとこなしで退場します。でも死に様の見苦しさはばっちりです。
ラオウVS牙大王 オリジナルストーリーの映画版ならではの夢の対決。この作品ではリンを踏み潰す際のジードとか、大豪印邪鬼効果で恐ろしく巨大化することがあるのですが、牙大王は元々巨大なのにさらにそれに輪をかけた感じです。突撃していくラオウ親衛隊が足にぶつかって死んでいくシーンは、なかなか切ないものが。
結局、ラオウが片手で勝っちゃうのですが、牙大王の死に様は、北斗の拳の映像史上でも屈指のグロさを誇っています。
レイVSウイグル獄長 7番目に続き、鬼の哭く街カサンドラでの夢の対決実現です。何処に収納されているか未だに謎な多条鞭を頭から出して突撃してきたウイグルに、あっさりと勝ってしまうレイ。ここでのレイは圧倒的な強さを誇りますが、これは次の勝負でのラオウの強さを引き立てるためという、かなり可哀想な役どころです。
レイVSラオウ 台詞なしのBGMバックでの原作忠実なレイ対ラオウです。原作通り指1本でやられちゃいます。ちなみにこの時リンが叫んで、ケンシロウが駆けつけるのですが、ケンが最初から急いで走っていればレイは助かってるじゃないか。
やられたあとのレイはいきなり髪が白くなったりします。本来ならユダ戦でトキに治療してもらったときになるんですけどね。
ケンシロウVSラオウ この段階でTV本編も最後の対決まで行ってなかったので、とりあえずのオリジナル決着を映画版ではつけています。二人の闘気(オーラ)はビルを砕き、大地を割り、周りのギャラリーを吹き飛ばし・・・既に人間の戦いを完全に超越しています。思い余って、側で見ていたユリアまで吹き飛ばしたりしてますし。
決して膝をつかないラオウ様がぶっ倒れたりするのも、映画版ならではのご愛嬌です。最後はリンの一言で戦いが終わるのですが、リンも黄色のオーラを放ったりして、さすがに天帝様の血を引いてるだけはあります。