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2003年8月24日号
東芝不買運動を提起した片山鳥取県知事に
「がんばれ」と声援のはがきを出した 市内のBさん
鳥取県知事が6月9日、政府の地方分権改革推進会議の西室泰三議長(東芝会長)を批判し、東芝製品の不買運動を検討し始めたという報道に接し、声援のはがきを出した人がいました。市内のある中山間地に住むBさんです。お話を伺いました。
―――どういう気持ちではがきを出されたのですか。
B 政府の地方分権改革推進会議の「三位一体」改革への意見書に反発して片山鳥取県知事が「国が地方の財源を根こそぎ持っていき、地方に仕事をできなくするもの」、同会議については「財務省のやらずぶったくりの財政改革を、ちょうちんを持ってやってきた」と批判しましたが、たいへんけしからんことだと思いました。これに対して勇気を持って東芝の不買運動を言われた知事を応援したかったのです。
―――Bさんは、東芝製品を買わないそうですね。
B 歴史の節目で必ず東芝が出てきています。土光敏夫(元東芝会長、元経団連会長)は臨調行革で国鉄の分割民営化をやったし、戦後、高揚した労働運動、民主化運動を押さえるために米軍が引き起こした三大謀略事件の一つである松川事件で、国鉄労働組合、東芝労働組合に無実の罪を着せようとしたことがあったでしょう。日本の国を潰すようなときに必ず出てきているといっても良いと思います。
そういうこともあって、鳥取県知事にがんばれとはがきを出したのです。
―――自分の気持ちを直接相手に届けることは、民主社会では大切なことですね。どうせ一人ぐらいで何を言ってもムダだとあきらめるのではなくて。
B そうですかね。私は車を買い換える時期に来ていますが、たとえ性能がワンランク下がっても、トヨタは買わないようにしようかと思っています。経団連の奥田会長(トヨタ会長)が言い出した「消費税を16%に」というのは許せません。
昔、日産とプリンスが合併して、会社側がたたかう組合であった全金プリンス労働組合を徹底して痛めつけたとき、ディーラーから「そんなひどいことをする会社の車を買わないと言われた」という報告が来て、その攻撃が下火になっていったということを聞いています。消費者の声は強いからね。
―――どうもありがとうございました。今後も、自分の思いを社会に向けてどんどん発信してください。
B 私のできることでは、やっていくつもりです。
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