MP3プレイヤー Nike Psa Play[220
スポーツメーカとして有名なNikeがMP3プレイヤーの老舗ダイアモンドマルチメディア社(RioAudioブランドで有名)と共同開発して発表したスポーツモデルMP3プレイヤー。
軽く、しかも頑丈に作られているため、普通のプレイヤーと比べるとかなりデカイです。
本体はさながら巨大なリモコンスイッチのよう
本体は至ってシンプル。再生、巻き戻し、スキップ、停止ボタンのみ。液晶画面はありません。これは、激しい運動の中、壊れないためだと思われます。また衝突などに考慮して全体をゴムが保護しています。さらに丸みを帯びたデザインも衝突時、怪我をしないよう考慮されているようです。
液晶リモコンです。
リモコンには液晶がついています。バックライトがないため、やや視認性が悪い・・・というか夜になったらまったく見えないです。また、本体と同じような配置で、再生や巻き戻しボタンがありますが、上図の通り、かなり小さく、反応も鈍いため、押すのには一苦労します。また、日本語に対応していないため、日本語文字は■で表示されてしまいます(残念)。
折りたたみヘッドフォン
ヘッドフォンは持ち運びが楽なように折りたためるものとなっています。スポーツ中に、ウィンドブレーカーのポケットに突っ込んでも、大丈夫です。また、全体的にプラスティックでできていて、軽く、頭に装着してもあまり違和感を感じません。まあ、運動している最中は集中したいですもんねえ・・・。
しかし、ワタクシ、このヘッドフォンのつけ方が当初分かりませんでした(笑)。初めて装着するとき10分ほど思考錯誤しましたよ(だって取扱説明書にも書いていないし)、耳にフィットさせるというより、後ろがわから音をはめ込む(?)ような形で耳アナにヘッドフォンのスピーカー部を入れるようです。で、スピーカー部が耳に完全にフィットするわけではありませんから、耳のアナとスピーカーの間に空洞が開いてしまいます。これは音漏れが激しいだろうなあ・・・なんて思ったのですが・・・。いや、意外と外に音は漏れないようです。至って快適。
ただ・・・すみません、ワタクシ、頭に乗っかるヘッドフォンがどうも好きになれず、このヘッドフォンは使っていません(笑)。
メモリは標準で64M内蔵。外付けとしてSDカード32Mが増設可能です。SDカードは32メガが限界で、それ以上もそれ以下のものでも認識しないようです。ですので、いっぱい音楽を積みたい人には向かないと思います。また廉価版のPsa Play[60はメモリが32Mとなっています(それで5000円ほどお安い)。
データの転送は、Nikeの専用リッピングソフトから行います。添付のUSBケーブルによって行います。データ形式はMpeg4、WMAをサポートしています。今後、さまざまな形式にアップデートする予定だそうです。
ただしNikeのリッピングソフトは64Kbpsのみ対応となっていて、音質がいまひとつです。リッピング(CDからの取りこみ)は別ソフトを使った方が良いでしょう。私はRealJukeBoxProを使い、128KbpsのMp3形式で取りこみを行っています(データ送信のみNikeのソフトを使っています)。
はてさて、スポーツ大嫌いな自分がなぜ、このようなツールを買ったか?というと、まあ、単純にMP3プレイヤー欲しかったというのもあるのですが(笑)、このプレイヤー、バンドがついていて、腕につけられるんです。そしてボタンも本体についているものはデカイ。手袋をした手でも押せる大きさです。私はこれを初めて見たとき「バイク運転中で音楽を聞くにはこれや!!」と思ったのです。ともかく、左手に装着し、バイクの運転中、ちょっと手を離して、操作ができ、長距離ツーリング(まだ1度しか行っていませんが)には重宝してしまったりしています(あーバイクによる通勤時も使っています)。
えーちなみに、運転中、ヘッドフォンを使い音楽を聴くことは法律で禁止されています(笑)。私と同じことを企んでいる人がいたら、まあ、自己判断でお使いください。
Nike PSA Play[120
価格:29,800円
販売:Nike Japan http://www.nike.co.jp/
伊達と酔狂 May '2001