論点:ロマサガで軽く超短編小説書いてみました 


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お名前: 虎裕   
I'LL BE

「な、お前が居なかったら世界は終わってたぜ」
目が覚めたら、茶化すようにジャミルは俺に向かって言った
サルーインは倒れ、世界からは災いってのが去ったんだ
さっきまで居た場所じゃなくて、今は・・・

「なんだよ、寝ぼけてんのか?」

寝ぼけてるかもしれない
空からは雪が降って
辺りには湖、空は見たことも無いような色に染まって
綺麗過ぎて、夢なんじゃないか?
俺はどっかで死んでしまって、ずっと夢を見てたんじゃないか?

「ココ…天国?」
「ハァ・・・?何言ってんだよ」

本当は俺、ケチな盗賊のままでもよかった
本当に何時の間にか世界を救っちゃった、
そんな感じだったけど、

「寝ぼけてるかもしれないー」

「何ポやっとしてんだよ」

周りで仲間達が笑っている、みんな傷だらけで笑っている
ホーク、ガラハド、シフ、あとバーバラも

ーゴツッ!ー

「どうしたんだ、行くよ!!」

シフに殴られた。
内心馬鹿力だと思っていたけど、想像以上に痛い
夢じゃないんだぁ・・・・なんて思ってたら
目の前に手が差し出された

「 おれ・・・・やくにたたないから
	いかないほうが いいとおもう・・・
	なんて、
	全然そんな事、なかったろ・・・?おいら見る目あるんだ
		エスタミルに居たらこんな事出来なかったぜ」

いつも思ってた、でもそれを口にする度にジャミルは俺を連れていこうとした
とたん涙が出そうになった、
世界より、何よりもこの仲間達の中で俺が必要な存在だったって事が
俺を泣かせているのかもしれない、
耳が熱くなってきた

「サンキュ…」

うつむいてすぐに顔を見ることが出来なかった
ただ今まで知らず知らずに心にしてたアイマスクを外した気分
何もかもが新鮮で、眩し過ぎただけ、
さわやかな風と冷たい雪、醒めた世界は鮮やかに俺達を包んでいた
[2001年7月6日 0時15分8秒]

お名前: Xiu   
小説
長文になってない、詩みたいな感じだから、さらっと読めますね。

イラスト
イラスト自体はいいんですが、
アレをうちのトップに据えると、つくづく暗いサイトだなァと
感じてしまうのは私だけでしょうか(笑)
[2001年6月28日 14時22分34秒]

お名前: RalphRed   
 この道は、南エスタミルへと続く…。

 良いなぁ〜ダウディ♪ 「ファラとの出会い編」も、
期待してますね。(ォぃ
 横槍ですが、『ロマサガ1』の世界での「飲み物」
って、どんな風に売られてるんでしょね? 計り売り?
[2001年6月28日 1時10分24秒]

お名前: ハルベルト    URL
こっちでははじめまして、ハルベルトと申します。

 この短編小説を読んでからジャミルでアサシンギルドのイベントをやると感情移入が1、5倍(当社比)ですね。
 ああ、ダウド……なんであんなことに

ハルベルトでした。
[2001年6月27日 21時12分50秒]

お名前: 零式   
ジャミルとダウドの出会いですね。
10年先も、20年先もずっといっしょに・・・だから、
例えバーバラが仲間になっても、エスタミルから離れることになっても、
引き留めてあげましょうね。
[2001年6月27日 19時18分42秒]

お名前: へポイ   
キャー!!ごちそうさまですぅ
とっても素敵ですぅ、はふぅーーーーーーーっ
もう、これからジャミルでプレイする時はダウドはずせないっすね!!
トップ画像も最高!!あの上目ずかいなあたり…くぅ
ありがとうございます!!
[2001年6月27日 1時48分23秒]

お名前: Xiu   
ありがとうございます♪

ご覧の皆様、トップ画像の感想も合わせて感想を。
[2001年6月27日 0時43分5秒]

お名前: 虎裕X    URL
simple

青い空、白い雲、
海の音と、そして人々の喧騒
このエスタミルという街は海を介して南北に分かれている

北は言うなれば閑静な住宅街、
お城もありまさにリッチな立地である、黙祷
対して南はいうなればスラム街、決して綺麗な町並みではなく、
強盗や物乞い、何がでてくるかわかったものじゃない程
奴隷商人に裏社会の盗賊ギルド
その中でも人々は生活し、それが他の街々よりも生活感を持たせているのだろう

そんな雑踏の中でもたくましく生きる少年が居る、

「こらぁ!!!待ちやがれ!このガキが!!!」

「へへ〜ん♪待てって言われて誰が待つんだよ!
	悔しかったらこのジャミル様に追い付いてみろい!」

だそうだ、
小柄な体に茶けた髪と瞳。年は12くらい?
その彼が手に持っているのは一掴みのパンと牛乳その点カワイイ盗みだ
そもそもこの街ではめずらしくない事、親の居ない子供は誰かに貰われるか
こうして盗みをくりかえす。
彼も例に漏れない。この南エスタミルでは日常茶飯事
追い掛けていた方も晴れ渡った空の日差しに当てられて汗だくだ

「今度やったらタダじゃおかねえからな!」

と、いつもどうりの捨て台詞を吐いて帰るが、
この街で泥棒を捕まえてもその隙に他の泥棒に店の商品を取られてしまう悪循環
早々に諦めて帰るのが吉、
それに、この街でそんな子供を捕まえても取り締まるものなどなく
彼らが過ごす街、エスタミル。
いわゆる「これでこそエスタミル状態」
ジャミルも店の親父も、結局この街で生まれてこの街で育ったのだ
おのずと知らないうちにルールが出来てきている。
というわけで子供はそれぞれ盗みに入る家は決まっているのだ
そんな彼にも夢はある、
ゆくゆくは大盗賊になって、
伝説のデスティニィストーンを手に入れることだ、
英雄伝説に憧れる、彼もそんなある意味平凡な少年、ある意味平和な日々なのだった。



そんなある日のことだった

「へへッ…今日はジュースだ♪」

例のごとく手には食べ物と今日はフルーツジュース、どうやら店の奥さんが気を利かせて
絞ってくれたらしい、もちろん彼は気づかないが
上機嫌で彼の秘密基地に戻る、
秘密基地といっても適当に木の板を積んだ
小屋というにはあまりに頼りない。「ひみつきち」立派にも看板まである、
秘密とはどこにあるのだろうか、
これでも雨風は防げる
ジャミルにとってはそれで十分だった

「ん〜なんか疲れたなァ…」

ジュースを飲み干した彼は疲れてそのままうとうとと・・・・

目をつぶると世界で一人になったような気がして寂しい

そんな時は彼はすぐに寝ようとする。

何も考えないでそのまま、

数分も数分もすれば

眠ってしまう。

・・・

ガサガサッ、ドテッ!

誰か居る!
とっさに飛び起きるがこの「秘密基地」はさして頑丈でもなく広くも無い
飛び起きた瞬間頭を打ち外では「ひみつきち」の看板が落ちる。
だがそれで驚いたのは逆に盗みに入ったと思われる少年だった。

「うわぁ!」

甲高い子供の声。手には先ほど盗んできたパンが握られている。
それを見た瞬間

「だれだお前!おいらのひみつきちに攻めこむなんてゆるさねえぞ!!!」

特に攻めこんでいたわけでもないのだろうが、
勝負はあっさりついた、ジャミルは入ってきた泥棒を捕まえて得意げ、
でもそれもそのはず、相手はジャミルよりも一回り小さい子供.10歳くらいだろうか?

「なんでおいらのパン盗もうとすんだ!おいらが盗ってきたやつだぞ!」

「・・・ぅぐ・・だってぇ・・・・」

捕まえてとっちめようとしたけど泣きじゃくられると弱い、

「ん〜〜(==#」

いつもは追いかけられて、捕まる方のジャミルだが捕まえてみるとどうしたら良いのかわからない
きっと新入りの子供なんだ、
夕暮れ時に泣きじゃくった声と困ったジャミル、

(ぐぅぅぅ〜〜〜)

と、お腹の音。2人分。途端に拍子抜けする。

しゃがみこんで泣きじゃくっている子供をなだめるようにジャミルは言った

「コラ!もうおいらのやつ盗むなよ!お前弱いし、捕まったら大変だぞ、
	きっと…捕まった事ないから、わかんねえケド・・・それ食べていいぞ…」

立ちあがるとジャミルの影は大きく伸びて妙に大人びた気持ちになる

「それに〜、、、今度から2人分とってきてやるからさ」

小さな秘密基地で笑顔が移った、不思議な感じがした、さっきまでの寂しい気持ちは
もしかしたらもう感じないかもしれない、

「おいらジャミルよろしくな♪、お前は?」

「ぼ、ぼく、ダウド・・・」

すこし驚いた様子で、でも握ったパンと笑顔がダウドを満たしていった
なんだかうれしくなってきた、

「おいらな、大人になったらね、ディステニィストーン見つけてね英雄になるんだ!
	だからお前はおいらの子分だ!おっきくなったら一緒に探しに行こうぜ!!!」
「・・・うん♪」

ジャミルの背伸びした影、背伸びしない夢と、となりにひとつ増えて


ジャミルはふと思った、
もしかしたらダウドは神様がおいらにくれた弟なのかもしれない
寂しかったことも、仲間が居ればそれだけでこんなにあったかいんだって
2人は初めて気がついたのだろう、

その日2人は願い事を空にした、

「10年先も、20年先もずっといっしょにいられたらいいな」
[2001年6月27日 0時28分47秒]

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