ガラハドと聖杯と悪行イベントの関係(完結編?)

無断転載絶対禁止

SFC・WSC両対応

協力者(敬称略):のりお? のりおソニック もきち りょーじ にくお スルメ いいねま ほか多数の方々(感謝)

検証:Xiu

この検証はおもにWSCで行いましたが、SFCと共通のようです。


善行イベントと善行値の存在が知られるようになってから久しい今日この頃。

冥府行きになるかどうかの鍵を握る悪行イベント悪行値も確かに存在することがわかりました。

システムを理解しやすくするために、善行イベントと同じような概念で解説します。

(善行の概念はのりおすくりゅう〜で初出、現在はRPG INSTITUTEに準拠)

 

<前提>

・悪行値と善行値は互いに干渉しない

・ゲーム開始時の悪行値は0である

・悪行値が10以上の場合は冥府行きとなる

ガラハドを生き返らせると、悪行値が1以上9以下のいずれかの値になる(正確には特定不能?)(ガラハド復活は善行+1)

・悪行値が1ポイントでもある場合は、聖杯入手時にアグネス(アムト?)の声が聞こえない

悪行値が1ポイントでもある場合は、ガラハドに悪人呼ばわりされる
 (パーティに入れられない。主人公グレイでガラハド殺害可能になる)
 (詳しくは後述)

 

<悪行イベント>

・ガラハドを殺害してアイスソードを奪う(悪行値+10以上=冥府行き確定)(善行-3)

・デスに生贄を捧げて死の鎧をもらう(悪行値+10以上=冥府行き確定)(善行-1)

・サンゴ海で商船員を1人殺す(悪行値+1)(善行値に変化無し)

・メルビル下水で金塊強奪する(悪行値+1)(善行値に変化無し)

 

備考

・善行値は0以上の整数なので、悪行値もそれに準じると考えられる(例:ガラハド復活後に生贄すると1発で冥府)

・SFCグレイでガラハドを生き返らせてからガラハドに会うと、悪人呼ばわりされる=ガラハド復活で悪行値初期化は無し

・商船員殺害と金塊強奪以外の悪行+1イベントは、今のところ確認されていない(情報募集)

・アフマド(ドマファ)殺害は悪行イベントではないと判断(デジキューガイドに対するダメ出し)

・グレイ以外の主人公でも、対ガラハドで悪人呼ばわりされる

 

*

 

過去になにかしらの悪行イベントを行っていると、フレイムタイラントの依頼を受けたあとガラハドに会った際に、「おまえのような悪人に……」と悪人呼ばわりされます。

ただし、プレイ中(悪人呼ばわりされる前でもあとでも)に一度でも次のことを実行していれば、悪人呼ばわりされることはなくなります。

つまり、悪行値が9以下の状態なら、ゲーム進行になんら問題はありません。

 

<悪人呼ばわり回避法>

・エスタミル下水のカタコームで墓石を調べ、堕落した死者と1回でも戦闘する

・南エスタミルの子供に、1回でも「おなかいっぱい食べさせる」を選択

・主人公ジャミルで、ファラの母親に金を渡す

(墓掃除と施し……ボランティア活動ですね)

 

もしガラハドに悪人呼ばわりされてみたいなら、悪行イベントを実行したうえで、以上3点の行為を謹んでください。特に主人公ジャミルの場合は要注意です。

悪人呼ばわりはレアイベントに類するので、見る価値はあるかも!(笑)

 

*

 

さらに、おもしろいことがわかりました。(スルメさんよりの情報)

通常、カタコームの墓は10回調べると聖杯が手に入ります。

しかし、南エスタミルで子供に施しをしてからカタコームに行くと、子供に施しをした回数だけ、墓を調べる回数が減ります

子供に施しを9回(以上)行ってからカタコームに行くと、最初に調べた墓から聖杯が出てきます。

 

*

以下、余談

アグネスの声と悪行の有無が絡んでいるという事実は、今回初めて明らかになったのではないでしょうか。

これを利用すれば、ガラハド登場を待たずに、序盤に悪行イベントをしたかどうか判定できます。

 

アグネスのお膝元のストリートチルドレンに施しをすると、聖杯探索時にアグネスの加護が得られる(施し1回=墓荒らし戦闘1回減)というわけですね。

バンパイアクリアで子供が消える理由も何となくわかるような気がします。

 

「聖杯とガラハドには特別な関係があるのではないか?」という考え方は、厳密には間違いでした。「アーサー王伝説」に解を求める考え方は興味深かったのですが……。

純粋に、ガラハドは主人公達がボランティアーかどうかを見ているようです(笑)

たとえどんな悪人でも、いつかどこかでなにかひとつでもよい行いをしていれば、ガラハドは情けをかけてくれる……。これって「蜘蛛の糸」ですか?

 

この検証には、相当長い月日と労力を費やしたので、感想などをいただけると特に嬉しいです。

協力者の方々に感謝します。ありがとうございました。


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