幻体戦士術の上手な使い方


 キャラクターの分身を出して戦わせる術、幻体戦士術。サルーイン戦で非常に便利ですが、使い方を誤るとかえって苦戦することになりかねません。ここでは、幻体戦士術をより有効に活用するためのテクニックを紹介します。

 

 幻体戦士術の特徴をまとめると、以下のようになります。

・幻体の強さは使用キャラの素の状態と同じ。

・幻体のHPは使用キャラの術使用時の残量と同じ。

・属性防御・特殊防御は引き継げるが、即死耐性は失う。

・エレメンタル系の術は使えない。

回復・補助術がかからない。・・・ア

ダメージを受け、HPが0になり幻体が消えると、キャラは最後列に後退する。・・・イ

・幻体が消えると、ステータスは術使用時の状態に戻る。

 の2つが重要です。回復ができないので、わりと短時間で幻体は消えます。しかも、幻体が消える際、他のキャラを残して後退してしまうのです。後退したキャラを前列に出し、再び術をかけるまで、最大3ターンかかります。もし全員が幻体戦士術を使っていた場合、3ターンの間に、陣形と行動パターンがメチャクチャに乱れてしまうのです。戦局を有利にするはずの幻体戦士術を使うことにより、かえって不利になるという、非常に面白くない事態です。

 その際のデメリットは以下。

・前列の人数が減少する。それにより残りのキャラに攻撃が集中。

・前列の他のキャラも幻体戦士術を使用している場合、回復ができず、すぐに最前列が消滅。

・中列以降のキャラが最前列に出る。

・最前列から最後列に下がったキャラは、大部分の技が使えない。

 たとえ全員が幻体戦士術を使えるからといって、全員で使ってしまうと苦戦するわけです。

 これらのデメリットを逆手にとって、次のような戦略が考えられます。

・最前列は2人か3人とする。

・弓(長レンジ技)が使えるキャラ1人か2人を最前列にし、幻体戦士術を使う。

・最前列のうち少なくとも1人は、幻体戦士術を使わずに、死の鎧などで防御を固める。このキャラを主戦力とする。

・中列に槍の使えるキャラを2人以上置き、1人が幻体戦士術を使う。

・中列の1人は、幻体戦士術を使わない。

・最後列に回復のできるキャラを置き、幻体戦士術を使わないキャラの回復を担当する。

 弓キャラの幻体が消えて後退しても、このキャラはそのまま最後列から攻撃を続けられます。その際に、中列で幻体戦士術を使ったキャラを1人、最前列に出します。両手剣などの、リーチが短い技しか使えないキャラは、後列のキャラが常に回復させて倒れさせないようにし、攻撃を続けます。槍キャラが後退したら、別の中列キャラをまた1人前進させます。最後列に後退した槍キャラは、次のターンで前進させ、余裕があれば再び幻体戦士術を使います。

 コレを繰り返せば、幻体戦士術と回復術の両方の恩恵を受けながら、延々と戦いつづけることができます。最前列の一人は常に攻撃を続けるため、継続的に一定量のダメージを与えることができます。よって、時間さえかければ、必ずサルーインを倒すことができます。

 また、シムラクラムが使用可能な場合、幻体戦士術を使わないキャラを雪だるまにすれば、より安全に戦うことができます。また、技・術ポイントが尽きたときに、中列で幻体戦士術を使わないキャラを前に出し、最前列を消滅させないように注意して、わざと主力の雪だるまを消滅・再生させれば、より長い時間戦うことができます。

 

 おわかりですか?ポイントは最前列を消滅させず、主力キャラに幻体戦士術を使わせないことですね。

 さあ、これであなたも今日から幻体戦士術マスターです。


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