バファルに落ちる影
劇中でごくごく断片的に語られる、バファル帝国内の御家騒動。
すべてを知るためには、アルベルト・ホーク・グレイ・クローディアをそれぞれ主人公にしてプレイする必要がある。
ガイドブックに載っていない隠しイベントもあり、四天王イベント以上に複雑な構成になっている。
さらに真の黒幕の存在が…。
関連イベント
No.10:陥落!イスマス城 No.26:ゴールドマイン襲撃事件 No.27:サルーインの秘密神殿 No.28:ジャン救出作戦
No.30:皇帝の奇病 No.31:オウルとの死別 No.32:モンスター軍団襲来 No.33:仲間たちとの別れ
No.34:クローディアを守れ No.36:ローバーン脱出 No.37:マスク島の決闘 No38:ゲッコ族の開放 No.40:ピラミッドの奥へ
アルベルトの場合
ある夜、イスマス城がモンスターの軍団に襲われ、陥落する。滝に落ち、流されたアルベルトを救ってくれたのは、ローバーンのモニカ。街を出ようとするアルベルトだが、ローバーン兵に見咎められ、投獄されてしまう。
運良く抜け道を見つけ、脱獄を図るアルベルト。回廊の途中で「黒き呪いを・・・」という声を耳にした。「誰かが呪いをかけているんだ・・・。いったい誰に・・・」そう思うアルベルト。だが、そんなことよりも一刻も早く、ナイトハルトのもとへ戻らなくては。
ホークの場合
マスク島においてブッチャーと決闘することになったホーク。だが、そこに現れた船団は、なんとメルビル帝国海軍のものだった。
最後の一線を超え、仲間を売ったブッチャー。ホークは海軍の包囲を突破し、パイレーツコーストに戻るホーク。しかしそこでも、ブッチャーの計略によりホークは裏切りものにされていた。なすすべもなくアロン島に逃げるホーク。
しかし、なぜ帝国海軍が過激派のブッチャーと手を結んでいるのか・・・。
ジャングルのゲッコ族の村では、”古文書”を買うことができる。あとあと必要になるものだ。高いが、しかたない。
グレイの場合
リガウ島の財宝を得て、メルビルに戻ったグレイ・ガラハド・ミリアムの3人。ガラハドの提案により、一時解散することになった。
メルビルにひとり残ることになったグレイ。軍人時代の親友、今はメルビル近衛隊長であるジャンに紹介された仕事はクローディアのボディガードだった。彼女はある事情により、暗殺者に狙われているという。
メルビル帝国親衛隊のエリート剣士ジャンが気にかけるクローディア。ただの可憐な少女ではないらしい。
クローディアの場合
迷いの森の魔女オウルに育てられたクローディア。ある日森で一人の青年を助ける。彼の名はジャン。クローディアの名を聞いて驚くジャン。ぜひ一度メルビルに来てほしいという。「やっかいなことにならねばよいがのう」と、オウル。
ゴールドマインの街がモンスターに襲われ、金塊が持ち去られる。モンスターを退治したクローディア達のもとに、帝国財務大臣のパトリックが駆け付ける。「なぜ、モンスターが金を・・・?」
メルビルのジャンのもとへ行くと、ガイドとしてグレイを紹介される。
素性の知れない殺し屋に狙われる。
メルビル下水を探索していると、パトリックの屋敷の下で怪しい男達に出会う。どうやら金塊を盗み出してきたらしい。泥棒を退治してパトリックの屋敷へ。
しかしパトリックは全く身に覚えのないことだと言う。すると、金塊はパトリックの屋敷から盗み出したものではなく、屋敷に運び込むところだったのかもしれない。
どうやら、パトリックをゴールドマイン襲撃事件の犯人に仕立て上げようと企んでいる者がいるようだ。
以下共通
メルビルのいたる所で、奇怪な事件が相次いで発生する。メルビル警備隊から協力を要請される主人公たち。街で情報を集めると、どうやら下水道が怪しい。
下水道にはサルーインの秘密神殿があり、サルーインの神官が、いけにえの儀式をしていた。阻止すれば、皇帝から褒美がもらえる。
黒幕はいったい誰か。
ジャンが諜報活動中にローバーンに囚われてしまう。法務大臣ネビルからの依頼で、モニカと共に救出に向かうグレイとクローディア。
他の主人公は、モニカの家で2人と合流できる。
地下牢に潜入するも、あと一歩のところで、落とし穴に落ちる主人公たち。ジャンもそのあとを追う。底無しと噂される迷宮だが、何とか脱出に成功。
コルネリオの奥方はバファル皇帝の妹のマチルダ。皇太子が行方不明の現在、皇帝が亡くなれば、マチルダが女帝となるのだ。
ある晩、クローディアの耳にオウルの言葉が届く。「帰ってくるのじゃ・・・時間が・・・ない・・・」駆け付けると、オウルは、クローディアの出生の秘密を語る。
ある夜、メルビル宮殿の一室。侍女と赤子。侍女は子守りを仰せつかって気が動転している。「ああ・・・、魔物に襲われたらどうしましょう・・・」そして迷いの森の魔女のことを思い出す。祈りの言葉を口ずさむ侍女。そして、オウルはやってきた。
「どうかこの子を守って」と、侍女。オウルは「それなら私が預かろう」と、クローディアを連れ去ろうとする。「お待ちください!その子の名はクローディア・・・。これは身の証を立てる指輪です・・・」「そんなもの、無いほうがこの子のためだと思うがね…」そう言い残してオウルは消えた。「ああ・・・。行ってしまわれた・・・」
クローディアは、なんと帝国の皇女だった。そして、この時手渡された指輪が、クローディアが装備している”さんごの指輪”である。
「困ったことがあったら、あの大きな木に聞け!」そう言って、オウルは息を引き取った。
バファル皇帝が病気になる。普通の病気ではなく、何者かに呪いをかけられているらしい。治療法を見つけたものには、莫大な恩賞があるという。
図書館で情報を探すと、呪いを解くには気のデステニィストーンの”ムーンストーン”が必要で、それはアロン島の「二つの月の神殿(ピラミッド)」にあるらしいことが判る。
ピラミッド行ってもいきなり中に入ることは出来ない。ゲッコ族の村に行くと、ピラミッドの秘密を書いた古文書を、ホークという海賊に売ったという。ホークは、ノースポイントへ渡ったらしい。ホークを仲間にするか、交渉して古文書を売ってもらう。古文書を図書館で解読すると、ピラミッドに入るためには”アムトのシンボル””エリスのシンボル”が必要だと判る。
なお、古文書の話を聞く前にホークを仲間にした場合、ゲッコ族から古文書を買うはめになる。
迷いの森の大きな木と、北エスタミルのアムトの神殿の神官から2つのシンボルを得て、ピラミッドへ。
クローディアが主人公の場合、シルベンが実はエリスであったことが判る。
ムーンストーンを持って、エロールの神殿か、警備隊の事務所へ行く。皇帝の寝室でムーンストーンをかざすと、皇帝は回復する。
舞台は宮殿の大広間に移る。ローバーン公コルネリオが登場する。コルネリオは、ひととおりの祝いの言葉を述べる。その後、自分に帝国海軍を預け、サンゴ海の海賊を討伐させて欲しいと申し出る。サンゴ海の海賊の間で仲間割れがあったらしいと付け加える。皇帝はこれを快諾する。義理の弟であるコルネリオを信頼しきっているようだ。
このあと、主人公に皇帝から褒美が出る。5000金・ガーラルアクス・ガーラルの小手のうちからひとつ選ぶ。
「なにもいらない」の選択肢も出る。主人公クローディアに限り追加イベントがある。「なにもいらない」を選ぶと、クローディアは立ち去ろうとし、皇帝が「待て!」と呼び止める。しかしクローディアは振り返らない。
皇帝に呪いをかけたのは、もちろんコルネリオだ。仲間割れとは、ホークとブッチャーのこと。この頃からすでに海賊とつながっていた事が判る。海軍を任せてほしいというのも、次の計画への布石である。
メルビル下水には、いくつかの大きな部屋がある。このうち、序盤からずっと鍵がかかったものがひとつある。コルネリオが海軍を率いて出たあとにこの扉の前に立つと、中からかすかに声が聞こえる。「おれたちゃ か・・・ おれたちゃ か・・・」
メルビル警備隊の事務所を訪ねると、ゴールドマインが再びモンスターに襲われていることがわかる。先発隊がすでに出発したものの、おそらく多勢に無勢だろう。
直後、港から海賊が多数上陸してくる。海軍とは行き違いになったのだろうか。このとき、非常に短い期間であるが、港にはブッチャーの船が停泊しており、乗り込んでいけばブッチャーと対決できる。
さらに追討ちをかけるように、西のエロール神殿からモンスターが押し寄せる。神殿の隠し通路から下におりると、サルーインの配下がいる。こいつらを始末して外へ出ると、宮殿の門番が消えていて、中に入ることができる。サルーインの手下を倒さなくても、門番は、戦闘回数を増やせば自然に消える。
下水の扉を無理やりぶち破ることができるようになる。ただし、今行く必要なはい。
進行状況によっては、メルビル警備隊が下水の入口を封鎖するイベントが発生する。
城内に踏み込む前に,ゴールドマインへ行こう。大量のモンスターを掻き分けて進むと、奥にジュエルがある。本来ジュエルの前にゴールドドラゴン(小)がいるのだが、メルビル宮殿の門番が消えると同時にドラゴンも消えるらしい。早いうちに来れば戦うこともできるが、ゴールドドラゴンで全滅するとバグるので注意。
城内に突入。中はモンスターで溢れている。3階の、皇帝の寝室を目指そう。ここに皇帝たちが退避しており、モンスターのボスがいる。ボスを倒すと、大広間で皇帝にねぎらいの言葉をかけられる。「そなたたちはサルーインと戦うつもりのようだな。生きて戻ったなら、その時こそ今までのすべての苦労に報いよう」
これで、城内・市街・ゴールドマインのモンスターが消える。金鉱にはまた門番が現れる。
神殿の地下のサルーインの手下は、倒すまでずっと存在している。
下水の扉の鍵が開いている。中に入ると、海賊たちが襲ってくる。奥は二手に分かれていて、一方の奥にはボス級の海賊がいる。「今日はバファル帝国最後の日。おまえ達も今日でお終いだ」と、襲ってくる。もう一方の奥には、ジュエルがある。こちらは、宮殿のボスを倒すまでは入れないようになっている。
その後の展開
ハオラーンから、サルーインを倒すためには強い武器が必要だと言われる。彼の言うことに従おう。
この頃にはパーティーは十分に強くなっているはずなので、彼の言うことは無視して、ラストダンジョンに直行するのもいいだろう。