ママのぼやきコーナー(子育て日記)
このコーナーではママの一日の行動や感じた事をありのままに表現しています。
子育て日記というより、その日に感じた事という方が近いかもしれません。
おなじ年頃の子供を持つ母親が何を考えているか、これを読んでいる人達と意識が
共有出来れば幸いです。
(このコーナーは隔週更新です。ご意見・ご感想はこちらまで)
8月22日(土):今日は子供3人、義父母に預けて旦那と街へ買物。買物の内訳は
リサイクルショップをオープンする為の必要なものを物色してきた。
デジタルカメラって高いなあ! プリンタは安かった。ホッ。
パソコンなんて初心者だったけど、これを契機に勉強だ!
とりあえずHPの作成なんかは全部旦那にお任せ。
近くに教えてくれる友達がいるといいなあ。
8月23日(日):昨日、ヨドバシカメラでもらってきたデジカメとプリンタの
カタログを旦那と検討。何が何だかわからないくらい種類がある.。
ハッキリ言って私には何を選べば良いかわからないのだ。
結局、旦那の判断に任せる事に。(旦那の趣味に使われたらイヤダ!)
ここ何日か子供たちと遊んでない。子供たちもイライラが溜まって
いるようだ。明日はハンバーグでご機嫌とりをしよう!
8月24日(月):今日、子供達を耳鼻科に連れて行く。自転車で3人連れて行くのは
とっても大変。午前中はそれで終わってしまった。
午後から近くのスーパーへ買物へ。今日は子供達の好きなハンバーグ
を作らないと口を聞いてくれないかもしれない。お〜怖。
8月25日(火):旦那がリサイクルショップの開業届けの用紙を税務署に行って
貰ってきてくれた。でも書き方がわからない。結局、旦那に書いて
もらうハメに。う〜ん、ちょっと気合を入れて勉強しないと駄目だ。
でも今は幼稚園が夏休み、子供が家に居ては勉強どころじゃない!
早く夏休みが終わってくれ〜。
8月26日(水):朝から雨だ〜、今日は税務署に行って手続きをしなくちゃいけない。
眠い目をこすりバス停へ向かう。手続きを終えると真っ先に家へ帰る。
子供達は旦那が見てくれている。帰ってみると、旦那は子守りに飽き
子供達もお腹を空かせていて、食パンをかじっていた。
う〜ん、やっぱり男親は気が利かない。私がいなかったらと思うと
ゾッとする。夕方、時間が空いたのでショップの宣伝活動としてビラ
配りをしてきた。まだ、認知度が低いと感じる。
安く広告を出してくれる所はないかしら? 明日も時間があれば宣伝
活動に精を出そうっと!
8月27日(木):妹が東京から朝イチの新幹線で遊びに来る。
だけど、朝からずっと雨が降っていて何処にも遊びに行けない。
妹は3人の子供達と遊んでくれていた。今日は午前中に子供服の
仕入れに行く用事があって、どしゃ降りの中、お客様の所へ。
雨の中に行った甲斐があって結構、良い品を買い付ける事が出来た。
苦労が報われてちょっぴり、うれしい。
明日は晴れてくれないと、妹がせっかく新潟へ来たのに外出出来ない
事態になってしまうぞ!
8月28日(金):今日も雨だった。妹は明日の早朝、新幹線で東京へ帰るのに
新潟の観光が何も出来なかった。子守りの為に来たのかな?
日頃の行いが悪いのか? それとも運が悪いだけなのか? それは
神のみぞ知るってやつかな?
9月3日(木):涼(長男)の幼稚園が、やっと始まった。本人も嬉しいようだ。
烈(次男)が熱を出した。緑化フェアに行ってみようと思っていたのに残念。
食欲もあるし、元気もある。とりたてて、心配はないと思うが、耳のほうが
気になる。
5月に熱を出して、急性中耳炎と言われて以来、週に1・2回は通院している。
現在は、滲出性中耳炎と言って、鼓膜の内側に水が溜まった状態。
その水が、吸収されるか、鼻の方に流れるかしないと治らない。
早く、鼻に流れる方法はないのか、まずは、鼻水を止めること。
耳と鼻をつなぐ細い管が、鼻水などが詰まっていてはいけない。
次に出来ることは、上手に鼻をかむ事。片方ずつ力を入れすぎないように、
丁寧にかむことで、鼻から耳に適度な圧が加わり、水が流れやすくなる。
私も、やってみたが、風邪を引く事がたびたびあって、炎症が治まっても
なかなかすっきりしない。難聴にならないか心配だ。
舜(三男)は、季節の変わり目で朝晩ゼイゼイしている。
吸入する事で、発作は、治まっているが、風邪でも引いたらたいへんだ。
これまでも、風邪が引き金となり喘息発作で、入院している。
烈の熱が早く治ることを、願う。
昼過ぎ、烈が昼寝から起きてきた。熱は38.0度 首が痛いと言い、
喉も腫れている。おたふくか?はっきりさせないと、今後の行動が取れない。
近所には、1歳2歳の子供・妊婦さんもいる。それ相応の行動をとらなくては…
すぐ、病院に診察へ向かった。現在、おたふくの流行は無いとは言えないと
いった程度。
診察時、頚部の腫れはリンパ腺であり、耳下腺ではない。
おたふくの、可能性は低いと思うが念のため、尿検査をしてアミラーゼが
上昇していない事を確認して、帰宅した。疲れたぞ〜!
9月4日(金): 昨夜、訃報が入った。 病院で働いていた頃の 後輩だ。
私も退職して5年になる。その間連絡は、取ってなかったが、噂では結婚した
と聞いていた。死因は、髄膜炎。頭が痛いと言い、薬を飲んで寝ると言ったのが
最後で朝、目を覚まさなかったらしい。
まだ、30歳。子供が一人、まだまだ、人生これからと言うときに…
人の命なんて本当に分からない。
舜と烈を耳鼻科へ、連れていった。烈も、熱が出ているが、今のところ悪化は、
みられない。一安心。でもチョット、感傷的...
9月6日(日): 烈の熱が下がった。舜にも、移らずホッとしている。
今日は、日曜日。涼を連れて、フリーマーケットへ出かけた。
10時開店だが、10時には、既に人がいっぱい。
子供服をおいているお店を、チェックし さあ良いものを買おうとすると
涼がつまらなそうに、私のシャツの裾を引っ張りだした。
少し待ってと言って、ミキハウスのブラウスを買い、おもちゃを扱ってる店へ
向かった。「好きなもの選んでいいよ」と言うと、黙ってモソモソと、
ドリルシェイバー・メガ…を握り離さない。結局300円で購入。
以外と喜んで、上機嫌で私の買物にも、付き合ってくれた。
と、言うよりメガレンジャーの世界に没頭して、私が何をしてようと、
関係なくなってしまったのだろう。30分ほどで切り上げた。
9月7日(月):昨日、舜が顔を打って 唇を切った。右側半分、擦り傷が瞼、頬、鼻に出来、
悲惨な顔になってしまった。主人には、怒られるし、参ってしまった。
付いていても、転ぶときは、転ぶのよ。
耳鼻科へ、中耳炎の診察へいった。耳の方は、大分、良くなっているといわれた。
ついでに、顔の、けがも診てくれて、消毒と飲み薬を出してくれた。
手間が、省けて良かった。
9月8日(火):そう言えば、けが通院のときに使える保険があった、と思いだし、担当の人に
聞いてみた。すると、ついでに処置した形なので、無理だということだ。
保険を使うためには、けがは、整形外科や外科などで診察・処置を受け、その後、
耳鼻科に行けば、よかったのだ。手間は、かかるが 保険を使うには、コツがある。
ちょっと、勉強になった。
小児科に、喘息の薬をもらいにいった。喘息の方は、今日のところは、調子いいが
9月・10月が一番発作を起しやすい為、薬は必ず飲ませるように、それが予防に
つながるから、忘れないように言われた。
9月9日(水):こどもに、読んで聞かせたい本って 何かないかなあ。
昔、好きだった「星の王子さま」 こんなフレーズがあった。
一番大切なものは、目にはみえない
目には、見えないものを どうやって信じるのか もう、忘れてしまっているようだ。
もう一度、子供と一緒に読み返してみたい。
一番大切なことって、何だろう。
9月10日(木):舜の顔の傷も、ようやくきれいになってきた。
切った上唇も 口内炎にはなっているものの、腫れがひいてきた。
小鼻の周りも、夏場は、とびひになり易いと言われたが、かさぶたが きれいに
取れた。
現在の密かな楽しみは栗原はるみのすてきレシピ」9/1発売 を見ては、あれこれ、
考えること。料理・ソーイング・ガーデニングなど、毎日の生活が 生き生きしてくる内容。
時間に追われて、一日が終わってしまいがちな 私には、一時の清涼剤となってくれる。
わたしの、理想の主婦像です。
仕事を辞めて主婦になった時、何て退屈で詰まらないんだろう、とよく思った。
でも、栗原はるみさんには、楽しく、あたたかく、生活する為のノウハウ・心使いを教わった。
とっても、目の離せない人だ。
9月11日(金):舜が、熱を出した。38.8度、以前 熱性けいれんを、起しているので、 ダイアップという、
坐薬を入れた。抗生物質も服用しているので、熱の経過を診ながら 様子をみることにする。
9月12日(土):舜の、熱も下がった。一安心。涼も今日は、ばあちゃんの家へ泊りに 行った。
「人間は、年齢や経験、男女 そんな事で、決められない。心の奇麗な人が 一番偉い、
一番素晴らしい事だ」 三輪明宏が、言っていた。こういう事を、はっきり口に、出来る人って、
少ないなあ。
9月13日(日):パパは、本屋へ行くと言って、朝から出かけた。
まだ、熱が下がったばかりの舜がいるので、外へもでられない。子供3人が、家の中にいると、
とにかく うるさい。そうじどころではない。おもちゃは出すし、冷蔵庫は、開けて麦茶はこぼす、
布団はだしてドンドン バタバタ。
気を取り直して、買物でも行こう。自転車の後ろのタイヤが、つぶれている。空気を詰めても、
シューと抜けてしまう。
何か、付いてない日だ。
9月15日(火):涼の幼稚園のバザーの日。お母さんたちが、作った手作り品。日用品。子供たちが、遊ぶ
ゲームコーナーなどなど。かなりの人が集まっていて、1時間ほどで帰ってきた。
夕方 涼が、熱を出した。39.2度。氷枕で休ませる。ポカリスエットを買ってきて、飲ませる。
熱が出てる時には丁度よい飲み物だ。次から次へと我が家はてんてこまいだ!
9月16日(水):涼の熱は、徐々に下がり37,5度になった。元気はあるが、顔に疲れが残っている。
幼稚園は、休ませる事にする。
安静にさせるつもりで、休ませたのに、ウルトラマンや ギンガマンのビデオをつけては、
3人で ギャーギャー騒ぎ放題。そして、案の定 夕方には、38.6度。
「幼稚園に、行きたいなら、もう寝なさい。」と、言うと そのまま朝まで、休んだ。
9月17日(木):涼の熱は、36,2度。ちょっと 心配だったが、幼稚園へ行った。休ませるべきか、
悩む所だが、一人一人に目が届く幼稚園なので(小規模で アットホーム)、意外と、
「行っておいで」と、言えてしまう。
舜も、ウルトラマンの影響を受け シュワッチ・ビーム・キックの3パターンを、マスターした。
9月19日(土):「やさしいライオン」という 絵本を買った。アンパンマンの作者の やなせ たかしさんの
初期の作品だ。1歳の舜がとても 気に入って、1日何十回も読まされ、こっちが疲れてしまう。
しかし、ここで辞めては、長男の時と、同じになってしまう。長男(涼 現在4歳)は、私が本を
読んであげようとしても、聞く耳もたずで、自分でページをめくりたがった。一人で見ている
ときは、機嫌が良くても、文字を読みだすと、ぐずりだす事が多く、読み聞かせの時間が減り、
ビデオを見る時間が、増えていった。
読み聞かせの利点や必要性は、心を豊かに育てる事や、想像力をつける事など様々。
3歳になった涼に、欠けていた事は、人の話しを聞けない事だった。その事に、気付き、
毎日寝る前に、本を読む事にした。初めの頃、7匹のこやぎ・桃太郎が好きで、毎日その話しを
せがまれた。内心いろんな話しを、聞かせたいのに、ヤキモキしていた。ある先生に、
読み聞かせのアドバイスを受けた。同じ物語でも、子供の頭の中では、1回1回違う事を考えている。
子供が、望むうちは、中途半端にしないで 何百回でも読んであげること、その子の頭の中で
ストーリーが 完結すると、自然と違う本を選ぶようになる。そして、本の途中で寝てしまった場合、
そこで辞めずに、話し終わるまで続けた方が良い事(脳は、眠りに入って30分は動いている為)を
教わった。
うちの子供たちが、ハマッタ絵本
「いないいないばあ」 「ヘンデルとグレーテル」
「たまごのあかちゃん」 「きれいな はこ」
「きんぎょがにげた」 「パパは ウルトラマン」
「みんな うんち」 「ブータン」
「7匹のこやぎ」
10月3日(土):そろそろ来年度の入園募集が、始まる。保育園は、10月に募集内容が公表され、
11月に書類提出、1月に入園の有無がわかる。働くお母さんが多い新潟は、保育園は、
何処もいっぱいだ。幼稚園が、9時から14時までなのに対し、保育園は、7時30分から
19時まで預かってくれる。幼稚園が、夏休み・冬休みがあるのに対し、保育園は、正月
1.2.3日が休みだけ、あとは、お母さんの仕事の都合と言う事だ。保育料は、幼稚園は
一律(新潟市内は17000円から22000円ぐらい+送迎バス代など)
保育園は、前年度の家庭の所得できまる。(市町村によって異なる)そして、兄弟が、同時
入園していると、2人目は片方(低料金の方)が半額、3人目からは1/10になる。
私が住んでいる所は、住宅地で、学校や公園もたくさんある。幼稚園も3・4カ所ある。
うちの涼が通っているK幼稚園は、少人数のアットホームな幼稚園だ。
A幼稚園は、小学校に上がるまでに、読み書き・数について勉強させてくれるので、
学校に入ってから楽でいいと、人気がある。M幼稚園は、1学年100人以上のマンモス幼稚園だ。
さすがに、設備が整っており、敷地も広い。涼をK幼稚園に決めたのは、言葉が出るのが遅く、
性格的にも団体行動がとれない。おまけに、人の話しを聞けないなどの点から、
とにかく、1人1人に目が届き、個性を大切に子供を育ててくれる 幼稚園だと思えたからだ。
入園の説明会のとき、園長先生が、「この年頃は、何でも吸収して成長していきます。
お母さん方が、気をつけてほしいのは、絵本などでも、字を読める事を喜ぶのではなく、
絵本を見て、何がおもしろかったのか、楽しかったのか、怖かったのか、哀しかったのか、
子供が感じた心を大事にしてあげてください」と言う話しを聞いた。
う〜ん、やっぱり子育ては奥が深いと感じた。
10月10日(土):<兄弟は、ライバル>
うちの子供たちは、よく喧嘩をしている。1番上の涼は、4才 2番目の烈は、3才 3番目の舜は、1才。
年が近いせいもあるが、必ず誰かが、泣いている。末っ子は、さすがに強い。結局よく泣いているのは、
2番目の烈。涼に、おもちゃを取られたといっては泣き、舜に髪を引っ張られたといっては、泣く。
泣いてばっかりいないで、少しはやり返せばいいのにと思っていた。でも、烈は絶対にやり返さない。
気の弱い子にも取れるが、気の優しい子と思う事にした。そして、1番の甘えん坊でもある。
いつもママ、ママ言っては、抱っこしてくる。それを見ていた涼は、烈にキックや、パンチをしてくる。
また、泣くはめになる烈。我関せずの舜。3人3様の性格だ。
こんなガサガサした生活の中でこそ、見落してはいけないのが、子供のサインだろう。
涼は、おにいちゃんだからと叱りすぎていないか、烈は、上の子と下の子に気を取られ忘れがちに
なっていないか、舜は、とにかく健康管理、そして事故防止(けが・やけど・転落)。
とにかく、1人1人相手をしてあげる時間(甘えられる時間)が、必要だとおもっている。
近所に赤ちゃんが産まれた。上は、2才の男の子。よく一緒にうちの子供たちとも、遊んでいた。
口数は少ないが、活発で可愛い子だ。赤ちゃんが産まれてから、よく泣く子になった。
そして、小さい子を押すようになった。そのお母さんの話しを聞くと、赤ちゃんの頭を叩いたり、
おもちゃをぶつけたり大変、もうこの子(上の子)いらない!と、怒っていた。
私も3人目が産まれた時は、きつかった。そんな時、よくアドバイスされた事は、上の子をかわいがって
やる事だ。産まれたばかりの子は、ミルクやおむつなど意外とスキンシップが取れており、満足している。
それに比べて、上の子は、突然 親を取られたようで、ただでさえ情緒不安定になる。赤ちゃんを叩いて
しまう事も、小さい子を押す事も ただ、遊んで欲しい、かまってほしいだけだ。
そのお母さんも、困っていたこともあって、私の話しをよく聞いてくれ、「ほめて、やさしくしてみようかな」と、
笑っていた。
10月16日(金):<子供の事故>
私が、母親に釘を刺されている事は、子供のやけどは、100%親の責任だと言う事。
幸い3人共、やけどはした事がない。しかし、転倒・転落となると大事には至っていないだけで、結構ある。
つまずいて転んだこと、椅子から落ちたなど…
安全という点で、気を付けなければいけない。隣の子が、外に置いてあった空缶に、口を付けた。
ちょっと、ヤニ臭い気がすると言って、お母さんが相談にきた。その空缶を見ると、中には たばこの吸い殻と
水が入っていた。すぐ、病院に電話をして、連れて行った方がいい。
たばこのニコチンが、吸収されると生死にかかわる。
この場合、ニコチンが水に溶け 飲んだらすぐに吸収されてしまう。
案の定、病院で胃洗浄したばこの固まりが出て、1日入院し痙攣などおきない事を確認して、退院した。
たばこが入っていなくても、飲み掛けの缶ジュースが置いてあれば、子供は安易に口をつける。
お腹をこわすぐらいですめばいいが、命に関わる事もある。本当に、気をつけなければいけない。
10月20日(火):<母乳栄養について>
母乳栄養の利点は、簡単、手軽、いつでも適温、清潔、経済的、栄養がある、免疫効果がある、
スキンシップが図れるなど様々な事が、挙げられる。私もできれば1年は、母乳を与えたかった。
産後はよく出過ぎて、捨ててしまう事も多かった。ところが、4ヶ月もすると、
ほとんど出なくなってしまう。水分を取ったり、食べ物に気を付けたり、マッサージもやってみた。
それでも、3人とも4ヶ月めからは、ミルクを与えてきた。
私の友人は、助産婦さんに母乳指導を受けていた。1回3000円と割高のようだが、
授乳の時間、赤ちゃんの体重、母親の食事などからアドバイスをしてくれる。
全く出なかった母乳が、ミルクと半々で良いほどになり、喜んでいた。
しかし、それぞれ考えも、思う事も違う。
Aさんは、「母乳こそ面倒!ミルクの方がラク」と言う。
哺乳瓶の消毒・与える温度・ミルクを作る手間を考えると、私には以外な答えで驚いた。
母乳は何cc飲んだかわからないから、あれこれ面倒だという。
本当に個人差がある。私としては、ミルクにはない免疫効果、スキンシップを強調したい。
11月7日(土):<手足口病>
今年の夏に流行し、台湾では、死者が出たと報道された手足口病。
さぞかし恐ろしい病気と思っていた。11/2 涼の足に3コほど発疹を見つけた。虫刺され?
こんな時期に変だなあと思っていたら、翌日、足底・足の指に何やらたくさん発疹が…
見れば、手のひらにも、口の中には口内炎。間違いなく、手足口病だ。幼稚園のこともあるので、
病院へ連れて行った。案の定、手足口病!伝染性のある病気と言いつつ、「幼稚園は行ってもいいよ」
私もちょっと首をかしげながらも、熱もないし、元気もある、薬があるわけでもない。
深刻になる事もないなあと思い直した。2日後、舜が口内炎と発疹が出現。
3日後、烈の足にも発疹発見!!感染力も低いと聞いていたが、兄弟は確実にうつると実感。
11月12日(木):<リトミック>
リズムなど音感を必要とする事は、身についていく事なので、小さい頃から興味を持たせてやりたいと、
思っていた。でも、現実は、涼が3才の誕生日を迎えた時には、すでに2人の弟がいた。
毎日、食事の準備をしては食べさせ、後片づけ、着替えをして、オムツを替え、お風呂も入れて…
それで、精一杯だった。
舜が1才になった今年1月、チャンスが巡ってきた。近所の人に誘われ、一緒に行くなら車で送ってくれる
と言うありがたい話。1カ月(3回)3人で1200円と料金も格安。先生も保母さんをやっている人なので、
内容もしっかりしている。二つ返事でお願いした。
歌ったり、踊ったり、3人とも喜ぶ顔が浮かんだ。ところが、始まって見ると、涼は、寝転がり足を組み、
先生の話に耳もかさず、ゴロゴロ。烈も、周りの子供達が踊り出すと座込み「何やってんの」という顔で、
参加しない。舜だけが、アンパンマンの歌や踊りに、体を前後に動かしていた。
想像しえない状況に、私は戸惑ってしまった。
慣れてないだけで、何回か通えば、みんなと一緒に踊れるようになると、思っていた。
しかし、その日は、なかなか訪れない。それどころか、みんなの輪の中心で大の字になり寝転がるように
なって、迷惑になりはじめた。半年が過ぎたころ、先生に聞いてみた。「男の子は、慣れるのが遅し、
個人差があり集団での踊りの楽しさに気づくのは、4才前後だったりするので、本人が行きたくないと
言わないのであれば、もう少し通ってみてはどうですか?踊りはしないけど、みんなの中に入っていたい
意識はあるようだし、見てるだけで参加している場合もあるんですよ。本人が満足していればいいんですよ。」
何と余裕のある言葉。よその子と比較し焦っていた、自分が情けない。
それから、3ヶ月後。烈がみんなと一緒に踊り始めた。なんと、踊りをマスターしていた。
体を動かしながら覚えるのではなく、覚えてから体を動かすタイプだったのだ。「烈、上手でしょ」と、
自分で誉めてニコニコしていた。うれしさと、ホットした気持ちで一杯だった。
その後も、出来ない踊りは寝転がり、覚えた曲だけ踊っている。
11月22日(日):<託児について>
現在、夫の両親が近所に住んでいるので、用事があるときは、子供達を預かってもらえる。
子供達も、何処かに連れて行ってもらえる、何か買ってもらえると言う下心もあり、
気心も知れているので、喜んで祖母の家へ行く。
横浜に住んでいた時は、お互いの両親もいなかったので、2人目ができた頃 デパートや健診の託児、
近所の友達に預かってもらうことが増えた。ある百貨店の託児サービスを利用した時、気づかされた事があった。
涼は、自分の必要な時にかまってくれる人がいれば、誰でもいいタイプだ。
母親がいないと不安になるような事はなかったので、安心して預けられた。
迎えに行った時、保母さんの「いい子にしてましたよ」の言葉にホッとし、おもちゃで遊んでいる涼を見て安心すると、
私はお金を先に払ってしまおうと財布を出すと、その保母さんは、「お金は後でいいので まず、
お母さんと離れていい子でがんばった涼くんを 抱きしめて誉めてやってください」と言った。
私は、自分の中になかった子供への配慮を指摘され、ドキッとした。抱っこして「いい子だったね がんばったね」
と誉めてやると、得意そうに笑った。私は、大切な事を忘れていた。私がいなくても大丈夫という気持ちより、
子供を安心させホメテあげる事が一番先にやらなければならない事だ。
自然に行動しているお母さんもいると思うが、私のように気づかないと出来ない人もいる。
早く気づけてよかった。
11月30日(月):<子供の入院>
1歳10ヶ月になった舜。喘息がでたのは、ちょうど1年前だ。入院はこれで4回目。
今年の2月・4月・7月 そして今回。風邪のひき始めに、喘鳴を伴い悪化するパターンが多い。
吸入をし、点滴をしても良くならないと入院になる。今回は、熱は無かったものの
顔色が良くないと言う事で、酸素も使った。
ゼーゼーしては苦しくて、怒り、咳き込んでは、泣き 一層呼吸が苦しくなる。眠れない夜は、長い。
それでも、一夜明けるとすっかり良くなっている。いつもの事ながら、悪化するのも、良くなるのも早い。
ほっと 安心するのもつかの間、呼吸が楽になればベットの上は狭すぎる。
点滴の管を気にもせず、動き回るので、管はグルグル巻き、点滴の機械はアラームがピーピー鳴るし、大騒ぎ。
ベットの下にはもぐり込むし、おとなしくベットの上に居てもらおうとすると、ベットに置いて有るおもちゃ・本を
下に投げてしまう。本当に参ってしまう。
それでも、4日目の朝には、退院することができた。
上の子2人は、パパやおじいちゃんにみてもらったので、心配はなかった。
7月に入院した時は、「ママと一緒に病院に行く…」と二人共泣いて離れなかった。
今回、入院後着替えに戻った時、また泣かれると思い「舜が、入院したからママはまた病院に
行かなくちゃいけないんだよ。舜も早くお家に帰れるように、がんばってるから、涼も烈もパパと待っててね。」
と言うと、「舜ちゃん 待ってるから早く行ってあげれば…」と言う涼の返事。
烈も「バイバイ」と泣かずに出来た。3・4ヶ月の間に随分大人になったと驚いてしまった。
うれしい反面、やっぱり ちょっとさびしいなあ。
12月7日(月):<もうすぐクリスマス>
12月に入ると、すっかりクリスマス気分になる。折り込み広告もクリスマスプレゼント
で、いっぱい。子供達にとっては、1年で1番楽しい季節だ。オモチャの広告は、すでに
ボロボロとなっているにもかかわらず、「何にしよう、ウルトラマンにしようかな、ギンガ
マンにしようかな、でもゲームがいいな」毎日、何度も広告を見ては真剣に悩んでいる。全く羨ましい悩みだ。
クリスマスツリーは、50cm程の小さいもので、飾りも、電球も30分あれば飾り付け
終了するはずだった。子供たちが喜ぶと思い、一緒にやろうと思ったのが甘かった。飾り
のベル・星・ボール上から下へ付けていくと、上から順に飾りはなくなって、床に落ちる
か、子供が手に持って遊んでいるかの状態になってしまった。付けても付けても、烈と舜
の二人がかりで取られてしまう。「もうダメ!」と、子供達の手の届かない所で飾り付け
をした。気を取り直し「ほら、できたよ」とツリーに、電気を付けて見せる。「わあ…」と
驚いた顔。やった!!喜んでいる。大満足した私の目に、次の瞬間写ったのは、すでに振
り回したと思われるツリーを 片手に持った舜の姿だった...(T T)
12月15日(火):<インフルエンザ>
今年2月、インフルエンザが流行し高熱で、舜は熱性痙攣を起こした。
その後特に後遺症は、残っていないものの、熱が出るとまた起こすのではないかと、不安になる。
インフルエンザについて、まとめてみる。
1)インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる風邪の仲間の一つ。
他の風邪に比べて、感染力が強く、症状もひどい。
ふだん風邪をひかない大人でも高熱がでることが多い。
2)症状
*熱;約2日間の潜伏期のあと、急にせむけと高熱(3−4日)
*気道症状;のどの痛み、ひどい咳、鼻水、声のかすれ
*痛み;頭痛、筋肉痛、関節痛、腰痛
*胃腸症状;食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛
3)家庭で気をつけること
*安静;家でのんびりくつろぐ。特に、最初の3日間は、感染力が強いため、
他人にうつさない為にも外出を控える。
*保温;室温23−25℃程度に保ち、加湿、換気に心掛ける。
無理に厚着させる必要はない。
*食事;無理じいせず、好きなもので、消化の良いものを与える。
水分は、熱のため普段よりもたくさん必要になる為、十分に与える。
*入浴;高熱のあるあいだ、症状のひどい間は控える。
蒸しタオルなどで、汗を拭き取ってさっぱりさせる。
湯冷めしないように気をつける。
インフルエンザの症状を薬で抑えることはできても、すぐに治せるわけではない。
大事なことは、無理しないこと。いつもの風邪とは違うと感じたら、早めに診察を受ける。
1月5日(火):<子供のいたずら>
2歳の誕生日を前に、舜のいたずらが際立ってきた。
ビデオの出し入れは、無理やり逆さまのテープを入れ込む。入らないと力づくで押す、
テープは、汚れた手で持つし気に入らないと、投げる。太刀が悪い。いつ壊れても不思議
はない。(まだ、買って1年なのに…)思い起せば、涼も烈もテープを入れず、おもちゃや
紙を入れて、前デッキは修理を2回出した。
パソコンも興味を持ち、マウスやキーボードをたたいている。フロッピーを入れる所に
紙を入れて壊したのは、烈だった。そして、舜も同じ所にデジカメのメモリーカードを入
れ込み、パパがピンセットで顔を引きつらせながら取り出した事も…
毎日毎日よくもまあやってくれる。
細かい事を上げればきりが無い。レンジ台に入っている米はばら撒く、小麦粉を床一面
に蒔いた事も、冷蔵庫を勝手に開け 牛乳を出し いすを使ってコップを取り 溢れても
入れつづけ、机・椅子・床までビショビショの時も…
食器を割るのは、まだ許せるが、耐熱性の鍋まで割り、パスタ鍋の蓋まで壊した。
タバコのいたずらも多い。口には入れないもの、手の届かない場所でも、椅子を持ち出し
よじ登るり、タバコをちぎって ばら撒いている。
子供の手の届かない場所も、だんだんなくなってきた。幸いケガはないが、壊れていく
ものが多すぎる。早く大きくなあれ!
1月13日(水):<子供のいたずら ハプニング>
烈は、テレビに夢中、舜はおもちゃで遊んでいる。今のうちに、片付け物をしようと
外へダンボールを取りに出た。家に入ろうとするとドアが開かない。
あれ?変だなあと思っていると、ドアの内側で舜の声がする。
そして、ガチャガチャ鍵を触っている。まさか...
悪い予感!!そして、その悪い予感は的中した。押しても引いても、ドアは開かない。
まさか鍵を掛けられるとは...ほんの1.2分の事で鍵はもって出ていない。
「舜くん、鍵あけて!」何度言ってはみても、伝わらない。
チャイムを押して、テレビを見ている烈に気づいてもらおうとしても、何度押しても
気づいてくれない。どうしよう... 大家さんに電話するにしても、お金も持っていないし
電話番号もわからない。やっぱり、烈に気づいてもらうしかない。
「烈くん、烈くん、開けて」ドアをトントン、トントン叩く。
「ママ、どこ?」烈だ。「鍵あけてちょうだい」と言うと「はーい」そして、鍵が開いた。
長い長い10分間だった。
1月21日(木):<引越し>
いよいよ引越しの日が近づいてきた。荷造りが、思うように進まない。
それと言うのも、舜が原因だ。ダンボールに、入れたはずの荷物が次から次へと、出され
てしまい、最後には箱を逆さまにして、自分が箱の中に入っている始末。おもちゃを預て
もビデオを見せても、烈はおとなしく遊んでいるにもかかわらず、舜は5分ともたない。
せっぱ詰まってきて、保育園で一時預かりをしてくれる事を、思い出し、電話してみた。
2,3ヵ所聞いてみたが、1月は職員の人数が足りないと言う理由で、断られた。
何とかやるしかない。天気のよい日は、散歩に出て昼寝させる。お風呂でゆっくり温まり
早く寝かせるなど、あの手この手で寝かせる作戦を立てた。近所の友達の協力もあり、
1日4時間ほど、荷造りできるようになり、何とか荷物がまとまってきた。
ダンボールが積み重なって行くのをみては、「すげえ〜」と言っては、喜んでいた。何もな
くなった押し入れに、入っては出て3人で遊んでいる。
大人にとっては、大変な引越しでも子供にとっては、好奇心を刺激する出来事の連続だった。
2月12日(金):<子供の勉強>
涼は、まだ幼稚園(年中)と思っていたら、来年は小学校だ。親同士の会話の中でも,
勉強の事が話題となってきた。
まずは、読み書き。小学校に入るまで、「あいうえお」はカタカナも読めて書けるのがあ
たりまえ。早い子は、漢字も覚えてきているらしい。
算数は、簡単なたしざん・引き算ができるようにしておくらしい。それもこれも、わたし
たち親の世代で 1学期かけて教えたものが、2.3週間と言う早さで授業が進んでいく
そうです。先生も、わかるまで教えてては 全部終える事はできないのが、実情のよう。
そこで親としては、予習や復習などに目を配ってやる必要があるとか…
それと、大事なことは、学習の習慣をつけること。たとえ、5分でも毎日机に向う事。こ
れが、幼稚園から小学校の低学年まで、親がしてやる大事な事と聞いた。
涼は、読むことはひらがなも、かたかなもできるが、書くことに関しては、全くダメ。
筆圧がなく、ふにゃふにゃした字で、本人もイヤイヤやっているので、「できない!!」と
怒ってしまう。教える難しさを痛感している。
ちょっと良い本を、見つけた。
「見える学力、見えない学力」 岸本裕史 大月書店
3月1日(月):<保育園への転入>
1月末、烈と舜が近くの保育園へ、入園が決まった。仕事を持ちながらの子育ては、大変だ。
どちらも、中途半端にはできない責任のある仕事だ。人気のある保育園だったので、
入園が決まってほっとした。
涼は、あと1年現在お世話になっている幼稚園でと、考えていたが、偶然 空きが出た
ということで、保育園へ入れる話をもらった。
幼稚園は,夏休み・冬休みが長い。普段、預かってくれる時間も 9時から14時。それ
に比べて、保育園は7時30分から19時まで。わたしにとっては、3人そろって保育園
に行ってくれた方が助かる。毎日の送り迎えや、各行事への参加を考えると、親の身勝手
かもしれないが、そうしてもらわないと困るのも実状だ。私も悩んだ。でも、涼にとって
も、良い機会だと思うことにした。
*兄弟3人で通えること(烈は、泣き虫 舜は、喘息がある。困った時に助け合えればいい)
*友達が増える(幼稚園の友達は小学校であえる)
*働く両親の姿を自然に受け止められるのでは...
(幼稚園のお母さん方は、専業主婦が多いが、保育園は仕事を持つ人がほとんどだ)
初めは嫌がっていた涼だが、「舜ちゃんと、烈と一緒に行ってあげる」と言ってくれた。
兄としての自覚があるのかと思ったら、本当に成長したなあと驚かされる。
さあ、3月だ。3人が、楽しく通園できるよう絵本袋やお弁当入れ、スモック、タオルなど
準備に頑張らなくては...
3月10日(水):<子育てセミナーで学んだ事 その1>
小学校までに必要な事
1.ひらがなの読み書き
ひらがなは、曲線でごちゃごちゃしていて、わかっていても書きやすいように書いてし
まい、うまく書けない。
時間をかけて、ゆっくり繰り返し、回数を重ねて練習する。
鉛筆を持つ指先に、力が入らないので、筆圧をつけるまで三角鉛筆が持ちやすい。
そして、迷路をたくさんやるとよい。
読み聞かせを、たくさんしてもらった子は、多くの文章を耳で聞いているため、想像力・
理解力がつく。文章問題が得意な子が多い。ヒントを見てわかる子も、例外なく読み聞
かせを多くされた子である。
知り得たことを、自分のものにするために、書くことは絶対大事になる。
2.数
数の順番、ならびを知る。100までではなく、200〜300ぐらいの数に慣れさせておく。
表をはったり、カードを使うとよい。
足し算・引き算。特に、足し算はすべての基本。繰り返し、練習するしかない。
時間の見方。生活の中で、覚えていけるよう言葉かけをしていく。
3,学習習慣をつける
能力はあっても、習慣がないと、机に向うとモジモジしたり、頭が痛くなったりする。
入学してすぐは、ランドセルをもって行くだけで精一杯。じっとしていなければならない
など、慣れないストレスで、勉強どこではない。1学期の学力ぐらいは、つけておいた方
が良い。
先生の判断にとらわれず、親の目で子供を伸ばしてあげましょう。
勉強の嫌いな子は、いない。やりたがらないのは、その子にとって難しいか、易しいか
程度にあっていないだけだ。親は、ちょうど良いものを見極めなくてはならない。
3月29日(月):<子育てセミナーで学んだ事 その2)
良く出来る子の母親とは...
*おおらかで、いらいらしない…母親の精神状態が安定しているため、子供はやる気がでる
*子供の事を受け止められる…器の大きい人
*よその子と比較しない…自分の子のペースを捕らえられている人
*子供に必要以上負荷をかけない…子供がつぶれてしまう
*待つ事ができる…成長を急がない
*自分の考えを持っている…情報に流されない
*仕事や趣味でも、自分の生きがいをもっている…子供がすべてではない
*素直な人…一つのことに固執しない などの共通点があると言う。
母親の感性が鈍っていると、子供の信号を見逃してしまう。
子供は、因を言わない。そのため、因を見極める力をつけておく必要がある。
当たり前の事のようだが、いざ子供を前にすると、「それはだめ」「こうしなさい」
などど、口走っている自分が情けない。
子供を伸ばしてあげる為には、自分も勉強して、人間として成長していかなければならな
いと思った。
4月10日(土):<登園開始>
4/7、涼・烈・舜3人揃って入園式のはずだった。3/31舜のお腹に発疹が、
出来だした。水疱瘡だった。体・頭・手足に大きな水疱ができ、「痒い…」「痛い…」の
繰り返し。結局、入園式には出席できなかった。
3日遅れて、舜は登園開始した。初めは慣らし保育のため、9時に送り10時30分に
お迎え。たった1時間半なのに、本人には長かったようで、迎えに行くと、泣きはしな
いものの、「何やってたんだ」と言う顔で走ってきた。保母さんの話だと、おやつには、
一切手をつけずオムツも替えさせてくれなかったと、随分緊張し,警戒しているんだと
驚かされた。声もほとんど出さないと聞いて、2度ビックリ。それでも、泣かずにがん
ばっている。
涼は、さすがに幼稚園に行っていただけあり、「やさしいお友達がいて、一緒に遊んだ」
と、楽しそうに2日がたった。水疱瘡らしき水疱を発見。予防接種しているのに…
小児科の先生も、予防接種しているわりには、派手に出ていると言っていた。でも、発疹
が殆ど水疱はできていない。熱もないので、本人も元気にしている。
烈は、保育園に行く事を一番楽しみにしていた。保育園のカバンを何処へ行くにも、
持ち歩き、「保育園に行く」と、会う人会う人に話していた。
しかし、慣れる事が人一倍 大変なことは、リトミックに通ったとき思い知らされ、正直
言って3人の中で一番心配だ。案の定、初めてのお迎えの日、保育園に置いておくはずの
絵本袋・粘土のケースは、持って帰ると大騒ぎ!余りに大きな声で泣き続けるので、持っ
て帰ってきた。言い出したら聞かない。みんなが遊んでいるのを寝そべって見ていたらし
い。リトミックの時と同じだ。周りの人を観察する時の行動だ。少しづつ慣れていってく
れればいいと、願うだけだ。
そして、烈も水疱が…
涼と烈は、しばらくお休み。(水疱がすべてカサブタになるまで)
4月20日(火):<元気に登園>
やっと、3人揃って登園し始めた。私一人の時間が、有ると思うと、なにをしようか
ドギマギしてしまう。子供がいては、はかどらない事、出来ない事をしようと、あれこれ
計画を立てる。
毎日の掃除、洗濯、片付けさえ、子供に邪魔されない、やればやっただけ能率が上がり
掛替えのない時間となって、返ってくる。
久し振りに、本でも読もうと、紀ノ国屋へ。目を引いたのは、話題の「五体不満足」
何となく、可愛そうな感情だけがあおられてしまいそうで、苦手だ。
ふと、「子供を追いつめるお母さんの口癖」というタイトルが、目に付いた。〜子供が
何を訴えているのか考える余裕が、いま、あなたの心の中にありますか?〜正直ドキっ!!
っとした。自分が忙しいと、子供に口うるさくなりがちだ。
著者の金盛浦子さんは、小学校の教諭を経て、カウンセラーとなった人。
私生活でも3人の子供を、育てている人。子供の心、母親の心を正確に捕らえていて、
日常の何気ない一言が、子供の心をキズつけてしまう事実に、驚いた。
もっと、ゆとりをもって、子供に接していかないと、子供の心は歪んでいく。
子供のSOSに早く気が付けば、子供が幼く抱っこしてゴメンネですむ。
しかし、気が付くのが遅くなればなるほど、問題が複雑になり、解決にも時間がががり、
エネルギーも必要となる。
5月6日(木):<いきたくな〜い>
5月にはいり、ゴールデンウイークが終わると、涼と烈は、保育園に行きたくないと
言い始めた。
ちょっと大人になった涼の何となく行きたくない病と、園に馴染めない(楽しみが
見出せない)烈の五月病。
それでも、8時30分になると、「靴はいて〜」涼には、「ゴミ捨て一緒に行ってくれる?」
と言ったり、とうり道の公園にいる「お馬さんいるかな」など興味をひき、連れ出して
いる毎日。
保育園につき、一番困るのが烈。帰ろうとする私に「ママ何処にいくの?」
「僕の事、置いて行かないで・・・」「僕ひとりぼっちで寂しい」そして、「え〜ん」と
泣き伏してしまう。後ろ髪引かれる思いで、園を後にする。
笑って「バイバイ」してくれる日が、待ちどうしい。
5月20日(木):<バーベキュー>
待ちに待ったバーベキューの当日、子供達の朝は早い。寝て居る間に
準備したかったのに、お菓子が入っているので隠してあったはずのリュックを
見つけて、中身をばら撒いている。朝ご飯の準備どこではない。
お弁当はいらないので、麦茶だけでいい。ヤキソバとお好み焼きもあると
聞いたが、子供の事を考えると、一応おにぎりを持って行こう。
忙しい私の事は考えず、子供達は外へ…。細いながら車の通りはあるので、
子供達だけでは危ない。なかなか中には入らない。ご飯を食べて、顔を洗って、
歯磨きをして…やることはイッパイあるのに、ああ〜いらいら。
何とか準備ができ出発!集合場所には、10分前に到着。「ああ〜よかった」と
思い車を降り様とした瞬間、目に入ったものは…。烈、靴下を履いているにも関わらず、
無理やり履いたビーチサンダル。山に行くって言って、靴下をはかせ、玄関にくつを並べ
ておいたのに、どうして…海に行くんじゃない!!靴を履き替えに、家に戻る。
どうにか出発。車で1時間ほど、子供同士仲良く席にかたまりワイワイ、ガヤガヤ。
そして、目的のアスレチックへ。ロープをつたったり、昇ったり、降りたり、くぐったり。
大ハッスル。ご飯も良く食べた。最後に焼いた、ウインナーは串に3つ刺して、だんご
3兄弟を大合唱。
帰りのバスは、お昼ねタイムと思ったら、マイクを持ち出し、歌い出す涼。童謡に合わ
せて歌っていた時は良かったが、次第に、替え歌になり、曲を無視しウルトラマンダイナ
を歌い出しだ。こうなると、マイクを離さない酔っ払い状態。そして、マイクのスイッチ
を切られた。
一緒に行ったみなさん、お騒がせしました。
いろいろあったが、楽しい一日だった。
5月30日(日):<運動会>
保育園の運動会が行われた。天気も良く、「エイ、エイ、オー!」と子供達もやる気満々。
私は、役員のため本部席の放送係。そんなに、厳粛なものではないので、入場行進から
カメラを手元におき、子供達を探していた。
2歳の舜はチューリップ組。ビニールの紐で作ったボンボンを持って、ちょっと不安げ
に立って「ママー ママー」と言いながら先生に言われた場所に立っている。
涼は、年長ゆり組。さすがに、きちんと整列し、次の行動にも気を配っている。そして、
烈は…。3才児の子供の中にもいない。もしや… イスにポツンと座っている子、発見!
あれかあ〜。朝の元気はどこへやら、先生に抱っこされても、いやがって泣き出し、うず
くまってしまう。何故すねてしまうのだろう?踊らなくていいから、みんなの邪魔になら
ないで、と願う。
かけっこが始まった。舜もがんばった。横を見て走ったので、4位。涼もスタートが
遅れたので4位。そして、烈は…走らない。怒って、半泣きの顔で、ふて腐れて歩いている。
初めての運動会に戸惑っているのか?
よし!!親子競技でがんばろう。
舜は、「アンパンマン大変身」 カードを引いて、そのキャラクターに変身するゲーム。舜
は、食パンマン。おめんをかぶり、ベルトを着けて、白いマントを付けてゴール。めでた
く3位。涼は、「もぐらゲーム」。ダンボールの中に入って、ころがっていく、キャタピラ。
がんばったが、前の人と重なってしまい等外。そして、烈は、「だんご3兄弟ゲーム」親子
で、おめんを一つづつかぶり(長男と三男)風船をふくらます。その風船を次男にして
二人で頬に挟んでゴール。なんと、烈は別人になり「ようし、いくぞ〜」と、掛け声も
勇ましく、私達は、一位になりました。烈もやればできる。一位の赤いリボンを胸に付け
胸を張って、家に帰りました。
6月12日(土):<動物>
ちょっと目を離すと、2歳の舜は、脱走する。玄関のドアも開けれるようになり、片ビッコ
の、サンダルを履いて、お向かいのコウチャン(猫)の所へ・・・。何をする訳でもないが、
好きらしい。
近頃、その隣の家のカメを見つけ、足を延ばしている。
保育園への、途中は田んぼがあり、おたまじゃくしを見つけては、大ハシャギ。蛙を
見つけては、奇声を上げて喜んでいる。園まで、自転車で、5分なのに20分はかかる。
近所の神社で、ありを集めている友達にあった。アリジゴクを飼っているので、餌を探しに、
きたらしい。聞けば、カメも8匹、ザリガニも3匹、アリジゴクも2・3匹飼っていて、
ベランダは、水槽だらけらしい。世話は、やっぱり、お母さん。すごいなあ〜。
「男の2人だから、しょうがないんですよ」と言われ、ウチは、3人とも男だし、興味があって
当然。虫も動物も、苦手な私には、しばらくは、ご近所で見学させてもらおうと思った。
7月1日(木):<プール開き>
園のベランダには、プールが準備された。職人さんが、組み立てるもので、深さ60cm
かなり広い。子供たちは、そわそわして、先生の目を盗んでは、プールの水に手を入れ
たりしている。プールの準備をしてきてくださいと、お便りが来ると、いよいよ はしゃぎ出す。
水着・タオル・帽子・ビニールの手提げ。「着てみたい」といって、烈は半日水着を着て、
家の中をうろうろしている。舜も、帽子をかぶり、ビニールの手提げを抱え、
「しまっておこうよ」と、言っても「しゅんの、しゅんの、」と、離さない。
プール開きは、あいにく雨。普段は、天気予報など、見ない子が、3人でテレビをみて
お日様印に「やったあ!!晴れだぁ」と、涼が叫ぶと、2人も万歳している。その天気は、
九州地方で、新潟は雨なのに…。
